「Kraken(クラーケン)ってどんな仮想通貨取引所なんだろう?」
「日本居住者でも使える海外取引所らしいけど、どんなメリットやデメリットがあるの?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Kraken(クラーケン)とは
Krakenとは、アメリカを拠点とする世界的な仮想通貨取引所のひとつ。
2011年に誕生した歴史がある取引所でありながら、取引量は世界4位の規模を誇っており、伝統と影響力を高いレベルで両立している取引所となっています。
また、非常に高いセキュリティを誇っていることでも有名。
セキュリティの高さを裏付けるエピソードのひとつとして、ハッキングにより破綻したMt.GOX(マウントゴックス)の事件後のサポート業者として、Krakenが選ばれています。
Krakenが長い歴史を持つこと、一度もハッキングを受けたことがないことが理由であると、当時明かされました。
Krakenの日本居住者向けサービス
Krakenは海外取引所でありながら、日本居住者にサービスを提供しています。
Krakenが設立した別会社Payward Asia株式会社は、金融庁の「仮想通貨交換業者(第00022号)」を取得しています。
そのためKrakenは、海外をルーツに持ちながらも堂々と日本人にサービスを提供することができるのです。
ただし注意点として、米国向けサービスと日本向けサービスでは、その「仕様」が大きく異なっています。
KrakenはCoinMarketCapによると、記事執筆時点で303もの豊富な通貨ペアに対応しています。
一例を示すと、海外Krakenで取引できる仮想通貨には以下があります。
- Augur(REP)
- Basic Attention Token(BAT)
- Bitcoin(BTC)
- Bitcoin Cash(BCH)
- Cardano(ADA)
- Cosmos(ATOM)
- Dash(DASH)
- Dogecoin(XDG)
- EOS(EOS)
- Ethereum(ETH)
- Ethereum Classic(ETC)
- Gnosis(GNO)
- Litecoin(LTC)
- Monero(XMR)
- Qtum(QTUM)
- Ripple(XRP)
- Stellar Lumens(XLM)
- Tether(USDT)
- Tezos(XTZ)
- Watermelon(MLN)
- WAVES(WAVES)
- Zcash(ZEC)
しかし上記はあくまで海外Krakenの取り扱い通貨であり、日本Krakenではわずか以下の5種類にしか対応していません。
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
しかも、日本居住者は「先物取引」「信用取引」「OTC取引」が制限されているというオマケ付き。
レバレッジ取引がとてもやりにくい環境になっています。
海外Krakenと日本Krakenはサービスが大きく違うという点を理解した上で利用するようにしましょう。
Krakenのメリット
日本居住者がKrakenを利用するメリットは、どのような点でしょうか?
まず、海外取引所をルーツとしていながらも、よくも悪くもKrakenは「海外取引所っぽくない」です。
そのため、海外取引所を使うのが始めての方でも違和感なく取引をスタートできることです。
- 金融庁のライセンスである日本の「仮想通貨交換業」に登録済み
- 取り扱い通貨が5種類としっかりと絞り込まれているため、無駄に迷うことがない
- Krakenの公式メディアには質の高い「仮想通貨情報」が掲載されており参考になる(英語)
最後のKraken公式メディアについては、非常に質の高い情報が提供されており、仮想通貨の「正確な情報をわかりやすく学ぶ」のに最適だと思います。
英語で書かれているため、グーグル翻訳機能などを利用する必要がありますが、原文が質の高い正確な英語で書かれているため、翻訳文はそれほど不自然ではありません。
Kraken公式メディアの記事の一例としては、
- 仮想通貨とは?
- 仮想通貨の種類
- DeFi(分散型金融)とは?
などがあります。
仮想通貨について改めて学びたい初・中級者の方はKraken公式メディアをのぞいてみましょう。
Krakenデメリット
一方で、Krakenにはメリットだけではなくデメリットもあります。
代表的なデメリットとしては、「あえてKrakenを利用する決定的な理由がない」ということが挙げられます。
Krakenの日本居住者でも取引が可能な仮想通貨は、
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
となっており、これらはKraken以外の仮想通貨取引所でよく見かけるラインナップです。
たしかに、2011年から続く伝統や、高いセキュリティによる「安心感」などのメリットはありますが、多くの国内取引所のセキュリティが向上している中、少しインパクトに欠ける印象です。
Krakenの買い方
Krakenの登録はこちらから可能です。
また、多数のアルトコインを売買したい方は、世界最大の仮想通貨取引所のバイナンスをおすすめします。