こんにちは、阿部です。
最近、取引所のハッキング事件が相次いでいますが、韓国の取引所「Bithumb」も被害にあってしまったようです。
公式が正式に20日、発表しました。
「ハッキングされるなんて怖すぎる」、「結局、ハッキングされないためには仮想通貨投資をやめるしかないんじゃ?」なんて不安になっている方も多いでしょう。
日本の大手取引所はセキュリティ面に強みがあると認識されてはいるものの、過信は禁物です。
取引所がどんなに「セキュリティに優れています!」とアピールしていても、自分の資産は自分で守る必要があるのです。
そこで重要となるのは…。
繰り返しとなりますが、「取引所にコインを置きっ放しにせず、絶対にウォレットに移動させる」ということ。
このことに尽きますね。
さて、こうしたことを、まずお伝えさせていただき、Bithumbハッキング事件についての本題に入ってまいります。
Bithumb、33億円ハッキングで盗まれる
億単位の金額がまたもハッキングで盗まれてしまいました。
韓国Bithumbは2018年6月20日 公式の発表で、日本円換算33億円相当の被害となることを公表しました。
また盗まれた33億円について同社が「全額補償」することを約束。
2018年6月21日現在、すべての入金および出金が停止されている模様です。
Bithumbはハッキングを受けて、すぐに残りの顧客資産をインターネットから切り離した「コールドウォレット」に隔離。
よって、おそらくこれ以上に、被害が拡大する可能性は少なそうです。
被害額はコインチェックほどではないものの大金
Bithumb公式発表によると被害額は日本円換算33億円。(3000万ドル)
過去のハッキング事件
- coincheck(580億円相当の被害)
- マウントゴックス(480億円相当の被害)
- BitFloor(155億円相当の損害)
- Poloniex(6000万円相当の損害)
などと比較すると、その規模がよくイメージできます。
盗まれたコインは全額補償する旨を発表
Bithumbは33億円の被害額について、全額補償する方針をすでに発表しています。
コインチェックと同様の対応ですね。
これはBithumbユーザーとしては不幸中の幸いともいえるでしょう。
ただし、2018年6月21日現在ハッキングの影響により、Bithumbの入金および出金が完全に停止している模様。
この損失は計り知れないので早急に対応を願いたいところですね。
現在はコールドウォレットに資金を移動している
ハッキングされたということはBithumbのセキュリティが甘かったという証拠。
さらに被害額が拡大してしまうのではないか?と心配されている方もいるはず。
しかし、現在はコールドウォレットに移動させているとのことでその心配は少なそうです。
コールドウォレットとは、インターネットから隔離されたウォレット(電子財布)のことです。
反対にインターネットに繋がれたままとなっているウォレットを「ホットウォレット」といいます。
こうした類いのハッキング事件は、もれなく「ホットウォレット」で起きます。
ですので、あくまで理論上は今後、さらに追加でのハッキングを受ける可能性は、かなり低くなったといってよいでしょう。
自分の資産は自分で守る! その方法を身につけよう
こうしたハッキングを受けて「2つの対策」が考えられます。
- セキュリティの優れた取引所を選択する
- 取引所のセキュリティを過信せず、自前のウォレットでコインを管理する
これら2つは、もちろん「両方大切」です。
しかし!特に意識したいのはやはり後者。
自前のウォレットに移動させ、自分の資産は自分で守る!取引所にはなるべく少ない額しか置いておかないようにする!ということが重要となります。
最近、取引所のハッキングが目立ちます。
裏を返せば、「取引所でのハッキングを防げればリスクはほとんど回避できる」ということでもあります。
シンプルな「ウォレットで保管する」ということがいかに効果的か分かりますね。
今回は、Bithumbのハッキング事件についてお伝えしました。
これを読まれている方だけでも、ぜひウォレットでの保管を徹底し、安心してトレードをしていただきたい
と思います!