こんにちは、阿部です。
ビットコインは歴史が浅く、馴染みのない方も多い存在です。
初心者にとっては、不明な点が多い商品でもあります。
「ビットコインを持っているだけで利息がもらえるの?」という疑問も、初心者の方が勘違いしやすいポイントとなっています。
残念ながらビットコインを所有しているだけで、利息が発生することはありません。が、「ビットコイン貸出」をすれば、利息を受け取ることも可能です。詳しくみていきましょう。
ビットコイン貸出で利息をもらう
ビットコインで利息を発生させる方法の1つに「QUOINE」のビットコイン貸出があります。
この記事ではビットコインの利息をもらう方法として「QUOINE」のビットコイン貸出を取り上げたいと思います。
QUOINEのビットコイン貸出はビットコインを預けることで利息が発生するサービスです。
貸し出したビットコインはレバレッジ取引を行なう投資家に貸し出されます。
レバレッジ取引とは少ない資金(例として10万円)で大きな取引(例として100万円)を行なうことです。
各ビットコイン取引所は大抵レバレッジ取引のサービスを提供していますね。
このようなレバレッジ取引を行う投資家にビットコインを貸し出すことでビットコインの貸し手は日歩(一日ごとの利息)を得ることができ投資家は少ない資金で大きな取引を行なうことができます。
気になるのは利息の金額ですがこれは需要と供給によって定まるため決まった利息の金額はありません。が目安としては日歩0.01%程度。
1年間ではなく1日なので定期預金よりはるかに割がいいといえます。
貸したビットコインは本当に戻るのか?
レバレッジ取引を行なう投資家にビットコインを貸し出すときき「貸した投資家が損をして、ビットコインが戻ってこないのではないか?」と心配になる方もいるはずです。
無理もありませんね。しかし仕組みを理解すれば疑問は解消されます。
貸し出しを行なうのはあくまでビットコインであって日本円ではない点に注目しましょう。
例を挙げてみましょう。
レバレッジ取引を希望する投資家にビットコインを貸し出します。
投資家はそのビットコインを使って「買い」のポジションを取ったとします。
その後ビットコイン価格が大きく下落し投資家はポジションを解消します。
するとあなたの貸し出したビットコインは投資家の手からはなれ
投資家は買い戻した日本円の金額が減ることで損失が確定します。
上記をよく観察すると投資家が損をするのはビットコインベースではなく日本円ベースです。
ビットコインが減額されて返還されることはないことがわかります。(つまり、10万BTCが8万BTCに減少する、といったことはない)
ビットコイン貸出の注意点
QUOINEのビットコイン貸出の注意点としていくつかのリスクを挙げておきたいと思います。
ビットコイン取引所の売買と異なりリスクは限定的ですが、まったくのノーリスクではありません。
取引所の信用リスク
ビットコイン貸出を利用するためにはQUOINEにビットコインを預けなければなりません。
数年前、ビットコイン取引所へ預けた資金が返還されなかった「マウント・ゴックス事件」がありますがQUOINEについてもそのリスクがないわけではありません。
上述した例のように仕組み的にはリスクはないものの(実際、QUOINEのホームページにも「100%安全」との文面があります)QUOINEが倒産した場合貸し出したビットコインが戻ってくる保証はありません。
もちろんQUOINEが倒産する可能性が高いと言いたいわけではありませんしQUOINEはアジア圏で有数のビットコイン取引所であることを付け加えておきます。
また、このような信用リスクはビットコイン貸出に限らず通常のビットコイン取引所の売買でも避けられないリスクです。
とはいえ明らかに値下がりリスクがある売買と違いビットコイン貸出はリスクが限定的であることから多額のビットコインを貸し出しがちです。
注意しましょう。
ビットコイン貸出中の価格変動リスク
ビットコイン貸出の注意点としてビットコイン貸出中に価格が変動するリスクが挙げられます。
貸出中にビットコイン価格が暴落し売却したいとしてもビットコインが返還されるまではどうすることも出来ません。
上述したように貸し出しすることで10万BTC→8万BTCといったようにビットコインの総量そのものが減少することはありません。
しかし、同じ10万BTCでも日本円ベースで価値が下落することはあります。
このことを理解した上で、ビットコイン貸出を行いましょう。
眠っているビットコインの貸出は有力
ここまでQUOINEを利用したビットコイン貸出を解説しました。
ビットコイン貸出はビットコイン取引を行わない方であってもビットコインを増やせる点でおすすめです。
眠っているビットコインがある方は上記をぜひ参考にしてみてください!