世界最大級の取引所バイナンスが分散型取引所(DEX)を発表!   

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

2017年の仮想通貨元年に続き、2018年は分散型取引所(DEX)元年となるかもしれません。

世界最大の取引量を誇る取引所「バイナンス」が分散型取引所(DEX)を開発していることが分かりました。

少し前から、「次はDEXが来る!」といわれてきたので、ついに来たかという感じですね。

今回はこのニュースの詳細をご紹介するとともに、分散型取引所(DEX)とはどのようなものなのかについて、おさらいしておきたいと思います。     

今年は分散型取引所(DEX)が飛躍する予感

バイナンスは独自のブロックチェーン「Binance Chain」を開発し、そのシステム上で分散型取引所(DEX)のリリースを予定しているようです。

2018年3月現在、分散型取引所(DEX)はまだ大きく注目されていません。

それよりも、国内ならビットフライヤー、海外ならバイナンスのような企業による取引所が注目されていますね。

しかし実は、少しずつ分散型取引所(DEX)が力を付けてきていることも忘れてはいけないのです。

バイナンスなどのパワフルな企業によって分散型取引所(DEX)が開発される段階となったことで、これからは分散型取引所が取引所のメインとなる可能性もあります。

分散型取引所(DEX)を試しに使ってみる、そしてどういうものなのか感じてみる、といったことが僕たち投資家にも求められるようになっています。

分散型取引所(DEX)とは?

バイナンスが開発を進めている分散型取引所(DEX)とはどのようなものかを理解しておきましょう。

理屈さえ分かってしまえばそれほど難しいものではありません。

皆さんがお使いの取引所を思い浮かべてみると、まず「運営会社」があって、その「社員」さんがいて、そういった“特定の管理者”によって取引所が動いていますよね。

このような一般的な取引所を、中央集権的な取引所といいます。

一方、分散型取引所(DEX)の場合、その取引所に「運営会社」はなく、もちろん「社員」もいません。

ブロックチェーン上で稼働しており、自動的にシステムが動いているイメージです。

たとえばビットコインに「運営会社」はありませんが、ちゃんと動いていますよね。

同じように分散型取引所(DEX)も、独立して稼働しているのです。

そのほか、分散型取引所(DEX)にはいくつかの特徴があります。

詳しくみてみましょう。

【DEXはハッキングや破産のリスクがない】

分散型取引所(DEX)には運営会社がないので、当然ながら会社が倒産してお金が引き出せなくなる!というリスクがありません。

また、セキュリティに人間がほぼ関わっていないため、コインチェックやマウントゴックスのように人為的ミスも発生する余地がありません。

これが高セキュリティの秘訣でもあります。

【「サポートがない」いうデメリットも】

分散型取引所(DEX)のデメリットとして、万が一の際のサポートがないことがあげられます。

運営会社がなく無人で稼働しているので、当然、電話やメールで誰かが答えてくれることはありません。(コミュニティで聞くことは可能です)

サポート力が低いのではなく、もはや「ない」ので、そのつもりで使う必要があります。

【国家による規制が届きにくい】

堂々とメリットとしてあげてよいのか分かりませんが、分散型取引所(DEX)は無人で稼働していることから、国家の規制によって閉鎖される恐れがありません。

もし仮に、仮想通貨規制が世界中に広がった際、下落した仮想通貨をDEX経由で買い支えてくれることが期待されるので、仮想通貨の価値が保つことに一役買うのではないかと考えられます。

本来の「バイナンス」も優秀なのでオススメ

分散型取引所(DEX)を開発中のバイナンスですが、純粋な1つの取引所としても非常に優秀です。

新たに開発されている「Binance Chain」の取引所ではなく、すでに稼働している「バイナンス」のほうの取引所ですね。

「手数料が格安(一律0.05~0.1%)」「日本語に対応」「100種類以上の取り扱い通貨」と3拍子そろったスペックとなっており、おそらく総合力はNo.1でしょう。

上記に分散型取引所(DEX)のメリットを述べたばかりなのですが、現在はまだ、DEXは軒並み「出来高がほとんどない」のでメインの取引所として使うことはできません。