こんにちは、阿部です。
世界でもっとも有名なIT企業Googleの共同創設者であるセルゲイ・ブリン氏が、イーサリアムのマイニングを行っていることを告白しています。
仮想通貨は「一部の人だけに価値を認められている」というイメージもありますが、現在では、あのGoogleの創設者までもが仮想通貨をリスペクトし、マイニングをしているのです。
今回はセルゲイ氏が、なぜイーサリアムをマイニングしているのか、高く評価しているのか、といったポイントについて分析してみたいと思います!
Googleは仮想通貨の広告を禁止しているが、イーサリアムのマイニング…?
Google創設者のセルゲイ氏がイーサリアムのマイニングを告白。
こう聞いて思い出されるのは「Googleの仮想通貨広告の禁止」のニュースではないでしょうか?
Googleは2018年3月、
- 仮想通貨(取引所・ウォレット含む)
- ICO
などに関する広告掲載について、厳しく禁じる方針を発表しました。
そんなGoogleの創設者セルゲイ氏がイーサリアムのマイニングをしているなんて、なぜ?と思ってしまいますが、セルゲイ氏はあくまで個人でマイニングを行っている様子。
なので無関係というわけですね。
念のためですが、Googleが仮想通貨の広告掲載を解禁するわけではありませんので、ご注意を…。
とはいえ実際には、Googleの姿勢についてなんらかの変化が起きる前触れでは?
と注目されているのも事実です。
Facebook例では、同社は仮想通貨広告を条件付きで解禁することになり、市場が好意的に受け止めています。
Googleもこれに続いてくれるといいですね!
セルゲイ氏が仮想通貨のイーサリアムに注目する理由とは
Google共同創設者のセルゲイ氏は、なぜイーサリアムに注目し、マイニングを実施しているのでしょうか?
もともとセルゲイ氏は、仮想通貨そのものを非常に高く評価する人物として知られています。
しかし、なかでもイーサリアムを高く評価しているのにはある理由があるようです。
“ゼロ知識証明”に度肝を抜かれたセルゲイ氏
イーサリアムの特徴の1つに「ゼロ知識証明」を挙げることができます。
ゼロ知識証明とは、ある人物がある人物に対して、与えられた情報が「正しい」ということを伝えるとき、「正しい」という事実以外に何も伝えずにそれを証明する手法です。
ちょっと難しい技術ですが、たとえばパスワードなどを入力せずとも、パスワードを知っていることを証明することができます。
こうしたイーサリアムの技術についてセルゲイ氏は「度肝を抜かれた」と評価。
ちなみに「ゼロ知識証明」は、匿名性コイン「Zcash」にも採用されていますね。
イーサリアムを「テクノロジー革命」と評価
セルゲイ氏がイーサリアムを高く評価する理由は上記だけではありません。
セルゲイ氏は、現在のテクノロジー革命の中心の1つにイーサリアムがあると同通貨を高く評価しています。
(テクノロジー革命の中心的事柄であるコンピューティングブームの要因の1つは)コンピューティングの需要拡大。これは(中略)Proof of Workというイーサリアムのような仮想通貨分野と関わりのある、アルゴリズムの発見に端を発している。
上記の発言からセルゲイ氏は、CPUやGPUといったコンピュータ性能の向上と同じようにイーサリアムの発展がテクノロジー革命に大きな役割を果たしているとも考えているようです。
Googleの共同創設者がここまで仮想通貨「推し」だったとは驚きですよね。
仮想通貨のイーサリアムは一番「ベター」な投資先?
イーサリアムはセルゲイ氏の予測のように、将来性の高い投資先と考えてよいのでしょうか?
個人的な見解としては、イーサリアムは「ベター」な投資先と評価しています。
まず、イーサリアムはICOのプラットフォームとしてNo.1の地位を確立しています。
ICO金額は年々増加しており、それにともないイーサリアムのプラットフォームとしての力も大きくなっています。
つまり「実需」がある数少ない仮想通貨なのですね。
ただしその分高く評価されており割高感もありますので、マイナーコインに比べると「伸びしろ」は少ないでしょう。
そういったことから「ベター」な投資先といえますね。
今回は、Googleの共同創設者セルゲイ氏のイーサリアムに対する見解をご紹介しました!