「Harmony(ハーモニー/ONE)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「スケーラビリティ問題を解決するDAppsプラットフォームらしいけど、ライバルと比較した場合の強みは?」
とHarmonyについて気になっていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Harmony(ハーモニー)とは
Harmonyとは、「100億人のためのプラットフォーム」をテーマに掲げている仮想通貨プロジェクト。
100億人が利用しても、スケーラビリティ問題(取引混雑時の手数料の高騰)が発生しない仮想通貨を作成する、という意図ですね。
HarmonyはStephen Tse氏が開発に携わっていることで知られます。
同氏は、Microsoftリサーチの研究者、Googleのエンジニア、Appleの主任エンジニアを経験しているほか、モバイル検索の「Spotsetter」を創業した後Appleに買収した経歴を持っています。
Harmonyは高速でプライバシーに優れる
HarmonyはDAppsプラットフォームとして機能します。
この点ではイーサリアムと似ていると言えますが、Harmonyは異なるコンセンサスアルゴリズムPBTF(Practical Byzantine Fault Tolerance)を採用しています。
これはイーサリアムよりも若干中央集権的ですが、その分処理が効率的で、スケーラビリティに優れているアルゴリズムです。
また、Harmonyはゼロ知識証明とシャーディングを採用しています。
ゼロ知識証明とは、トランザクション(取引)に匿名性を持たせる技術。シャーディングは、スケーラビリティを高める注目の技術となっています。
これによりHarmonyは、イーサリアムよりも高速かつ匿名性に優れるDAppsプラットフォームを提供できます。
Harmonyの将来性は?
それでは、Harmonyの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
HarmonyのようなDAppsプラットフォームの需要は増加
Harmonyは、分散的(特定の管理者が存在せず)かつ高速な仮想通貨です。
イーサリアムがスケーラビリティ問題を深刻化させている中で、Harmonyのような高速なDAppsプラットフォームの需要は高まっています。
このことはPolkadotやSolanaなどが伸びていることからも分かりますよね。
2021年、スケーラビリティ問題に対応する仮想通貨は間違いなくトレンドです。
Harmonyは「100億人のためのプラットフォーム」を掲げており、トレンドに乗るプロジェクトのひとつだといえるでしょう。
Binance LaunchpadでIEO実施
とはいえ「スケーラビリティ問題を解決って、どのプロジェクトも同じことを言っているよね」と思う方もいるかもしれません。
そんな中でのHarmonyの独自の強みは、Binance Launchpad(バイナンスローンチパッド)を実施しているということ。
Binance Launchpadは世界最大の仮想通貨取引所バイナンスのIEOプラットフォーム。つまりHarmonyは、バイナンスがお墨付きを与え、将来性が高いと判断して販売した仮想通貨なのです。
Binance Launchpadを実施した仮想通貨は2021年現在で約20銘柄しかありません。
また、そのいずれも非常に高いリターンを記録しています。
AnimocaBrandsと提携
Harmonyはすでに、AnimocaBrandsとの提携に成功しています。実用化についても、着実に進んでいるといえますね。
AnimocaBrandsはドラえもんなどの有名キャラクターの権利を持つ会社と提携し、ゲームを開発しているデジタルエンターテインメント業界のリーダー企業。
過去、イーサリアムでもCryptoKittiesなどのゲームが流行しましたが、スケーラビリティ問題でイーサリアムの処理能力をパンクさせた経緯がありますよね。
そうしたことからAnimocaBrandsなどのゲーム関連企業は、今後ますますHarmonyのようなスケーラビリティに優れるDAppsプラットフォームを採用するでしょう。
今後、Harmonyを使ってさまざまな仮想通貨や、ゲーム関連のNFT(ノンファンジブルトークン)が、非常に安価な手数料でやり取りできるようになることが期待されます。
Harmonyの買い方
Harmonyは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。