こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→大幅下落!
仮想通貨市場全体に大きな下落が来ましたね。
ビットコインに関しては一気に5万円近くも落とす大暴落でした。
現在は70万円前後で推移しています。
時価総額トップ10通貨では、さらに下落幅が大きく、5~10%の値下がりを見せています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でPIVXが約8%の高騰。
市場全体が下落相場のため、上昇率10%以上の仮想通貨が1つも見られない相場となりました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①ビットコイン大暴落!突如73万円→68万円へ下落した3つの要因
ビットコインのトレンド指標が「売りに転換」仮想通貨下落要因4選を考察https://t.co/HsIdhed79v
ビットコイン価格が、11日10時に急落した。bitFlyerでは、20分の間に72万8000円から68万8000円まで4万円の下げ幅を記録、60万円台に突入し、前日比4.7%安まで価格が下落。
下落要因4選を追記考察。 pic.twitter.com/d97jyccZsU— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月11日
連日横ばいで推移していた仮想通貨市場は10月11日、突然の暴落を見せました。
11日の午前8時頃BTCは73万円の水準でしたが、わずか2時間後の午前10時には68万円台へと下落。
その後、わずかに反発を見せたものの、以前の水準へは戻らず69~70万円にて落ち着いています。
この暴落ではビットコインのみならず多くの仮想通貨が下落しました。
この要因は一体どこにあるのでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②70億円流出のZaif、事実上の「倒産」か?
テックビューロ社が仮想通貨取引所「Zaif」の事業をフィスコに譲渡する契約を締結 https://t.co/qwDBxyL5W8
— CRYPTO TIMES@仮想通貨メディア (@CryptoTimes_mag) 2018年10月10日
Zaifを運営するテックビューロ株式会社が、取引所「Zaif」の事業をフィスコ仮想通貨取引所に譲渡することが10日、分かりました。
今後の予定としては、11月22日に事業を譲渡が完了、その後テックビューロの仮想通貨交換業登録を廃止し、Zaifを解散する予定としています。
なお、流出事件にかかわるユーザーの返金については問題なく行われる予定です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
フィスコからテックビューロへ金融支援がなされるということで、てっきりテックビューロは続投かと思っていましたが、まさかの事業譲渡ですね。
テックビューロから「Zaif」を取り上げて、何が残るというのか……。
残念ながらこれは事実上、テックビューロの「倒産」といってもいいでしょう。
ちなみに、注目されるのがZaifトークンの動向です。
上記の発表を受けてZaifトークンは0.24円→0.16円まで下落しました。
今後Zaifトークンはあまり意味がなさそうなので、将来的にはフィスココインと統合されるかもしれないですね。
③取引所同士の送金を高速化する「Liquid」ローンチ
Blockstream、取引所間送金を高速化する「Liquid」ネットワークをローンチ – https://t.co/ynbMEFTDrG #ニュース
— BTCNビットコインニュース (@btcnews_jp) 2018年10月10日
アメリカ・カルフォルニアの企業「Blockstream」は、ビットコインのサイドチェーンを利用した世界初となる画期的なネットワーク「Liquid」のローンチを発表しました。
Liquidは、ネットワークに参加する取引所同士の仮想通貨取引を高速化(およそ2分で送金)できる技術です。
Liquid参加企業:
Altonomy、Atlantic Financial、Bitbank、Bitfinex、Bitmax、BitMEX、Bitso、BTCBOX、BTSE、Buull Exchange、DGroup、Coinone、Crypto Garage、GOPAX、Korbit、L2B Global、OKCoin、The Rock Trading、SIX Digital Exchange、Unocoin、Xapo、XBTO、Zaif
国内の取引所もいくつか参加しています!
阿部悠人の考察(重要度★★)
取引所同士の送金が高速化することで、さまざまなメリットがありますね。
代表的なのが、「アービトラージ(裁定取引)」が活性化すること。
取引所ごとに価格差がある場合、安い取引所で買い、高い取引所で売る、ということが、Liquidによりいっそう早くできるわけです。
これにより、取引所ごとの価格差が解消され、今までより取引しやすい環境になると期待されますね!
④11日夜、仮想通貨が爆上げする!?海外取引所が「仕手」予告
海外仮想通貨取引所が、自ら価格を上昇させる「仕手行為」を告知|時間は11日夜https://t.co/yVLi2I0pSg
仮想通貨取引所Yobitは日本時間10日深夜、無作為で選択された10の仮想通貨銘柄に総額10BTC分の仕手を組むとの異常とも言える計画を公表。
BitcoinETF審査への影響も懸念される。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月11日
海外の仮想通貨取引所Yobitは10日、ツイッターに以下のように投稿しました。
22時間後にYobitの仕手を予定。
無作為に選択した仮想通貨を1、2分毎に1BTC分、計10回(総額10BTC)購入します。
取引所による堂々たる仕手宣言に市場は困惑するとともに、「相場操縦」に当たるとして批判も集中しています。
Yobitの仕手行為は日本時間11日午後9時59分頃から実施。
仕手のために投入される資本は、日本円換算700万円相当となります。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
これは「価格操縦」に当たると言われても仕方がないですね。
「無作為に買う」という計画なので、空売りしている投資家以外にはあまりデメリットはないです(むしろ面白い?)。
とはいえ、ビットコインETFが非承認となる理由の1つに仮想通貨市場において「価格操縦」が横行していることがあります。
そのため、仕手は仮想通貨市場の成長の足を引っ張る行為といえますね。
まあ、これが仮想通貨の面白いところ、という見方もありますが……。
明日のビットコイン予測
長期的な予想としては、まだ下落する可能性は大いにあります。
今年に入ってからの価格推移を見ると、上半期までは上昇に対して下落のほうが時間がかかる相場だったのに対し、下半期からは下落するスピードの方が勝ってきています。
今回の下落に関しても1か月近くかけて積み上げてきた価格を、たったの1日で全戻ししてしまった形です。
ですので、時間が経つにつれてどんどん売り圧が高まってきている事が分かります。
これまで上目線だった投資家も、徐々にその事に気が付き始め、今後長らくビットコインの価格を支えてきた65万円のラインを割るのではないかと考え始めてくると思います。
ですが、現在の価格帯は、何度かビットコインを支えてきたラインです。
ある程度底堅いポイントではあるので、すぐに売り込まれるのではなく時間をかけて下落していくと考えます。
直近の予想としては、まだ若干の下落はありそうです。
しばらく現在の価格で推移した後、9月6日に付けた68万3千円まで下落してくるでしょう。
本日のまとめ
- ①ビットコイン大暴落!突如73万円→68万円へ下落した3つの要因
- ②70億円流出のZaif、事実上の「倒産」か?
- ③取引所同士の送金を高速化する「Liquid」ローンチ
- ④11日夜、仮想通貨が爆上げする!?海外取引所が「仕手」予告
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
いやー、たった数時間で一気にガクッと下がりましたね!
考えられる下落要因は大きく分けて3つ。
です。
この中でも3つ目の、株式市場の影響を受け、仮想通貨市場が下落したことによる影響が大きいと考えています。
細かく説明すると、、、
まず、長期金利上昇などによりアメリカの株式市場が下落。
これを受け、日経平均株価も下落し、1ヶ月ぶりの安値を記録しました。
このことから株式市場では、多くの追証(追加の証拠金を求められること)が発生していると考えられます。
株式と仮想通貨の両方へ関わる投資家は、追証を回避するため、BTCを売却し、キャッシュを作ろうとするわけです。
今回の下落は、仮想通貨市場の直接的なネガティブ要因ではないため、長期的な下落には繋がらないと考えていますよ!