こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→上昇!
本日、ビットコインは75万円台で推移しており、ここ24時間で4%上昇。
時価総額トップ10通貨では、リップル(XRP)が9%の大幅上昇となりました。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でAurora (AOA)が約25%の高騰。
Auroraは数日前に韓国のコミュニティが設立されるなど、勢いを増していますね。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①USDTの暴落で発行会社テザーはボロ儲け!?そのカラクリとは
今回のテザー騒動まとめてる最中にbitfinexはUSDTじゃなくてUSDだぞというアナウンスがあって混乱しております。
とりあえず第一稿ということでご査収ください。bitfinexがUSDを扱えるのか調べます。 pic.twitter.com/GUGraJcMV9
— はれ🌞 (@harerenore) 2018年10月15日
USDTは、通常1USDT=1ドルで価格が固定されているステーブルコインです。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
しかし昨日、価格が固定されているはずのUSDTが一時0.9ドルまで下落。
同時に、避難先としてビットコインが買われ10%ほど急騰しました。
USDTを発行しているTether(テザー)社は、この一連の流れで窮地に立たされているはずですが、一部では、「ボロ儲け」しているとの説もあります(上記ツイート)。
いったい、どのようなことなのでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②管理資産800兆円超え「Fidelity」が仮想通貨参入!
噂のあったFidelity(7兆規模の資産運用機関)が取引プラットフォームと保管サービスを機関向けに開始すると発表。BTC ETHの他にまだアナウンスされていない通貨も扱うと。
やったね将軍!
Fidelity Reveals Cryptocurrency and Digital Asset Trading Platform – CoinDesk https://t.co/R1qWEeLs3a
— さばCat🇫🇷ツーブロック弁護士連合 (@utah_) 2018年10月15日
世界最大級の金融サービス&投資信託運用会社として知られるFidelity Investments。
同社がなんと、新たに仮想通貨関連会社Fidelity Digital Asset Services設立し、機関投資家向けの「仮想通貨取引所」と「仮想通貨カストディ(保管)サービス」を提供することが分かりました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
まさかの「フィデリティ」が仮想通貨参入、これはビッグニュースですよ!
顧客は2700万人、管理する資産は日本円相当で800兆円オーバーです。
「でも、開始されるのは機関投資家向けサービスだから関係ないよね?」と思っていませんか?
実は、これからの仮想通貨市場を押し上げるのは、個人投資家ではなく、巨額を運用する投資のプロ「機関投資家」です。
極めて信頼性の高い「フィデリティ」が仮想通貨サービスに参入することで、機関投資家の参入も増加し、価格上昇に繋がっていくことでしょう!
③仮想通貨Aidos Kuneen (ADK)のETFが誕生?
【週刊ADK vol.40】更新です!
・FatBTC上場🏅
・IDAX上場🏅top10🏅
・ADK ETF色々🚀
・恒例の黒塗り文書😎
・Q&A今週は久しぶりの黒塗りですよ😎😎😎
$ADK #aidoskuneen #週刊ADKhttps://t.co/XIMtjsC0zN— Yusui Hirono⚡️仮想通貨 (@hironoyusui) 2018年10月15日
Aidos Kuneen (ADK)とは、匿名性の高い独自通貨ADKと銀行を連携させることで、ユーザーの「租税回避」実現を目的とするプロジェクトです。
ADKはここ最近勢いに乗っており、大手取引所「FatBTC」「IDAX」への上場も達成。
さらに、ADK ETF(上場投資信託)誕生に向けて準備が進められていることも分かっています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
ADK ETFが実現するのかどうかは、まだ不確定要素が多く、断言はできません。
ただ、ETFを上場させるための会社の登記は行われているので、準備が進められているのは間違いないですね!
もしADK ETFが上場したら、証券会社経由でも買いが入る、かなり面白い展開に。
時価総額1700位前後のコインなので、伸びしろが大きく爆上げする可能性もあります。
特に日本国内で大人気のAKD。
目が離せませんね!
④インド中央銀行が仮想通貨「Lakshmi」(ラクシュミー)発行か
インド財務省、中銀発行の仮想通貨を高く評価 | 仮想通貨 – AppTimeshttps://t.co/3uFTMCab9X
— masa@仮想通貨 (@masa_tanita) 2018年10月15日
インドの仮想通貨情勢に新たな動きです。
インド中央銀行は、仮想通貨Lakshmi(ラクシュミー)を新たに発行することを検討中であることが分かりました。
実現すれば、ベネズエラ国家が発行した「ペトロ(Petro)」に次ぐ事例となります。
ただしインドは、ビットコインなど通常の仮想通貨については、これまでどおり「規制を継続」する方針です。
阿部悠人の考察(重要度★★)
Lakshmi(ラクシュミー)の構想はまさに、インド版「ペトロ」ですね!
ビットコインなどの仮想通貨は、インドにとって「マネーロンダリング」などの犯罪に使われるリスクがあります。
しかし、「Lakshmi」なら、インドはお金の流れを完全に監視することができ、マネロンのリスクは下がるという事情があるのでしょう。
インドでは、仮想通貨の取引は全面禁止していないものの、金融機関が国民に仮想通貨関連サービスを提供することを禁止しています。
国家発行の仮想通貨を検討する前に、ビットコインなどの仮想通貨を完全合法化してほしいですね。。
本日のまとめ
- ①USDTの暴落で発行会社テザーはボロ儲け!?そのカラクリとは
- ②管理資産800兆円超え「Fidelity」が仮想通貨参入!
- ③仮想通貨Aidos Kuneen (ADK)のETFが誕生?
- ④インド中央銀行が仮想通貨「Lakshmi」(ラクシュミー)発行か
以上、本日の気になる仮想通貨ニュースでした!
USDTの下落で、なぜテザー社がボロ儲けすることになるのか?
まず、USDTがわずかでも下落すると、仮想通貨市場全体のネガティブな空気が広がり、BTCが下落します。
テザー社はその安いBTCを300億円相当購入していることが、送金履歴から予測されています。
そして15日(昨日)、USDTがさらに暴落し、一時期0.9ドルにタッチする局面も。
この崩落で、USDTを売ってBTCをへ避難する動きが出て、取引所によってはビットコインが10%以上も高騰しました。
この時点でテザー社は大きな含み損を抱えていることに。
今後の展開としては、テザー社はBTCをUSDTに換金し、1ドルを割っているUSDTが1ドルへと値を戻す、その価格差をも取りにいくことが考えられます。
上記は一説に過ぎず、必ずしもTetherの真相とは限りませんが、、、もし本当なら恐ろしく巧妙なトリックといえるでしょう。