こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→下落!
今日のビットコイン深夜から下落を始め、最大で35万5千円まで値を落としました。
時価総額トップ10通貨では、ライトコインが約2%上昇するも、ほとんどの通貨で下落となっています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でRevain (R)が約11%の上昇。
プロジェクトによりプラットフォームが継続的に強化されており、上昇に繋がっていますね。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①仮想通貨「ガチホ」でも含み益に税金発生!?法人税の税制改正で
平成31年税制改正案 仮想通貨、法人税法上も時価法へ改正 https://t.co/OnO2B6JjNY
時価で算定だと…?🤔それなら仮想通貨の長期保有は個人の方がマシなのでは🤔🤔
— 名もない猫@美人主婦 (@cryptopayments3) 2018年12月13日
平成31年(2019年)度も税制改正が行われます。
そこで法人税が改正され、ホールドしていた仮想通貨を売却せずとも、含み益を利益とみなして税金がかかることが明らかになりました。
大前提として、仮想通貨の売却益は課税対象となります。
個人は最大55%、法人は最大23.2%の税率が適用される点はこれまでと同じ。
また個人においては、「ガチホ」した仮想通貨の含み益を利益とみなさず、翌年に持ち越せることも、これまでと同様です。
今回の変更は、あくまで「法人税」に適用されるものですが、一定規模以上のトレーダーは多くの場合、節税のため法人化しているため、影響は決して小さくはありません。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ビットコイン下落加速!なんと「35万円台」を記録
米仮想通貨決済企業サークル社創業者 ビットコインは3年で「大幅に値上がり」 https://t.co/vLwI7FKRl5 via @JpCointelegraph
— コインテレグラフ🎄仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年12月15日
ビットコイン(BTC)が2018年初最安値を、再び更新しました。
12月9日~10日にかけてBTCは36万円ジャストで下げ止まり、上昇へと転換。
一時期、約41.4万円の高値を付けました。
しかしその後ズルズルを値を下げ、本日(12月15日)、最安値となる「35.4万円」を記録。
今後、どのような展開が考えられるでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★★)
仮想通貨の有識者の多くも、今の相場を「下げすぎ」だとみています。
ファンドストラットのトム・リー氏(アナリスト)は、ビットコインは1万3800ドルから1万4800ドル(約156~168万円)が適性価格で、今は割安過ぎるとしています。
では、いつ上昇トレンドへと転じるのか?
1つの節目となるのは、3000ドル(約34.2万円)でしょう。
2017年の仮想通貨バブルがスタートする前の水準であり、数字の区切りもいいので、買いが入りやすいポイントです。
もし3000ドルまで下がったら、そこで強い買いが入るかを見極めながら、作戦を立てていくつもりです!
③金融庁、仮想通貨デリバティブ上場は「認められない」
仮想通貨の規制強化へ、資金調達の開示義務など=金融庁・報告書案 https://t.co/TirAM4upnz
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2018年12月14日
金融庁は12月14日、「仮想通貨交換業等に関する研究会」を開催。
その中で、「仮想通貨を原資産とするデリバティブ(金融派生商品)の上場は、現時点では認められない」とする方針を明らかにしました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仮想通貨におけるデリバティブには、「先物」「ビットコインFX」などがありますね。
細かい話を抜きにすると、「仮想通貨を原資とし、高いレバレッジをかけられる」のがデリバティブ取引の特徴です。
金融庁はこうしたデリバティブの「上場」は現時点では認められないとしていますが、これは「どこへの上場」を指しているのか?
おそらく、「証券取引所」でしょう(仮想通貨取引所には、すでにビットコインFXなどのデリバティブ取引が上場済み)。
日本の証券取引所にビットコイン先物などを上場させるのはもう少し先だ、という金融庁の方針がうかがえますね。
日本はアメリカに「右に習え」の傾向があるので、まず、アメリカでの「ビットコインETF」承認を経てから、といったところでしょう。
④ステーブルコイン「Basis」が完全シャットダウン!
期待されていたステーブルコインプロジェクトの一つBasisがシャットダウン。
a16zら有名ファンドも投資していた。 https://t.co/Cv20Rmwn7l
— mineCC (@ETHxCC) 2018年12月13日
ここ数ヶ月で新顔のステーブルコイン(安定通貨)が続々と登場していますが、そのうちの1つ「Basis」が完全にシャットダウンし、ICOで集めた全額を投資家に返金するとを公表しました。
BasisのCEOであるアルナジ氏は、同プロジェクトで使用されるBondトークンが「有価証券」に該当することが分かったとし、またそれを避けるすべがないことをから、撤退は余儀ないと説明しています。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仮想通貨が「有価証券」に分類されてしまうと、SECに規制され、仮想通貨取引所に上場できなくなってしまいます。
こうなると当然、ステーブルコインとしての役割は果たせませんね。
結果、シャットダウンはやむなしといったところでしょう。
僕はこれ、氷山の一角に過ぎず、今後も「有価証券」を宣告され退場するトークンが続出すると考えています。
個人的には、古くなりつつある「有価証券」の定義をデジタル時代に合わせて作り直すことが仮想通貨の発展には欠かせないと感じますね。
明日のビットコイン相場
現在の値動きを見ると、どの時間足でも下落が進行しそうな形をしており、下目線なのは間違いないでしょう。
そして今ビットコインが推移している35万円代のラインは、どこの節目でもない非常に中途半端な価格帯です。
意識される節目がないと言う事は、買いが入りにくい相場環境と言う事です。
買いが入りやすくなるためには次の節目まで落とす必要があるので、このまま下落が進行すると考えると、次の節目である30万円付近までは落ちてくるでしょう。
そこまで落ちれば流石に底固くなってくると思いますので大反発を期待したいですね。
節目
相場が反転しやすい価格帯のこと。過去の高値や安値、しばらく価格が持ち合った水準が節目となりやすい。
本日のまとめ
- ①仮想通貨「ガチホ」でも含み益に税金発生!?法人税の税制改正で
- ②ビットコイン下落加速!なんと「35万円台」を記録
- ③金融庁、仮想通貨デリバティブ上場は「認められない」
- ④ステーブルコイン「Basis」が完全シャットダウン!
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
「法人税」の仕組みを大幅に変えてきましたね。
現在は、仮想通貨が下落トレンドにあるので、損を出している人が多く、税制改正の影響はあまりないでしょう。
しかし、2017年のような仮想通貨バブルが再来するとどうなるか?
いろんな意見があると思いますが、個人的には売り圧力が増えるだけの改悪だと考えています。
まあ、決められたルールで戦うしかないので、、、割り切っていきましょう!