【仮想通貨】時間足チャートの使い方/見方について解説!

仮想通貨トレード

こんにちは、阿部悠人です。

今回は、「時間足」について深く掘り下げていこうと思います。

時間足とローソク足の関係

時間足を解説する前に、まずは「ローソク足」について改めて確認する必要があります。

ローソク足は、「陽線」であれば実体の下部分は始値で、上部分が終値。

「陰線」であれば実体の上部分が始値で、下部分が終値になります。

「ひげ」はその一定期間の最高値と最安値を表しています。

このようにローソク足は一定期間の値動きの推移を1本の線で表しているのです。

そして時間足を決めるという事は、ローソク足1本の値動きの時間を決めると言う事と同じです。

例えば「1時間足」であればローソク足1本で1時間分の値動きを表していると言う事になり、「1日足」であれば1日分の値動きをローソク足1本で表していると言う事になります。

このように時間軸とローソク足には密接な関係があるのです。

どの時間足を使うのがいいのか?

皆さんは投資を行う際に「どの時間軸を見るのがいいのか?」と考えたことはないでしょうか。

どの時間軸を見て投資を行うのかについては、各個人の投資スタイルによって異なってきます。

投資スタイルには「デイトレード」「スイングトレード」「長期投資」など色々あります。

※トレードスタイルの違いについてはこちらの記事で詳しく解説しております。

この「投資スタイル」によって、見るローソク足の時間軸も変化してくるのです。

「デイトレード」の時間軸

デイトレードをする際は「1分足」から「1時間足」「1日足」「月足」などすべての時間軸を見る事が重要です。

デイトレードであれば「1日足」「月足」は見なくてもいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、大きなトレンドの方向性を把握するためにも「1日足」「月足」やといった大きな時間軸も観ておく必要があります。

デイトレードおいては「大きな時間軸」を見てから「小さな時間軸」で売買ポイントを探るといった、マクロの視点とミクロの視点を持つことが必要になってきます。

なので「1分足」から「月足」まですべての時間軸の流れを把握する必要があるのです。

「スイングトレード」の時間軸

1日から数日間といったスパンで取引をするスイングトレードにおいては、「1時間足」「1日足」「月足」などの時間足を見るとよいでしょう。

スイングトレードはデイトレードよりは長いスパンで取引を行うため、時間軸もそれだけ長くなります。

スイングトレードにおいては「1分足」といった短い時間軸はそれほど重要視するものではありません。

「1分足」は動きも激しく、それだけハイレベルな投資家がしのぎを削っている戦場でもあります。

なので安易に初心者が飛び込んでもレベルの高い投資家のカモにされてしまいますし、相場の動きに翻弄され投資判断を誤ってしまう事も考えられます。

なのでスイングトレードではそれよりも俯瞰した時間軸である「1時間足」などを見るようにしましょう。

大きな時間軸はそれだけ動きも緩やかになるので、落ち着いた投資判断を下すことが可能になります。

「長期投資」の時間軸

数か月から数年のスパンで取引を行う長期投資においては「1日足」「週足」「月足」などの時間軸を参考にするとよいでしょう。

長期投資においては細かい値動きはさほど重要ではありません。

なので一番小さい時間軸でも「1日足」程度にとどめておくのが良いと考えます。

それよりも重要なのが大きな相場の流れなので、「週足」「月足」などの時間軸の分析に重きを置くのが良いでしょう。

どの時間軸でも基本は同じ

皆さんは「フラクタル構造」というものをご存知でしょうか。

ブロッコリーを例にとると分かりやすいのですが、ブロッコリーは房の一つ一つをもぎ取ってみても、それらは小さなブロッコリーの様な形をしていますよね。

このようにフラクタル構造とは「小さな部分が大きな部分と同じもので構成されている構造」のことです。

相場に関しても、この「フラクタル構造」が当てはまります。

「1分足」であっても「1時間足」であっても「1日足」であっても実は同じような値動きの癖や特徴が当てはまるのです。

テクニカルツールがどの時間軸においても有効なのは相場が「フラクタル構造」だからです。

なので結論として、取引する時間軸は「自分の投資スタイルとあっていればどれでもいい」という事が言えますね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は「時間軸」について詳しく解説してみました。

ぜひ参考にしてください!