ライバルはリップル!海外送金と外国為替に革命を起こすICOとは?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

仮想通貨市場にはかなり大きな変動が起きていますが、ICO市場は変わらず好調のようです。

ICOは新しいベンチャーキャピタルの手法として、ますます盛んになっていますね。

さて、今回は仮想通貨の利点として必ずと言っていいほど挙げられる「送金」と「取引手数料」に関するICOを紹介していきます。

ただ、決してそのICOへの投資を推奨しているわけではありません。

興味をもたれたら、ご自身で調べ、納得した上で投資してくださいね。

XferMoney ピアツーピア送金プラットフォーム

仮想通貨による低コストで迅速な外為両替・海外送金を計画している会社です。

外為両替や海外送金を経験したことがある人の多くは「手数料の高さ」や「送金が完了するまでの時間」に悩まされたことがあるのではないでしょうか?

また、国内の銀行同士の送金についても、安くない手数料がかかっています。(無料のところもあります)

先日、リップルのプラットフォームを使った銀行間送金がついに実現しそうだというニュースがでましたが、仮想通貨による銀行間送金の試みはまだ始まったばかりです。

国内の送金でもまだこのような状態なので、国外送金になると外国為替の関係上、どうしても手間と費用がかかってしまいます。

そんな中、現在FX関連の会社がFXレート並の格安の両替手数料を提示して話題になっています。

YJFX!やマネーパートナーズなどがFXの現受け(直接口座に入金できる)サービス等で巷の銀行よりもはるかに安いコスト=手数料で両替に対応しているのです。

少し説明しておくと、現在普通の銀行の外貨の両替のコスト=手数料はとても高くドル円(1ドル⇔110円くらいのケース)で3円近くかかります。

しかし、FXにおいてはドル円の手数料に当たるスプレッド(サヤ)のコストが0.3銭など、1円どころか1銭以下のところも多いです。

「どうして銀行の両替レートとこんなに差があるんだろう?」

と思った人も少なくないのではないでしょうか?

銀行より安い手数料が実現?

ドル円の為替取引における手数料は、FXトレードで約0.3銭、銀行での両替が3円近くです。

比率から言えば、FXのスプレッドは銀行の1000分の1位に過ぎません。

ということで当然、実際の両替もFXトレード並みのスプレッド=両替コストにならないのかと思った人も多いと思います。

しかし、FX会社で行っても実際は交換手数料などスプレッド以外の手数料を取られてしまうために、FXトレード並みのコストに近づけるのは難しいようです。

宣伝ではFX会社の外為レートがFXトレードの手数料に近づいているような印象を与えますが、実際はそこまで安いわけではありません。

ただ、巷の銀行での両替に比べれば安いので、両替手数料を安くしたい人はFX会社の外為現受のシステムを使ってみてもいいですね。

仮想通貨で格安の為替手数料を実現

ただ、FX会社がいくら頑張っても、現実の送金はネットでのトレードよりコストがかかってしまいます。

そこで仮想通貨の登場です。

理論上、リップルを使った銀行間送金だと手数料が現在の1/10になるといわれています。

同じような理屈で海外送金の場合にも、仮想通貨のシステムを使えばはるかに安上がりになる可能性があります。

冒頭で紹介したXferMoneyのウェブページやホワイトペーパーには、

『(P2P)外貨両替プラットフォームであり、即座で信頼性の高い国際送金を可能にする。

プラットフォームは直接お金を交換し、仲介業者、銀行、またはブローカーとそれらに関連するコストを削減することによって、伝統的な送金方法に取って代わるように設計されている。』

と書かれています。

つまり、「銀行やFX業者」のような間に入る仲介業者をなくすことで、手数料の低コスト化を実現しようということですね。

また、『為替レートのゼロ・スプレッドを伴う最小限のプラットフォーム料金は、取引コストを最低にする。リアルタイムで即座の資金移動。』とも説明されているので、本当に外国為替の両替手数料がFXトレードのスプレッド並みになる時代が来るのかもしれません。

リップルと切磋琢磨しながら、より良いサービスを開発してほしいですね。

まとめ

★XferMoneyは仮想通貨により中間業者を排した新しい国際送金のシステムを計画
これによりFX取引並みの低スプレッドが実現する可能性がある

★海外送金の方法も仮想通貨により変革期
銀行や空港の両替システムも全く新しいものに進化する