「ビットコインは約5380万円に」米国とイランの「ハッシュ戦争」で

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→横ばい

本日、ビットコインは98万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。

時価総額トップ10でも、すべてのコインでほぼ変動がありませんね。

なおアルトコインでは、「ICHIBAコイン(ICB)」が日本暗号資産市場から発行予定。めずらしい日本円連動型のステーブルコインなので、詳細を後述していきます。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①「ビットコインは約5380万円に」米国とイランの「ハッシュ戦争」で

仮想通貨に詳しい経済ジャーナリストとして知られるマックス・カイザー氏は、テレビ番組「カイザー・レポート」の中で、ビットコインは50万ドル(約5380万円)に上昇すると予想。

50万ドルといえば、現在価格(約1万ドル)の50倍に相当します。

マックス・カイザー氏がここまでビットコインに強気なのは、アメリカが、イランやベネズエラと「ハッシュ戦争」を始めると予想しているから(ハッシュ戦争とは、マイニングパワーの値を競い合うこと)。

イランはすでに世界のハッシュレートの3%ほどのシェアがあり、ベネズエラもすぐに同程度まで上昇させると予想されることから、これにアメリカが黙っているはずがないと同氏は考えます。

「ある時点で米国は『ビットコインをマイニングする21世紀レースに参加する』と宣言するだろう。そこからハッシュレートの20%を求めるようになる。」

ちなみに、ビットコインがこれまでの上昇のペースを保てると仮定すると、50万ドルへの到達は2025~2026年頃ということになります。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

にわかに信じがたい強気予想ではありますよね。

しかし、ハッシュレートはビットコイン価格との連動性が高い指標なので、もしアメリカが国家戦略としてマイニングをすれば、BTC価格50万ドルも見えてくるでしょう。

ベネズエラは、ビットコインのマイニング産業に今後3年間で約796億円の投資誘致を行っており、アメリカがこれに対抗するかが注目されます。

ただしまだその予兆すらないので、少々先走り気味ではありますが・・・笑

とりあえず短期的には、7月2日の午後9:30に発表される米雇用統計に注目。

昨今ビットコインは株式市場との連動性が高いので、株価への影響力が大きい雇用統計が予想より良好であれば、ビットコインの続伸も期待されます。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • 中国の北京が、今後2年間でブロックチェーンのハブ都市を目指す「北京ブロックチェーンイノベーション開発行動計画」を発表
  • ビットコイン難易度調整が、前回比「±0%」で完了。マイナー動向が安定化
  • イギリス金融行動監視機構(FCA)の調査で、約200万のイギリス成人が仮想通貨を保有していることが判明。人口の3.86%に相当
  • 中国系の分散型取引所MCDEXがイーサリアムの「無期限契約」取引をローンチ

なお、日本暗号資産市場株式会社がステーブルコイン「ICHIBAコイン(ICB)」を2020年内に発行する予定であると発表しました。

ICBそのものは、1ICB=1円で固定されているため、投資対象とはなりません。

しかしご存じの方もいるかもしれませんが、日本暗号資産市場株式会社は今年3月に「暗号資産古物市場」を開設しました。

これによって、規制で草コインの上場が難しい国内にて、合法的に草コインを取引できるようになるのではないかと期待されています(詳細は「暗号資産古物市場が開設許可!日本でALIS、ARUK、DEVが取引可能に!?」をご覧ください)。

ICBの発行計画が出てきたことで、「国内の巨大草コイン市場の誕」という夢のような話が一歩前進したといえるでしょう!

本日のまとめ

  • 経済ジャーナリストのマックス・カイザー氏は「ビットコインは50万ドル(5380万円)になる」と予想。もしアメリカが国家戦略としてマイニングをすれば実現可能性はある

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!