USDTの暴落でテザー社はボロ儲け!?そのカラクリとは

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは75万円台で推移しており、ここ24時間で4%上昇

時価総額トップ10通貨では、リップル(XRP)が9%の大幅上昇となりました。

こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。

ここ24時間でAurora (AOA)が約25%の高騰

Auroraは数日前に韓国のコミュニティが設立されるなど、勢いを増していますね。

さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。

①USDTの暴落で発行会社テザーはボロ儲け!?そのカラクリとは

USDTは、通常1USDT=1ドルで価格が固定されているステーブルコインです。

ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。

しかし昨日、価格が固定されているはずのUSDTが一時0.9ドルまで下落

同時に、避難先としてビットコインが買われ10%ほど急騰しました。

USDTを発行しているTether(テザー)社は、この一連の流れで窮地に立たされているはずですが、一部では、「ボロ儲け」しているとの説もあります(上記ツイート)。

いったい、どのようなことなのでしょうか?

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

USDTの下落で、なぜテザー社がボロ儲けすることになるのか?

まず、USDTがわずかでも下落すると、仮想通貨市場全体のネガティブな空気が広がり、BTCが下落します。

テザー社はその安いBTCを300億円相当購入していることが、送金履歴から予測されています。

そして15日(昨日)、USDTがさらに暴落し、一時期0.9ドルにタッチする局面も。

この崩落で、USDTを売ってBTCをへ避難する動きが出て、取引所によってはビットコインが10%以上も高騰しました。

この時点でテザー社は大きな含み損を抱えていることに。

今後の展開としては、テザー社はBTCをUSDTに換金し、1ドルを割っているUSDTが1ドルへと値を戻す、その価格差をも取りにいくことが考えられます。

上記は一説に過ぎず、必ずしもTetherの真相とは限りませんが、、、もし本当なら恐ろしく巧妙なトリックといえるでしょう。

②管理資産800兆円超え「Fidelity」が仮想通貨参入!

世界最大級の金融サービス&投資信託運用会社として知られるFidelity Investments

同社がなんと、新たに仮想通貨関連会社Fidelity Digital Asset Services設立し、機関投資家向けの「仮想通貨取引所」と「仮想通貨カストディ(保管)サービス」を提供することが分かりました

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

まさかの「フィデリティ」が仮想通貨参入、これはビッグニュースですよ!

顧客は2700万人、管理する資産は日本円相当で800兆円オーバーです。

でも、開始されるのは機関投資家向けサービスだから関係ないよね?」と思っていませんか?

実は、これからの仮想通貨市場を押し上げるのは、個人投資家ではなく、巨額を運用する投資のプロ「機関投資家」です。

極めて信頼性の高い「フィデリティ」が仮想通貨サービスに参入することで、機関投資家の参入も増加し、価格上昇に繋がっていくことでしょう!

③仮想通貨Aidos Kuneen (ADK)のETFが誕生?

Aidos Kuneen (ADK)とは、匿名性の高い独自通貨ADKと銀行を連携させることで、ユーザーの「租税回避」実現を目的とするプロジェクトです。

ADKはここ最近勢いに乗っており、大手取引所「FatBTC」「IDAX」への上場も達成

さらに、ADK ETF(上場投資信託)誕生に向けて準備が進められていることも分かっています

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

ADK ETFが実現するのかどうかは、まだ不確定要素が多く、断言はできません。

ただ、ETFを上場させるための会社の登記は行われているので、準備が進められているのは間違いないですね!

もしADK ETFが上場したら、証券会社経由でも買いが入る、かなり面白い展開に。

時価総額1700位前後のコインなので、伸びしろが大きく爆上げする可能性もあります

特に日本国内で大人気のAKD

目が離せませんね!

④インド中央銀行が仮想通貨「Lakshmi」(ラクシュミー)発行か

インドの仮想通貨情勢に新たな動きです。

インド中央銀行は、仮想通貨Lakshmi(ラクシュミー)を新たに発行することを検討中であることが分かりました

実現すれば、ベネズエラ国家が発行した「ペトロ(Petro)」に次ぐ事例となります。

ただしインドは、ビットコインなど通常の仮想通貨については、これまでどおり「規制を継続」する方針です。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

Lakshmi(ラクシュミー)の構想はまさに、インド版「ペトロ」ですね!

ビットコインなどの仮想通貨は、インドにとって「マネーロンダリング」などの犯罪に使われるリスクがあります。

しかし、「Lakshmi」なら、インドはお金の流れを完全に監視することができ、マネロンのリスクは下がるという事情があるのでしょう。

インドでは、仮想通貨の取引は全面禁止していないものの、金融機関が国民に仮想通貨関連サービスを提供することを禁止しています。

国家発行の仮想通貨を検討する前に、ビットコインなどの仮想通貨を完全合法化してほしいですね。。

本日のまとめ

  • ①USDTの暴落で発行会社テザーはボロ儲け!?そのカラクリとは
  • ②管理資産800兆円超え「Fidelity」が仮想通貨参入!
  • ③仮想通貨Aidos Kuneen (ADK)のETFが誕生?
  • ④インド中央銀行が仮想通貨「Lakshmi」(ラクシュミー)発行か

以上、本日の気になる仮想通貨ニュースでした!