「Adamant(ADDY)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「Polygonネットワーク上のDeFiにて、高利回りでイールドファーミングできるらしいけど、どういう仕組みなの?」
と、気になっていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Adamantとは
Adamantとは、仮想通貨を預けて利息収入を得る「イールドファーミング」の利回りを自動で最大化してくれるイールドファーミングアグリゲーターです。
DeFiを使ったイールドファーミングは高利回りで運用できることから注目を集めています。
一方で、DeFiの種類、トークンの種類、時期によって利回りが変動するため、常に高い利回りを狙うには手動で微調整しつづけなければならず、手間がかかります。
こうしたイールドファーミングを手間いらずで最適化し、さらに得た利益を自動で「再投資」してくれるのがAdamantなのです。
イーサリアム系のイールドアグリゲーターはめずらしくありませんが、AdamantはPolygon(ポリゴン/MATIC)系のDeFiに対応しているのが特徴。
具体的には、Polygon上で稼働している、Sushi、Quickswap、Elk Finance、PolywhaleなどのDeFiを使ったイールドファーミングを最適化できます。
公式ツイッターによると、Adamantは100億円以上のTVL(Adamantに預けられた仮想通貨の合計額)に到達するなど、最近になり急成長を遂げています。
Adamantの独自トークン「ADDY」とは
独自トークン「ADDY」は、Adamantの「ガバナンストークン」として機能します。
つまり、ADDYの保有者は、トークンをAdamantの運営方針を決定する投票権として使うことができます。
また、ADDYにはAdamantの開発資金の用意のためにも用いられます。
公式サイトによると、Adamantはイールドファーミングの収益を最適化した「報酬」としてADDYが新規発行されますが、その13%が開発チームに送られます。
「新規発行されるということは、インフレし価格が下落するのでは?」
と心配になる方もいるかもしれません。
しかし、イールドファーミングを最適化した成功報酬としてのみ、ADDYは新規発行されます。
つまり「価値提供」を伴わずにむやみに発行されることはないので、インフレは過剰に心配する必要はないでしょう。
Adamantの将来性は?
それでは、Adamantの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Adamantは年利1000%以上でイールドファーミング可能
Adamantの公式サイトを開くと、驚くほどの高利回りなイールドファーミングが提供されていることがわかります。
年利100%はめずらしくなく、1000%以上、場合によっては5000%近い利回りも提供されています。
なぜ、これほどまでに高利回りなのでしょうか?
Adamantでは、Sushi、Quickswap、Elk Finance、Polywhaleといった複数のDeFiプロジェクトから、もっとも高利回りで運用できる環境を自動で選定してくれます。
しかもAdamantがそうして得た利益を自動で「再投資」してくれるので、1年も経てば複利効果で指数関数的な資産の増加を目指すことができるんですね。
また、イールドファーミングというと、イーサリアムやBinance Smart Chain上のDeFiプロジェクトが人気です。
しかしAdamantは、少しマイナーなPolygon(ポリゴン/MATIC)上のDeFiに対応したイールドファーミングアグリゲーターです。
イールドファーミングは流動性提供者(イールドファーミングする人)少ないほど利回りが高くなるので、先行者利益によりAdamantの利回りは高めになっています。
今後、Polygon上のDeFiの人気が高まるにつれ、Adamantの人気も高まり、独自トークン「ADDY」の上昇も期待できるでしょう。
Adamantはセキュリティが堅牢?
2021年5月、Adamantと似た仮想通貨プロジェクトPancake Bunnyが大規模なエクスプロイトを受けたことを発表しました。
エクスプロイトとは、セキュリティの脆弱性を悪用したプログラムによる攻撃のこと。
犯人は、エクスプロイトによってBUNNYを暴落させ、約2億ドル(200億円)相当のBUNNYトークンとBNBを得たとされています。
では、Adamantのセキュリティは大丈夫なのでしょうか?
結論として、Adamantは同様のエクスプロイトに対してはすでに対策を講じていることを発表しています。
加えて、有名なセキュリティ監査「Certik」による監査を受け入れることを明らかにしています。
公式発表によると、2021年6月7日からCertikによる監査がスタートします。
監査に合格し、セキュリティに問題がないことが公式サイトなどで発表されれば、Adamantへの信頼感もいっそう高まることが期待されます。
Adamantの買い方
Adamantは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のQuickswapで買うことができます。