こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう。
本日の相場は?→下落!
ビットコインは現在46万円代で推移しています。
時価総額トップ10通貨では、ビットコインスタッシュ(BSV)が8%上昇していますね。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でFREE Coin (FREE)が約9%上昇。
仮想通貨の無料配布(AirDrop)が実施され、盛り上がりを見せていますね!
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①1万BTC(約45億円)以上の「超大口取引」が急増中!Huobi研究所が指摘
Huobi仮想通貨レポート: 1000BTC以上の大口取引が前週比2.7倍に急上昇https://t.co/X9AdLxegiA
世界有数のHuobi研究所提供データを公開。14〜21日のデータでは、BCHハッシュ戦争の影響でビットコイン価格が底値割れして暴落した影響で、1000BTC以上の大口取引が前週比2.7倍に急上昇していた。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年12月1日
世界最大級の取引所フォビの「Huobi研究所」は、「1000~10000BTC以上の大口取引が増加している」とするデータを公表しました。
たとえば、以下のような事実が判明しています(「当週」とは11月14〜21日を指す)。
- 当週の「超大口取引」(10000BTC以上)は15回。前週は2回
- 当週の「大口取引」(1000~10000万BTC)は868回。前週は318回
ビットコイン価格が急落する中、水面下で巨額のBTCが動き始めていることが分かります。
また、Huobi研究所は、
- BTCブロックチェーン全体の取引ボリュームは864.7万BTCで、前週(541.2万BTC)比60%増加した
- トランザクションごとの平均BTCボリュームは4.49BTCで、前週比60.4%増加した
などの興味深いデータも公表しています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②金融庁がICOの規制に「本気」を出した?個人投資家の締め出しなど
キタ━(゚∀゚)━!
>このほか、虚偽の情報で仮想通貨の価格を意図的に変動させる風説の流布も金商法で禁止し、不公正な取引を防ぐ。
「ICO」、個人投資家の勧誘制限=仮想通貨規制、金商法改正へ-金融庁:時事ドットコム https://t.co/rE7y82bZn7 @jijicomより
— 暗号通貨王子 (@Bitcoin_Invest) 2018年12月1日
仮想通貨を使った資金調達「ICO」。
金融庁がその規制に本格的な動きを見せています。
2018年12月1日付けの日本経済新聞は、金融庁が、
- 個人投資家に対するICOへの勧誘を制限
- ICO発行体は金融庁への登録を義務付け
- 虚偽の情報で仮想通貨の価格を変動させる「風説の流布」を禁止
などを含む内容で金融商品取引法、資金決済法の改正を目指していると伝えました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
上記のほかにも、金融庁はICOトークンを「投資型」と「決済型」の2つに分け、「投資型」トークンの保有を個人投資家に禁じる方針も明らかにしていますね。
(「投資型」は、株式に似た性質を持つ、証券性が高いもの)。
海外でも「投資型」と「決済型」と似たような考えに基づいた規制が見られますが、実際は、これらの境目はかなり曖昧。
トークン発行体が「決済型」に定義されるよう、抜け道を突くことも行われています。
そのためICO市場への影響がどのくらいあるかは未知数。
金融庁の「ICOプロジェクトよ、あんまり無茶するとシメるからな!」というメッセージの意味合いも強いでしょう。
③PCスマホ大手ASUSが家庭用PCでマイニング可能なサービスを開始
ASUSが仮想通貨マイニングで新たな提携、画像処理に使っていないGPUでユーザーが採掘可能に https://t.co/CU5RREGZig
— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年12月1日
PC・スマートフォン大手の台湾企業ASUS(エイスース)は、GPUマイニングプラットフォームのクオンタムクラウドと提携。
家庭用パソコンの余ったGPU処理能力を使って、仮想通貨をマイニングできるサービスを開始します。
取っつきにくく専門的イメージのあるマイニングが気軽にできるようになると期待されます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
ビットコイン下落の影響でマイニング業者は赤字続出。
そのため業界は勢いがなくなっていると思いきや、、、新しいサービスは続々登場してきますね!
