こんにちは、阿部です。
最近、ビットコインを飛躍的に進化させるとして「ライトニングネットワーク」が注目されてきています。
ライトニングネットワークは、ビットコインの送金を早く、送金手数料は安く、しかもごく少額から送金できるようにする仕組みです。
これからのビットコインを考える上で知らないわけにはいかない…そんな旬なキーワードとなっています。
もちろんビットコイン価格に直結する問題なので、投資家としても目を離すわけにはいかないところ。
この記事では「ライトニングネットワークってこんなに凄い!」ということを基礎から分かりやすくご紹介します。
ビットコインのあらゆる問題が解決可能?
「ライトニングネットワークは、ビットコインの活用シーンに大きな変化を生むことになる」ライトニングネットワークは最近、このような高い評価を受けることが多くなりました。
しかし、それはいったいなぜなのでしょうか?
ビットコインがブロックチェーン上で稼働していることはご存じだと思います。
しかし、ブロックチェーンを使った送金は「手数料」「送金スピード」の面で実はデメリットが大きいのです。
そこでブロックチェーンとは別のネットワーク(ライトニングネットワーク)を構築して、ブロックチェーンを通さずに直接的に送金してしまおうというのがライトニングネットワークの基本的なシステムとなります。
【通常】 Aさん→ブロックチェーン→Bさん
【ライトニング】 Aさん→ライトニングネットワーク→Bさん
ごく少額の送金が可能になる
ライトニングネットワークを使えば、マイクロペイメント(ごく少額の送金)ができるようになります。
通常の方法でごく少額のビットコインを送金すると、手数料が送金額を上回ってしまい、ロスが大きくなってしまいます。(銀行振込でいえば、100円を送金するために200円の振込手数料が発生するようなものです)
しかし、ライトニングネットワークを使った送金では手数料が非常に安いため、ごく少額の送金も問題なく可能なのです。
これがライトニングネットワークが画期的といわれる理由です。
手数料が格安になるメリット
マイクロペイメントができるようになること(=手数料が安くなること)は上述のように仮想通貨業界に大きな変化を与えます。
仮想通貨決済が今ひとつ普及しない理由の1つとして、手数料の発生が挙げられるからです。
ほぼ無料で送金できるとなれば、あらゆる分野、業界でビットコイン決済を導入するだけの理由が出てくるでしょう。
ライトニングネットワークの送金スピード
ライトニングネットワークはブロックチェーンが持つ送金スピードに影響されないため、送金スピードを格段に向上させることができます。
ライトニングネットワークを使わない送金では、(ブロック承認1回としても)10分の時間が必要(ビットコインの場合)。
しかし、ライトニングネットワークを使えば、ほぼ即時(1秒以下)でビットコインを送れるようになります。
実際の店舗で導入された場合、格段に利便性が向上することは説明するまでもないでしょう。
ビットコイン決済が大きく普及するきっかけに
僕がライトニングネットワークに注目しているのは、ビットコインが1つのお金として広く普及するキッカケとなるからです。
今後のさらなるビットコイン価格の上昇のためには、投資目的ではなく、決済や利用のために(まさに「お金」として)使われることが欠かせないと考えています。
逆にいえば、お金として使われるようにさえなれば、その価格の上昇は保証されたも同然でしょう。
今後も引き続き、ビットコインの運命を大きく左右する「ライトニングネットワーク」に注目していきましょう。