「Ravencoin(レイヴンコイン/RVN)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「STO(セキュリティトークンオファリング)分野での応用が期待されているらしいけど、将来性について知りたいな」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Ravencoin(レイヴンコイン)とは
Ravencoinとは、仮想通貨の仕組みを使って「資産の転移」を簡単に行えるようにすることが目的のプロジェクト。
ビットコインのコードを元に作成されたアルトコインであり、ビットコインと同様のアルゴリズム「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」が使われています。
しかし、Ravencoinにはビットコインと違う特徴もあります。
- 「仮想通貨プロジェクト」の作成機能がある(プロジェクト内で独自トークンの作成が可能)
- 独自のマイニングシステムが採用されていることで、51%攻撃に強い(マイニング業者による乗っ取りが起きにくい)
- ASIC耐性を持つ
- ブロックチェーンの「ブロック」承認時間は1分(ビットコインは10分なので、理論上は送金が10倍早い)
ビットコインの性質を踏襲しながらも、ビットコインにはないオリジナリティも備えています。
Ravencoinは「PoW」と「X16R」を採用
Ravencoinでは、ビットコインと同じコンセンサスアルゴリズム「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」を採用しています。
しかしマイニングのアルゴリズムについては、ビットコインと異なる「X16R」を採用。
これは一口でいえば、ASIC(マイニング専用のコンピュータ)での計算が行えないようにするためのアルゴリズムです(「ASIC耐性」とも呼ばれます)。
ビットコインのマイニング業者は、ASICを当然のようにフル活用しており、業者間の競争が激化しています。よって、個人が家庭用パソコンでマイニングに参入する余地はありません。
しかしRavencoinはASIC耐性があるので、より多くの人がマイニングに参加し利益を得るチャンスがあります。
結果、ビットコインのように中国のマイニング業者に計算シェアを独占されるといったことが起きにくく、Ravencoinがより非中央集権的になりやすいというわけですね。
仮想通貨の王様であるビットコインの仕組みを基本的には採用しながら、より民主的な仮想通貨を目指しているのがRavencoinなのです。
コンセプトのイメージが伝わりましたか?
Ravencoinの将来性は?
それでは、Ravencoinの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Ravencoinは「一部のユーザー」から根強い支持!
ビットコインにはその民主的なコンセプトもあって、根強い支持者が存在しています。
しかしその点では、Ravencoinも負けていません!
Ravencoinには、「特定の管理者がいない」ことはもちろん、
- 「ソースが公開されている」
- 「誰でも開発に参加できる」
- 「利益を得ている主体は誰でも参加できるマイナーのみ」
- 「ICOは実施していない」
という特徴があります。
つまり、「創設者だけがガッポリな通貨はイヤだ!」と考えている人から熱烈な歓迎を受けているんですね。
Ravencoinは今後、STO分野への応用も
STO(セキュリティトークンオファリング)とは、規制に準拠したICOのことです。
セキュリティとは「有価証券」のことで、たとえば企業がトークン(仮想通貨)の形で株を発行した場合などは「STOを発行した」ことになります。
STOは今後、世界中で成長が期待されている分野であり、国内の大手企業もSTOプラットフォームの設立に動き出していたりしますね。
実は、Ravencoinを使うことでも企業はセキュリティトークンを発行することができます。
僕もこの点に注目していて、Ravencoinの以下のような機能はSTOに最適です。
- 独自トークンが発行可能(もちろん数量、トークン名を自由に設定)
- トークンの「所有権」を指定できる
- トークン所有者への「メッセージ機能」がある
- 利益分配機能がある
これを使えば、「RavencoinでSTOを発行し、株式利益を配当金としてホルダーに還元。お知らせがあればメッセージし、トークン紛失時には所有権の証明で対応」なんてことが可能です。
ビットコインのソースコードを元にしていることも、企業やSTO投資家に受け入れられやすいのではないかと考えられます。
Ravencoinの買い方
Ravencoinは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。