「THORChain(RUNE)ってどんな仮想通貨なんだろう」「今後上昇が見込めるなら、投資を検討したいな」と思っていませんか?
仮想通貨THORChainは、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスともつながりのあるプロジェクト。
一口で言えば、ブロックチェーン同士をまたぐ「クロスチェーン」を提供し、それによって仮想通貨同士を交換するサービスを提供しています。
この記事では、
- 仮想通貨THORChain(RUNE)とは?
- THORChainの将来性は?
- THORChainでインカムゲイン(利息収入)を得る方法
- THORChainが購入できる取引所
といった内容について順番に解説します。
少し理解するのが難しいTHORChainですが、この記事を読めば、全体的なイメージを簡単につかむことができるでしょう。
仮想通貨THORChain(RUNE)とは?
仮想通貨THORChainは、異なるブロックチェーンを繋ぎ、異なる仮想通貨同士を交換することができるクロスチェーンの仮想通貨プロジェクト。
BEPSwapという企業が開発しています。
たとえば、ビットフライヤーや、コインチェックといった仮想通貨取引所イメージしてみましょう。
この方法でも、異なる仮想通貨同士を交換することができますが、一般的な取引所には「特定の管理者(企業)」が存在しますよね。
仮想通貨THORChainの交換サービスでは特定の管理者は存在せず、あくまで自律的な仕組み(コード)のみでトークンスワップ(交換)を実現することができます。
仮想通貨上級者の方は、特定の管理者が存在しない「分散型」のサービスと聞くと、「処理能力が低いのでは?」と気になってしまうところですが、THORChainのトークンスワップは10秒以内に完了するなどスムーズであることも特徴のひとつです。
Binance Chainにもサービスを提供
仮想通貨THORChainは、バイナンスの独自チェーン「Binance Chain」に対し、トークンスワップサービスを提供しています。
どのような意味でしょうか?
Binance Chainには、ある問題がありました。
それは、リップル社が発行する仮想通貨XRPを、取引所「バイナンス DEX」に上場させることができないということ。
なぜならバイナンスDEXは、「Binance Chain」上で発行された仮想通貨しかその仕組み上、取り扱うことができないからです(XRPは、Binance Chain上で発行された通貨ではありません)。
そこで登場したのが「バイナンス版XRP」(XRP-BF2)。
これは純正のリップル(XRP)とは別に、Binance Chain上で発行された疑似的なXRPです。
当然、「バイナンス版XRP」が「純正XRP」と同じ価値を保つためには、それぞれを等価交換できる必要があります。
そこでTHORChainが、双方のトークンスワップを提供しているのです。
仮想通貨THORChain(RUNE)の将来性は?
ここからは、仮想通貨THORChainの将来性について考えてみましょう。
THORChainの将来性を考える上で、以下のポイントが重要となるでしょう。
「特定の管理主体を持たない交換サービス」のニーズは拡大中
特定の管理者が存在しないTHORChainのような交換サービスを利用するメリットは、セキュリティが非常に強固なことです。
たとえば、一般的な仮想通貨取引所とは違い、仮想通貨THORChainでは、あなたの仮想通貨を取引所に預け入れる必要がありません。
あなたの自前のウォレットに入れたまま仮想通貨を交換できるので、「取引所がハッキングされて盗まれてしまった!」といったことは理論上発生しないのです。
こうした点は、特定の管理者が存在しない分散型取引所(DEX)にも共通しており、そのメリットが認識されつつあります。
事実、DEXの取引高の推移(2019年1月〜2020年6月)も、以下のように上昇傾向。
DEX=THORChainではありませんが、将来的な需要増加を示唆しているといえます。
THORChainはステーキング収入が得られる
仮想通貨THORChainはステーキングが可能です。
ステーキングとは、仮想通貨を「預け入れ」することで利息収入を得る行為のこと。
仮想通貨THORChainは、特定の管理者が存在しない分散型の仮想通貨なので、参加者全員で、その取引が正しいかどうかをチェック(承認)する仕組みとなっています(この点は、ビットコインなどと同じですね)。
仮想通貨THORChainでは、独自トークンのRUNEを預け入れることで取引の正しさのチェックに参加し、システムの維持に貢献できます。
そして、その対価として利息収入を得ることができるのです。
実は、THORChainは他の仮想通貨と比べ、ステーキングユーザーが非常に多いことが分かっています。
以下の画像をご覧ください。
このように、「THORChainの総供給量の70%強」がステーキングに回されています。
つまり、総供給量の約70%は「すぐに売れない」状態にあるということなので、この傾向が続く限り、今後も下落しにくい地合いとなるでしょう。
なお、仮想通貨THORChainのステーキングは、バイナンスDEXで可能なのですが、バイナンスDEXは日本在住者の利用を制限しています。
そのため、「TrustWallet」を使ってステーキングするといいでしょう。
仮想通貨THORChain(RUNE)の購入方法
THORChainは、2020年9月現在、日本の取引所では購入できません。
しかし海外取引所最大手のバイナンスで簡単に購入できます。