
突然ですが皆さんは、クリプトキティーズ(CryptoKitties)というゲームをご存じでしょうか?
ゲームが好きなプレイヤーは興味をそそられる一方、そうではない方は「なんだ、ゲームか」とガッカリされたかもしれません。
しかし、クリプトキティーズは、ただのゲームではありません。
イーサリアムのDApps上開発されたゲームだけあって、「ゲームすると、投資にもなる」という可能性を秘めています。
こうした形式のゲームはこれからの注目すべきトレンドです。
どのようなゲームなのかを今回ご紹介したいと思います。
それではさっそく見ていきましょう!
仮想通貨CryptoKitties(クリプトキティーズ)とは?
クリプトキティーズの特徴は一言でいえば以下のようなものです。
- ゲーム内にさまざまな種類のネコ(クリプトキティーズ)が存在する
- 2匹のネコを交配させることで、見た目の異なるネコが新たに誕生する
- 珍しいネコは、高値で取引される
このようにしてみると、ネコを1つの資産として売買していくゲーム、または価値の高いネコを生み出していくゲームということができます。
これは、投資と非常に似ていますよね。
仮想通貨CryptoKitties(クリプトキティーズ)の特徴・将来性
ゲームの中でネコを売買するといっても、取引がゲーム内で完結するわけではありません。
たとえば、家庭用ゲームなどでは、ゲーム内でアイテムを売買するようなシーンがあります。
その場合、成功してもあくまで増えるのは「ゲーム専用通貨」であり、現実世界では価値を持ちませんよね。
しかしクリプトキティーズは、現実世界のゲームユーザー間でネコの取引が行われているため、上手くやれば「投資」になるのです。
実際にクリプトキティーズは
- オークションで1400万円ほどで売買されたケースもある
- すでにクリプトキティーズの取引は45000ETH(約25億円)以上にのぼる
という実績もあります。
しかも、ゲームでは、どのようなネコに価値があるのかという価値観に「傾向」があるため、100%が運に左右されるという性質のゲームではありません。
プレミアとなる初期の100匹のネコ(ファウンダー・キティー)に代表されるように、希少性の高さと、需要と供給によって取引の際の価値が変わってきます。
2018年6月現在も、ゲームは開発が進んでいるため、遊び尽くされて終わってしまうということもありません。
こうした性質を持つことから、実際に投資家の間で高い人気を得ることに成功しています。
クリプトキティーズのような「デジタルのネコ」が売買されている現状をみると「一時的なブームに過ぎない」と感じてしまいますよね。
たしかに、実用的な意味での利用価値がないネコに高値がつくのは、信じがたいことでもあります。
しかし、ゲームに課金をしてアイテムを購入することは、若年層を中心に当たり前に行われていることなのですね。
希少性の高いアイドルグッズなどが高値で取引されていることを考えても、希少性の高いクリプトキティーズが高く売買されるのは不思議なことではありません。
そして今後は、DApps(暗号通貨のブロックチェーン上)で動かすことのできるゲームが多く登場してくることになるでしょう。
それらがイーサリアムなどの暗号通貨と結びつけられることで、「ゲームに勝てばイーサリアムをゲットできる」のような仕組みのゲームも増加してきます。(法律的な課題は残ると思いますが・・・)
ゲーム内のアイテムを株のように売買して利益を出す人も出てくるでしょう。
また、イーサリアム上のゲームが流行することによって、イーサリアムそのものの値動きにももちろん影響します。