早くも底打ち!?新興国からの仮想通貨需要でビットコインは反転

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは105万円台で推移しており、ここ24時間で約1%上昇。

時価総額トップ10では、カルダノ(ADA)約13%も上昇していますね。

またアルトコインでは、リップル社のガーリングハウスCEOが、ブラジルの中央銀行の総裁と「会議」を行ったという材料がありましたので、後述します。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①早くも底打ち!?新興国からの仮想通貨需要でビットコインは反転

ビットコインは2日深夜から3日の早朝にかけて、110.4万円→101.4万円まで約8%以上急落。

しかし4日現在では、ビットコインは105万円台で推移しており、ほぼ半値戻しまで回復しました。

この回復の背景には、アルゼンチン、フィリピンといった新興国からの仮想通貨需要が増加があげられます。

Paxfulの出来高

上図のように、仮想通貨取引所Paxfulにおける出来高(取引量)は、フィリピン(左)とアルゼンチン(右)で、大きく増加していることがわかります。

また、別の取引所LocalBitcoinsにおいては、4月と5月、ロシアの取引量が最高を記録しています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

アルゼンチン、フィリピン、ロシアの法定通貨は、いずれも日本円や米ドルなどよりも、信頼性が低いという特徴があります。

時価総額が小さく、ボラティリティも高いですね。

新型コロナウイルスで通貨安が懸念されるこのタイミングで、これら新興国の取引量が増加しているということは、「コロナによる先行き不安をビットコインでヘッジしよう」という動きが大きくなっているということ。

この新興国からのBTC需要の増大は、半減期後の下落しやすい時期でありながらもビットコインが「妙な強さ」を保っている理由ですね。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • 仮想通貨擁護派の「クリプトママ」として知られるHester Peirce氏が、米証券取引委員会(SEC)のコミッショナーとして2025年まで続投へ
  • テゾスの集団訴訟で、2500万ドルの「和解」に向けたホームページが開設。和解が成立すればテゾスにとっても好材料
  • 世界的経済メディアのブルームバーグがレポートで「ビットコインが上昇しないのはおかしい」として2020年内に2万ドル(約216万円)までの上昇を予想
  • 米金融最大手フィデリティ出資企業が200銘柄に対応する「仮想通貨の高速送金ネットワーク」をローンチしたことが判明

なお仮想通貨XRPを発行するリップル社のガーリングハウスCEOが、ブラジルの中央銀行のRoberto Campos Neto総裁と「こっそりと会議」したことが判明しています。

内容は完全に非公開となっていますが、どうやら「金融機関案件」とのこと。

国をまたぐクロスボーダー送金市場をターゲットとするXRPにとっては、ブラジルは非常に魅力的であり、喉から手が出るほどほしいマーケットです。

ブラジルで大規模なリップル採用の前触れかもしれないので、注目しましょう!

本日のまとめ

  • ビットコインは105万円台で推移しており、ほぼ半値戻しまで回復。背景には、アルゼンチン、フィリピン、ロシアといった通貨不安を抱える国からのビットコイン需要の高まりがある

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!