投資の世界では「10人いれば、安定的に勝てるのは、その内の1~2人」といわれます。
この言葉が正しいかはさておき、勝てる人と勝てない人を分けているのは、テクニックではなく「性格」であると言えます。
そこで今回は、「性格別診断」ということで、投資で損をしやすい性格を紹介したいと思います。
成功ばかりで、失敗パターンは予測していない
仮想通貨の将来性が高いということで「買っておけば、なんとなく上がっていく可能性が高いだろう」とポジティブにだけ考えてはいませんか?
確かに仮想通貨への投資は有効です。しかし、上がることがあれば下がることもある、という当たり前の事実を忘れてはいけません。
大切なのは「明確な失敗パターン」も予測し、それに対して対策をすることです。
具体的に言えば、「損切りラインの確認」などです。
成功時のイメージはもちろん、失敗時のイメージもしっかり持つことが結果として成功につながります。
目標利益が明確ではない
利益目標が明確でないことによるデメリットとして、無茶な戦略(ハイリスクな戦略)で取引してしまう可能性が高くなる、ということがあります。
たとえば投資の世界では「年利〇〇%が目標」などといったります。年利30%なら、たとえば100万円→130万円が目標ということですね。
このような明確な目標を持っていると、無茶な戦略を取らなくても達成可能であることが肌感覚として理解できます。
大抵、「目標」と「手法」との相違が失敗の元になっています。ですので、目標を決めてから手法を考えるようにしましょう。
投資そのものの仕組みにあまり関心がない
投資家の中には、投資のテクニック(儲け方)には関心あるものの、投資そのものの仕組みにあまり関心がない方もいます。
しかし、安定的に利益を出している方は、もれなく投資そのものの仕組みに関心があります。
「暗号通貨を買っているのはどのような人か?」「取引所の板の仕組みはどうなっているのか?」「どんなときに需要が増えるのか?」といった関心が、投資そのものに対する関心です。
ちなみに、テクニックに対する関心とは「儲かるテクニカル指標は?」「いくらまで下がったら危険なのか?」などです。
テクニックも、もちろん大切ですが、テクニック一辺倒になってしまうと知識が偏ってしまうことになり、有効なテクニックを見分ける大局観を見失ってしまうことになります。
理論的に正しいテクニックを判断するためにも「投資そのものの幅広い知識(仕組み)」に関心を持つようにしましょう。
お金持ちになっている想像ばかりをする
お金持ちになる想像をすることは、必ずしも悪いわけではありません(笑)
しまし、お金持ちになるにふさわしい具体的プランがあるのか?という部分が大切です。
投資はお金を稼ぐ「手段」であることに間違いありませんが、お金を稼げればそれで良いと考えてしまうと、勉強に身が入りません。
長期的に安定して成功している方は、投資はお金を稼ぐ「手段」でありながらも、投資行為そのものの上達を「目的」にしている特徴があります。
投資行為そのものが「目的」の場合は、上達も早いですし、勉強も苦痛になりません。それくらいの気持ちで、利益を出すプランを練っていきましょう。
仮想通貨投資にしか関心がない
言うまでもなく、経済活動にはさまざまな種類があります。
株式投資、FXなどの投資分野はもちろん、メーカーや小売店など様々なものがあります。
そして、仮想通貨投資で成功している方は、暗号通貨以外の経済分野にも詳しい(もしくは最低限の知識がある)という特徴があります。
仮想通貨は、仮想通貨の業界だけで動いているのではなく、国の経済状態や他分野の投資家の動きなども大いに関係しています。
ですので、仮想通貨業界だけを切り取って考えるのではなく、ニュースや新聞などの情報から想像を膨らませ「これは仮想通貨にとってよいニュースかも?」と結びつけるような広い視野を身につけたいところです。
一言で言えば、仮想通貨への投資と世界経済はつながっているということですね。