こんにちは、阿部です。
数年前まで、仮想通貨といえばビットコインのことを指すのだという雰囲気すらありましたが、今ではアルトコインの時価総額も非常に大きく、成長は目覚ましいものがあります。
なかでも、「プラットフォーム系仮想通貨」の伸びしろが大きく、投資家としても注目に値します。
Reddit社のAlexis Ohanian氏は、2018年内にイーサリアムがビットコインの規模を上回ると予測しています。
この予測が的中するのかどうかは誰にもわかりませんが、上記のような具体的な価格予測を持つことは大切です。
今回は、「どのプラットフォーム系仮想通貨が値上がりするのか」という誰もが気になる問題について、その予測の考え方をご紹介したいと思います。
プラットフォーム系仮想通貨とは
プラットフォーム系仮想通貨とは、【自身(親)のブロックチェーンを利用してトークン(子)を発行したり、ブロックチェーン上でアプリケーションを動かしたり】することが可能な仮想通貨です。
シンプルな機能のみを有する一般的な仮想通貨では(ビットコインなど)、トークンを発行したり、アプリケーションを動かしたりする機能はありません。
そうした仮想通貨は、純粋なコインのやりとりに特化しているのです。
プラットフォーム系の仮想通貨は、仮想通貨の進化系であるともとらえることができるため、「仮想通貨2.0」「ブロックチェーン2.0」などとも呼ばれています。
代表的なプラットフォーム系の仮想通貨の例
プラットフォーム系仮想通貨には、いくつかの種類が存在します。
- Ethereum(イーサリアム/ETH)
- Ethereum Classic(イーサリアムクラシック/ETC)
- NEM(ネム/XEM)
- NEO(ネオ/NEO)
- Waves(ウェーブス/WAVES)
- Lisk(リスク/LSK)
- Byteball(バイトボール/GBYTE)
このため、投資する際は「どのプラットフォーム系仮想通貨が伸びていくのか」の予測が欠かせません。
プラットフォーム系仮想通貨であるイーサリアムの成功例があるため、これから同様の類似した仮想通貨は増加していくことが考えられます。
つまり、似ている仮想通貨同士だからこそ、競争が激しくなっていくのですね。
通貨そのものよりも、「参加者」を見よう
どのプラットフォーム系仮想通貨が値上がりするのか?の予測方法について個人的な見解をご紹介します。
多くの投資家は、「その仮想通貨にどのような機能があるのか」「その仮想通貨は優れているのか」という点に注目しがちです。
これはとても利にかなっていることで、仮想通貨の機能面が弱かったり、セキュリティー面に懸念があったりしては、その仮想通貨は成功できないでしょう。
とはいえ個人的には、これだけではプラットフォーム系仮想通貨の値上がりを予測することはできないとも考えています。
優秀な開発者がどのプラットフォームに流れている?
プラットフォーム系仮想通貨の値上がりは、そのプラットフォームでどれだけ魅力的なサービス(ICOや、アプリケーションなど)があるのかにかかっています。
たとえば検索エンジンのGoogleはとても魅力的なサービスで、多くの方が利用しています。
その理由は、「情報」を探すためですよね。
魅力的なWEBサイトや、魅力的な書き込みをしてくれる人があって、初めてGoogleというサービスが魅力的なものとなります。
プラットフォーム系仮想通貨で、この「情報」に該当するのが、魅力的なICOやアプリケーションとなります。
プラットフォーム系仮想通貨を利用してアプリケーションを作成しようとしている開発者や、企業などが、どのプラットフォーム系仮想通貨を選ぶ傾向にあるのか、というトレンドを意識することが大切です。
簡単に言えば、優秀なサービスがイーサリアムに流れていればイーサリアムが値上がりしやすいし、ネムに流れていればネムが上昇しやすいということになるでしょう。(今のところ、そういった面ではイーサリアムがリードしているといえます)
このように考えてみると、プラットフォーム系仮想通貨そのものはあくまで土台に過ぎないことがわかります。
投資家は仮想通貨そのもののスペックの部分に注目しがちですが、これから仮想通貨にどのようなサービスが乗っていくのかという視点を持つことが大切です。
プラットフォーム系仮想通貨を見る際は、このことをぜひ意識してみてください!