「PLUG(プラグ)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「仮想通貨プロジェクトのCentralityが手がけているらしいけど、どんなコインなの?」
と、PLUGについて気になっていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
PLUG(プラグ)とは
PLUGとは、仮想通貨業界で課題となっている「相互運用性」を提供するプロジェクト。
仮想通貨プロジェクトCentralityと、イングランド拠点の企業Qadreが協力することで開発されています。
なお、PLUGは2018年3月にICOを実施。1PLUG=約0.035ドルで販売を行い、資金調達に成功しています。
仮想通貨同士の「相互運用性」を解決
上記で登場した「相互運用性」とはどのような意味でしょうか?
仮想通貨PLUGは、プラグ(コンセント)のことで、日本語でつなぎ合わせることを意味します。
仮想通貨業界には無数のコインが存在していますが、それぞれ異なる規格の仮想通貨が乱立していることで、ユーザーの利便性を低下させています。
たとえば、ビットコインとイーサリアムの各ユーザーは、それぞれお金をやり取りしようとすると、直接取引できないことがわかるでしょう。
この垣根を無くし、互いにやり取りできる状態を「相互運用性」といいます。
PLUGは異なるブロックチェーンを持つ仮想通貨同士をコンセントのようにつなぎ合わせます。
それを無数の仮想通貨で行い、網の目のように張りめぐらせることで、ブロックチェーン・仮想通貨業界をひとつにすることを目指しているのです。
Centralityとの深い関係
PLUGは、知名度のある仮想通貨プロジェクトCentralityが手がけています。
Centralityはニュージーランドを拠点としている仮想通貨で、DApps(分散型アプリケーション)を手軽に開発することができるプラットフォームとして機能します。
2018年1月に行われたCentralityのICOでは、開始6分で100億円相当の圧倒的ともいえる資金調達に成功。
また技術力も伴っており、投資家から高く評価されるプロジェクトとなっています。
CentralityとPLUGは、互いの弱点を補い合うように設計されています。
たとえばCentralityは、イーサリアム上で稼働させているDApps(分散型アプリケーション)を、自らのCentrality上に移動させることを狙っています。
しかしイーサリアムとCentralityでは仕様が異なるため、簡単に移動ができないことがあります。
そんなとき、PLUGでイーサリアムとCentralityをつなぎ合わせ、相互運用させることができます。
PLUGの将来性は?
それでは、PLUGの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
今後増加する「ブロックチェーン」の採用
上記でPLUGの役割について、異なる仮想通貨同士を相互運用することであるとご説明しました。
しかしPLUGはそれに加え、現在、ブロックチェーンや仮想通貨を利用していない企業のサービスに、ブロックチェーンを導入させることが可能。
今後、コスト削減やセキュリティ向上などを狙って、多くの企業がブロックチェーンを採用すると考えられます。
結果、PLUGへの需要が高まることが期待されます。
PLUGは「Python」で開発可能
ブロックチェーンの開発では、多くの場合、特殊なプログラミング言語を用いる必要があります。
そのためプログラマーの中でもごく一部の人しか開発できず、ブロックチェーン導入が頓挫することも多いのです。
しかしPLUGは、もっともメジャーな部類に入るプログラミング言語の「Python」で開発できます。
これにより、ブロックチェーン企業や仮想通貨企業に限らず、一般企業でもアプリをブロックチェーン上に移行させることができます。
Centralityのブランド力を今後どう活かすか
仮想通貨の相互運用性をテーマとするプロジェクトは他にもありますが、PLUGは、Centralityが開発しているのが強み。
このことは、投資家から高く評価され、価格上昇につながる土台となっています。
2019年10月、PLUGがわずか1ヶ月ほどで約5倍に急騰したことがありました。
このとき、同時に上昇していたのがCentrality。
PLUGはCentralityが開発しているので「連れ高」したわけですね。
PLUGはCentralityと切っても切れない関係にあることが、大きな強みだといえます。
最近、PLUGのプロジェクトに大きな進展がみられなくなっていますが、Centralityのブランド力を活かしてもう一度存在感をみせてほしいですね。
PLUGの買い方
PLUGは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のSINGULAR Xで買うことができます。