「Symbol(シンボル/XYM)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「国内取引所での取り扱いも始まっているけど、将来性はどうなの?」
と思っていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Symbol(シンボル)とは
Symbolとは、仮想通貨ネムが大型アップデート「カタパルト」を経て誕生した新たな仮想通貨で、2021年3月にローンチされました。
基本的にはネムの仕組みを引き継ぎながらも、Symbolへと移行することで、以下のような点が改善されます。
- スケーラビリティ改善。取引処理は4000件/秒と、VISAカード並みに
- 集約トランザクションとマルチレベルサインアカウントの導入(セキュリティの向上など)
特に注目したいのが、トランザクション処理数。
ビットコイン(BTC)が1秒間に約5~8、イーサリアム(ETH)が約13~15、リップル(XRP)約1000~2000の処理数となっている中、Symbolは約4000と圧倒的な数値を記録しています。
「Symbol」と「ネム」の関係は?
Symbolはネムと深い関係のある仮想通貨として知られています。
たとえば、Symbolを開発しているのは、ネムと同じ「NEMグループ」です。
しかし原則として、「Symbolとネムは別の仮想通貨」だと覚えておきましょう。
Symbolリリースがリリースされた後も、Symbolとネムは平行して存在し続けます。
幅広い用途のプラットフォームのネムに対し、Symbolはブロックチェーンに高い処理能力を求める企業(エンタープライズ)向けという点で、ネムとは差別化が行われています。
独自トークンのXYMとは
Symbolの独自トークンである「XYM」には、以下の3つの用途があります。
- Symbolのブロックチェーンの取引(トランザクション)手数料が支払え
- 10000XYMを保有すると、ハーベスター(ビットコインのマイナーに相当)になることができる
- ハーベスティング(ビットコインのマイニングに相当)の報酬を受け取る
「XYM」はSymbolで幅広い用途があるトークンです。
Symbolの将来性は?
それでは、Symbolの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Symbolはスケーラビリティ問題を解決している
多くの仮想通貨は、データ容量が大きすぎて取引手数料が高くなる「スケーラビリティの問題」を抱えています。
たとえば、Symbolのライバルのイーサリアム(ETH)では、トランザクション1回で数千円もの手数料が発生してしまうケースもあります。
そんな中でユーザーは、イーサリアムの代替手段となるSymbolなどの「手数料の安い仮想通貨」を探しています。
Symbolは、トランザクション処理能力が約3000〜4000件/秒と高いため、キャパシティに余裕があり、人気が高まっても手数料が安価です。
この強みを活かして、仮想通貨決済や、新トークンの発行など、幅広い用途で活躍していくと考えられます。
SymbolもNFT(ノンファンジブルトークン)に参入!
2021年5月、Symbolは、サッカー選手に対応したNFTを販売すると発表しています。
1970年代から1980年代に活躍した「レジェンド」であるケニー・ダルグリッシュ氏や、現役スター選手のリヤド・マフレズ選手のNFTが一例とのこと。
これはSymbolのNFTへの本格参入の合図とも考えられ、うまくニーズを捉えられれば、爆発的な上昇も期待できるでしょう。
Symbolがかつてのネムのように仮想通貨業界で輝きを放つかは、NFTでの成功にかかっています!
Symbolは国家の「規制」に対応しているので安心
Symbolは記事執筆時点で、国内取引所Zaifで取り扱われています。
なぜ規制の厳しい国内取引所への上場に成功したかというと、それはSymbolが国の「規制」に対応しやすいことが挙げられます。
Symbolには、独自トークンを発行するモザイクと呼ばれる機能があります。
ただ、独自トークンは「有価証券」に該当しやすく、国家の規制に違反しやすいのも事実。
そこでSymbolには、KYC(本人確認)の機能が組み込まれており、KCYを完了したユーザーのみがトークンを保有するといったことが可能です。
これは、国が認めたセキュリティトークンの売買などに有効活用できるため、Symbolは規制の枠組みの中でも支持される可能性があります。
symbolの買い方
symbolは国内大手取引所のZaifで購入できます。