「Arweave(アーウィーブ/AR)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「たった1回の支払いで永久にデータを保存できるという、夢のようなストレージサービスらしいけど、将来性は高いの?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
- Arweaveとは
- Arweaveの将来性
- Arweaveの買い方
さっそく、詳しくみていきましょう。
Arweave(アーウィーブ)とは

Arweaveとは、データを分散的(非中央集権的)かつ、「永久」に保存できるストレージサービス。
データの保存にはブロックチェーンに似た「blockweave」という仕組みと、独自トークンのARを用いています。
Arweaveは2018年6月にメインネット(正式版)を発表しています。
元々「Archain」という名称でしたが、その後、2018年から現在「Arweave(アーウィーブ)と呼ばれています。
分散型ストレージサービスとは
分散型ストレージサービスとは、特定の管理者(企業など)が管理する保存領域を使わず、非中央集権的にデータを保存できる仕組みのこと。
Arweaveの場合、プラットフォームに保存領域を貸し出した無数の人々によって、データが分散的に保たれます(保存領域を貸し出した人は、ARで報酬を受け取ることができます)。
これにより、特定の企業が倒産して貴重なデータが失われたり、企業が勝手にデータを改ざんすることができなくなります。
Arweaveの将来性は?

それでは、Arweaveの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Arweaveはデータを「永久」に保存できる!
Arweaveは、仮想通貨業界では「分散型ストレージサービス」と呼ばれる分野のプロジェクトですね。
よく勉強されている方は、同じく分散型ストレージの「Filecoin」や「Sia」と似ていると思うかもしれません。
しかし最大の違いであり、Arweaveの画期的な点は、たった1回の先払いで「データを永久に保存できる」ということ。
データを保存するのにコストかかり続けるという常識からすれば、夢のような料金体系だといえるでしょう(通常はサブスクリプション形式で毎月ストレージ利用量を払う)。
Arweaveのような仮想通貨は、他にはありません。もちろん、FilecoinやSiaなどのライバルに対しての付加価値となるでしょう。
そればかりか、今後はGoogle、Amazon、Microsoftなどの大手ストレージサービスを駆逐するのではないか、とも一部で期待されています。
ストレージの「永久保存」は本当に可能なのか?
とはいえ、たった1回の先払いで「データを永久に保存できる仕組み」なんて、本当に可能なのでしょうか?
ストレージの維持にはコストがかかるので、あり得ない仕組みのように思えてしまいます。
Arweaveがどのような仕組みになっているのかというと、最初に1回払いで支払われたストレージ利用料は、ストレージを貸し出している人に時間を掛けて、少しずつ支払われています。
「これではいつか、お金が尽きてしまう」と感じるのは自然ですが、そこで考慮したいのがストレージの維持コストは年々、下がり続けているということ。
この流れが続くのなら、確かにArweaveには持続性がありそうです。
もしこの仕組みが成り立つなら、「永久に続くアレクサンドリア図書館」(古典の世界最大の図書館だったものの、戦火で失われた)が実現するかもしれませんね!
Arweaveの資金調達と採用事例
Arweave上ではすでに、100以上のDApps(分散的アプリケーション)がストレージを使ってデータを保存しています。
その用途は、ブログ記事や、メモ書き、気候科学のデータ、家系図などさまざまです。
また、ヨーロッパ最大の大学病院の「シャリテ」はArweaveを使って、生物医学データの専門誌「Journal of RawData」を保存しています。これによって、研究データを改ざんできなくしているわけですね。
また資金調達の面では、アンドリーセンホロウィッツやユニオンスクエアベンチャーズ、CoinbaseなどがArweaveに出資しています。
Arweaveがライト層にウケる仮想通貨かどうかはさておき、ロマンと可能性にあふれる仮想通貨であることは伝わったのではないでしょうか。
Arweaveの買い方

Arweaveは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のGate.ioの買うことができます。