「Sora(ソラ/XOR)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「日本のソラミツ株式会社が開発している仮想通貨らしいけど、将来性は高いの?」
と、Soraについて疑問を感じていませんか?
そこで今回は、以下のポイントについて徹底解説。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Sora(ソラ)とは
Soraとは、ソラミツ株式会社(東京都渋谷区)が開発している仮想通貨プラットフォーム。独自トークンのひとつ「XOR」は、プラットフォームSora上で、取引手数料の決済になどに使われます。
Soraは、将来的に特定の管理者不在の(分散型の)「中央銀行」になることを目指しています。
仮想通貨Polkadotのネットワークに外部ブロックチェーン(たとえばイーサリアム)をつなげることにより、相互運用し、分散型世界を「ブリッジ」します。
これにより、「民主的に割り当てられた資本の自由な流れをもとに繁栄した、健全な社会」を支えるプロダクトになる、としています。
XORトークンとは?
Soraの独自トークンについてもう少し詳しくみてみましょう。
XORは、プラットフォーム(SORAネットワーク)を利用する際の「取引手数料」および、プロジェクト上で管理を担う「ガバナンス」の権利を持つトークンです。
前者の取引手数料については、イーサリアムのガス(Gas)に似た仕組みですね。
後者のガバナンスについては、一定数以上のトークンを保有していると「SORA議会」に参加でき、プロジェクトの方向性に関与することができます。
また、Sora上の取引の正当性を検証し、承認する権利を得られます。
Soraには、後述するように「Polkaswap」というプロダクトがありますが、PolkaswapにXORを預けて流動性を提供し、代わりに利息収入を得ることもできます。
Soraの将来性は?
それでは、Soraの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
非中央集権的世界の「中央銀行」になる?
Soraは、仮想通貨業界における「中央銀行」になるという、野心的な目標を掲げています。
そのため、現代社会で中心となっている「中央集権的経済システム」に対し、「仮想通貨の経済システム」が競争力を持つにはどうすればいいのか、について研究が行われてきました。
具体的には、ドイツのエコノミストであり、サウサンプトン大学の経済学教授である「リチャード・ヴェルナー氏」が研究した経済理論をベースとして、2018年には山口氏というエコノミストのサポートを受けながら、論理を構築しているようです。
仮想通貨界の「中央銀行」に本当になることができれば、独自トークンの上昇も間違いないでしょう。
目先は「Polkaswap」に注目か
とはいえ当然ながら、2021年現在、Soraはまだ「中央銀行」には至っていません。
そこで短期的には、まずSoraの分散型金融(DeFi)系のプロダクトである「Polkaswap」の動向に注目すべきでしょう。
Polkaswapとは、仮想通貨「Polkadot」ブロックチェーンを活用した、分散型取引所(DEX)のひとつ。
とはいえただのDEXではなく、複数のDEXの中から最良のレートを選択し、約定してくれる「DEXアグリゲーター」となります。
注目したいのが、仮想通貨業界全体で、DEXアグリゲーターの需要は右肩上がりに成長していること。
この波に乗ってPolkaswapの取引量が増えれば、(XORはPolkaswapの手数料や、流動性マイニングに使われるため)トークン価格の上昇が期待できるでしょう。
またPolkaswapは、Sora上に構築されています。
そのため、Polkaswapの取引量が増えると、間接的にSoraの利用料であるXORのニーズが増加するため、やはり価格上昇につながると考えられますね。
Soraの買い方
Soraは国内取引所では取り扱いがありません。
海外取引所のUniswapで買うことができます。