「Mina Protocol(ミナプロトコル/MINA)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「世界最軽量のブロックチェーンらしいけど、軽いとどのようなメリットがあるの?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Mina Protocol(ミナプロトコル)とは
Mina Protocolとは、世界最軽量のブロックチェーンを提供する仮想通貨プロジェクト。
ブロックチェーンを軽量化することで、仮想通貨の真のパワー(分散化、スケーラビリティ、プライバシー)をもたらすことができます。
なお、Mina Protocolは2021年3月、メインネット(正式版)のリリースに成功しました。
プロジェクトは、コインベースベンチャーなどの有名VCから出資を受けているほか、コインリスト(coinlist)で実施された2021年4月のICOでは、わずか4時間で1870万ドル(約20.5億円)の販売に成功しています。
直近で、もっともニーズが大きく、アツい仮想通貨の1つと言えます。
Mina Protocolは驚異の軽さ「22kb」
Mina Protocolの最大の特徴は「軽量」であることです。
これにより、誰もがブロックチェーンの正しさを証明する「ノード」になることができ、Mina Protocolを真に非中央集権的なブロックチェーンとします。
具体的には、Mina Protocolのブロックチェーンはわずか「22KB(キロバイト)」。
一般的なブロックチェーンは「300GB(ギガバイト)」ですから、その差は歴然です。
(ピンと来ないかもしれませんが、「1024KB=1MB」であり「1024MB=1GB」ですから、非常に大きな差があります)
ブロックチェーンが軽量であれば、高性能な端末を持つ人だけではなく、誰もがノードとなり、Mina Protocolの取引の正しさを証明することができます。
ビットコインやイーサリアムは、「特定の企業を信頼せず、誰もが検証できる」のがメリットですが、そうしたメリットを最大まで強調したのがMina Protocolだと言えるでしょう。
Mina Protocolの将来性は?
それでは、Mina Protocolの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Mina Protocolが「軽量なブロックチェーン」である意義
Mina Protocolは現在、絶大な人気を誇っています。
その理由を知るためには、「ブロックチェーンを軽量にすると意味があるのか?」を知る必要があるでしょう。
ブロックチェーンの歴史はビットコインから始まりました。
もともとビットコインは、従来の円やドルとは違う「ユーザー自身が管理できる非中央集権的な通貨」として成長しました。
しかし、ビットコインは本当に「非中央集権的」なのか?というのがMina Protocolの問いです。
ビットコインでは取引の検証を「銀行」や「企業」もしくは「国家」が行うことはありません。
しかし、ユーザー自身が行っているかというとそうではなく、厳密にはビットコインマイニングをビジネスとしている「マイニング業者」が権力を持っています。
マイニングをするには、高性能なマイニングマシンと施設が必要なので、僕たち投資家がマイニングをすることはありません。
これは、ブロックチェーンの検証をマイナーという第三者に委任している(権限を握られている)のと同じです。
Mina Protocolは、こうした現状を変え、ユーザーを真の通貨の所有者にすることを目指しています。
Mina Protocolでは、ゼロ知識証明の一種である「zk-SNARKs」と呼ばれる技術を用いており、「過去のトランザクション」の読み込みが不要。
これが世界最軽量のブロックチェーンのカラクリで、300GBではなく、わずか22KB(ツイート2つ分)を読み込めればノードを検証することができます。
Mina Protocolが仮想通貨業界で期待されている理由が、なんとなく伝わりましたか?
すでに取引所クラーケンに上場!
2021年6月時点では、すでに有名取引所クラーケンがMina Protocolを上場させています。
Mina Protocolは高い技術力を持つ画期的なブロックチェーンなので、今後、多くの仮想通貨取引所が上場を検討するでしょう。
バイナンスなどの大手取引所が上場を発表すれば、価格の上昇が期待できます。
Mina Protocolの買い方
Mina Protocolは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のGate.ioで買うことができます。