資金調達金額が前年比40倍に
2017年に行われたICOは数百件にもおよび、資金調達をされた総額が約4500億円にものぼると言われています。
この約4500億円という金額は2016年にICOによって調達された金額が約108億円ほどですので前年比で40倍以上の金額が調達されたことになります。
ここまでICOが注目され、投資されるようになった理由の1つに「金融の民主化」と呼ばれるものがあります。
具体的にはIPOに参加するとすれば金融仲介者(証券会社)を通して参加するしかありませんでした。
ですが、ICOの場合には金融仲介者を経ずに誰でもICOに参加できます。
これは参加する側だけでなく、投資される側にとっても仲介料やコンプライアンス等の費用を会社に支払うことがないので革新的な資金調達の手段だと言えます。
その他にも「ICOに参加すれば儲かる」という話が普及したことや参入者が増え、市場規模が拡大した事も要因だと思います。
ですが、ICOに参加すれば必ず儲かるわけではありません。
ICOのリスク
そもそも購入したコインがどこの取引所にも上場しない、取り扱われないことも多々ありますし、上場したとしても価格が上昇せずにすぐにICOで購入した時の価格を下回ってしまうこともあります。
資金調達のためだけにICOに参加する詐欺的なものもあるという話も聞きます。こういったこともあるので、ICOに参加すれば必ず儲かるということではありません。
このようなことも少なく無いので最近ではリターンよりもリスクの方が大きいように感じます。
ですので、危ない橋を渡りたく無い方は良さそうな暗号通貨があったとしてもどこかの取引所に上場後に購入するようにしましょう。
もし本当に有望な暗号通貨であれば取引所に上場した後に買ったとしても十分な値上がりが期待できます。こちらの方がローリスク・ハイリターンだと思います。
そして、ICOに関していえば2018年は2017年以上に活発的に行われるようになると思います。
参加するかしないかはあなた次第ですのでリスクと照らし合わせて決めるようにしてください!