たとえば、ドイツの投資会社Xolaris Service(ゾラリスサービス)は、39~65億円規模のファンドを設立し、マイニングビジネス分野へ投資すると発表しました。
「仮想通貨価格が回復すれば、マイニング業界の懐も暖まるだろう」という楽観的な見方が強い証拠でしょう!
④世界最大手のマイニング企業ビットメイン、「仮想通貨指数」を発表
北京に本拠を置くマイニングの大手Bitmainは投資家の為の新しい基準として独自の仮想通貨指数Bitmain Crypto Indexを発表。最大かつ最も流動性のある仮想通貨のパフォーマンスを追跡し米ドル建てで示す。10の仮想通貨が含まれ、毎月見直される。https://t.co/9fwM0kUinU
— 琴美@仮想通貨 (@cryptoKotomin) 2018年12月1日
世界最大手のマイニング会社ビットメイン(Bitmain)は、仮想通貨指数「Bitmain Crypto Index」をリリースしたと発表しました。
公式サイトでは、仮想通貨の時価総額上位10通貨を組み込んだ「ビットメイン・ビック10インデックス(BLC10)」が表示されています。
上位10通貨がそれぞれ何%の割合で計算されているか、その詳細も公表されており、12月2日現在は上記のようになっています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
日本を代表する225社を組み込んだ株価指数「日経平均株価」は有名ですね。
ビットメインの「Bitmain Crypto Index」も同じ考えで、仮想通貨市場の全体的な上昇、下落を示すものとして、今後重視されるかもしれません。
ただ、上記の「ビットメイン・ビック10インデックス」、ちょっとBTCの比率が高すぎのような・・・?
ただでさえ主要アルトコインはビットコインの値動きに連動するので、上記指数はビットコインとほとんど同じ値動きになってしまうでしょう。
「仮想通貨市場のトレンドが分からないなあ。 そうだ、ビットメイン指数を見てみよう!」とはならない自信がありますね!笑
明日のビットコイン相場
値動きを見ると11月29日から30日にかけて推移したラインが、上値の重い価格帯として機能しているようですね。
昨日から今日にかけて再度この価格帯まで上昇しましたが、前回の高値を更新できずに再度頭を抑えつけられています。
現在の相場はどちらかというと下落優位です。
おそらく明日は現在のサポートラインを割って下落に転じてくるでしょう。
サポートライン
下値支持線ともいう。チャートの下値をつなぎ合わせた線で相場の性質としてサポートラインで再度反発する可能性が高い。サポートラインを割ってきた場合は大きく下落に転じる傾向にある。
本日のまとめ
- ①1万BTC(約45億円)以上の「超大口取引」が急増中!Huobi研究所が指摘
- ②金融庁がICOの規制に「本気」を出した?個人投資家の締め出しなど
- ③PCスマホ大手ASUSが家庭用PCでマイニング可能なサービスを開始
- ④世界最大手のマイニング企業ビットメイン、「仮想通貨指数」を発表
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
1000~10000BTC(約4.5~45億円)以上の取引増加は何を意味しているのでしょうか?
結論、これだけでは何とも言えませんね。
「『買い』の超大口取引が増加傾向なのか、それとも『売り』が増加傾向なのか」を明らかにしていないからです。
しかし、振り返ってみると11月前半以前の仮想通貨市場は、ボラティリティ(価格変動)が非常に小さく、取引していても面白味がありませんでした。
僕は、そんなボラティリティのない状態が長引き、世間が仮想通貨に「無関心」になることは危険だな、と考えています。
そうした中、暴落が原因とはいえ、数億円を超す「大口取引」や「超大口取引」が急増したことは、長い目で見るとプラスに捉えてもよいものでしょう。