こんにちは、阿部です。
最近、仮想通貨業界ではある「変化」が起きています。
それは仮想通貨やブロックチェーンの分野での求人が急増しているということです。
また、仮想通貨取引所が増え続け、関連サービスも充実してきているというのもトレンドの1つです。
僕は、個人的にこうした現象が、これからの仮想通貨の発展を象徴するものだと見ています。
なぜなら、これらは目先の値動きとは異なり、仮想通貨業界の「土台」が着実に固まってきていることを意味しているからです。
どのような意味でしょうか?
仮想通貨投資のコツは「価格」を見ない?!
仮想通貨の今後の値動きを高い精度で予測するには、「価格」を見ているだけではいけません。
なぜなら、価格は
- 最終的な結果に過ぎない
- トレンド(波)があるため仮想通貨の実力を正確に表すものではない
という特徴があるからです。
短期的な値動きの予測であれば「価格」に注目するテクニカル分析も効果的です。
しかし、長期的には、目先の値動きにとらわれず市場全体の「土台」を見る必要があると僕は考えています。
それでは、その土台とはいったい何なのか?
どこを見れば土台を見たことになるのでしょうか?
仮想通貨業界の「求人件数」という土台
仮想通貨市場のポテンシャル、つまり「土台」を見る方法として、仮想通貨・ブロックチェーン業界の求人件数に着目する方法があります。
求人件数が増えているということは、膨大な予算を投じて市場をリサーチしている「企業」が、仮想通貨業界の将来を高く評価しているという揺るぎない証拠だからです。
Amazonもブロックチェーン技術者を募集
仮想通貨・ブロックチェーン業界の「求人情報」を見てみると、次のような傾向があります。
- 「求人件数」が右肩上がりに上昇中
- ブロックチェーン技術者の報酬が高額化している
フェイスブックやAmazonなどを含む多くの世界的企業で、こうした傾向が見られるようになりました。
LikedInというビジネスSNSでは、「ブロックチェーン」「ビットコイン」「仮想通貨」というワードでの求人数が急上昇。
2016年には645件だったのに対し、2018年は4500件にも上っているといいます。
仮想通貨関連サービスも激増中
なぜこれほどまでにブロックチェーン技術者が求められているのでしょうか?
それはもう、仮想通貨関連サービスを作りたいからですよね。
つまり、ブロックチェーンの将来性を企業が高く評価しているということです。
最近、「取引所」の数も世界的に急増中です。
これも、「まだまだ仮想通貨の取引は増加する」と見られている証拠ですよね。
これから、仮想通貨やブロックチェーンに関わるサービスが、どんどんリリースされていくということは間違いないでしょう。
「価格」だけを見るとここ半年は勢いがない仮想通貨ですが、水面下ではどんどん進化しているのです。
仮想通貨関連サービスの例「UJO music」
仮想通貨関連サービスの1つとしてUJO musicのような形があるでしょう。
今後このようなサービスは、どんどんリリースされていくはずです。
分かりやすい例ですので、軽くご紹介しましょう。
イーサリアムで音楽を購入できる
UJO musicはブロックチェーン技術を利用し、イーサリアムで音楽を売買できるサービスです。
UJO musicの画期的なところは、音楽アーティストから音楽を聞く人までの流通過程を限りなくゼロにしていることです。
音楽アーティストの曲が聞く人に届くまでの間には、レコード会社や配信会社などが入っています。
それをUJO musicでの流通に置き換えることで、そうした流通段階をカット。
アーティストにお金が多く・早く入りやすくなります。
聞き手にとっても、これまでよりも流通コストが低くなることから、安く買えるようになる可能性があるなどのメリットがあります。
このように、これからは、ブロックチェーンを利用することで「コストが削減できる」時代となってきているのですね。
仮想通貨投資では「価格」ばかりが注目されがちですが、こうした有望なサービスの普及などにも注目しておくと、どっしりと構えることができますよ!
仮想通貨の「土台」の部分にも着目してみてはいかがでしょうか?