仮想通貨Vergeとは?半減期はいつ?今後の価格、将来性、買い方

コイン

「Verge(XVG/バージ)ってどんな仮想通貨なんだろう?」

送金スピードが早い匿名性コインとして実用化が進んでいるみたいだけど、詳しく知りたい」

と考えていませんか?

この記事では、Vergeの以下のポイントについて徹底解説。

この記事でわかること
  • Vergeとは?その基本情報
  • Vergeの将来性
  • Vergeの購入方法

さっそく詳しくみていきましょう。

Verge(バージ)とは

出典:Verge公式

Vergeは、「匿名性コイン」の一種。

利用者のプライバシーを考慮し、「誰がその送金を行ったか特定できない」性質を持つ仮想通貨として、2014年10月25日に公開されました。

Vergeは、ビットコインと同じアルゴリズム「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」を採用しています。

これは、ビットコインのブロックチェーンを改良して作られたためです。

同じく匿名性を持つ仮想通貨としてはダッシュ、モネロ、ジーキャッシュなどが存在します。

これらの通貨との違いとして、Vergeは、「匿名性のオン/オフ切り替え機能」があり、シーンによって最適な決済方法に切り替えられるがあります

また、取引所を使わずユーザー同士で直接的に仮想通貨を交換できる機能(アトミックスワップ)や、ユーザー同士で匿名性を保ったままメッセージをやり取りできる機能(Visps)も実装されています。

以下、Vergeの特徴を3点、順番に解説します。

  • 強力な匿名性
  • 取引の「公開」「非公開」が選択できる
  • 早い送金スピード

強力な匿名性

Vergeは、「Tor」や「I2P」と呼ばれる技術を用いているため、非常に高い匿名性が担保されています。

他の匿名性コインでは、ユーザーの特定につながるIPアドレスが記録されてしまうことがありますが、VergeではIPを非公開のまま利用することができます。

取引の「公開」「非公開」が選択できる

またVergeは柔軟性も持ち合わせています。

匿名性コインの「ON」「OFF」をスイッチのように切り替えることができるため、プライバシーに関する取引ではない場合、取引を公開することができます。

さまざまなシーンで利用することができますね。

早い送金スピード

Vergeはビットコインと同じアルゴリズムPoWを採用しているため、仮想通貨の仕組みに詳しい方は「送金スピードが遅いのでは?」と思うかもしれません。

しかしVergeはブロックの承認時間を30秒に短縮しているため、約30秒で送金が完了します(ビットコインのブロック承認時間は10分)。

実用的な仮想通貨といえますね。

Vergeの将来性は?

それでは、Vergeの将来性についてどう考えればいいでしょうか?

今後、Vergeの実用化が加速する?

過去、「あるニュース」が流れてからVergeへの注目度が高まったことがあります。

それは、オンライン決済PayPalが世界最大級のアダルトサイト「Pornhub」から撤退したこと。

よりクリーンな決済サービスを目指していると大手企業らしい決断です。

それがVergeにどう影響するのか?

実はVergeはその匿名性を活かし、すでにPornhubが決済通貨として採用していました

つまりPayPal撤退で、Vergeの重要性がより高まるとのことで、注目が集まったんですね。

事実Vergeは、このとき24時間で20%以上も高騰しました。

Vergeの強みは、こうしたプライバシーが要求される分野で、送金スピードを活かしてストレスなく支払い(決済)を済ませられる点です。

そのほかVergeは、富裕層による「税金逃れ」の市場(オフショア市場)での活用も考えられます。

オフショア市場は全世界3300兆円もあり、Vergeを含む匿名性コインでこの市場を取り合う形になれば、Vergeの値上がりも期待されますね。

熱心なコミュニティがVergeの武器

仮想通貨が上昇していくためには、当然、熱心な支持者が必要です。

そうした観点からいえば、Vergeは時価総額が小さなコインであるわりに、熱心なファンが多い点で有利です。

たとえば、公式キャラクター「バージリスク」もVergeの有志が作成したものですね。

Vergeに熱狂的なファンが多いのは、特定の管理者が存在しない「非中央集権的」な仮想通貨であることが影響しています。

開発陣のあり方もビットコインに似ており、「オープンソース開発」かつ「ICOを実施していない」ので、運営陣が収益のためにお金を集めるといったことはありません。

そのため、非中央集権性や匿名性を好むファンから根強く支持されているんですね。

Vergeは過去、「51%攻撃」により下落

Vergeの弱点ともいえるのが、サイバー攻撃の一種である「51%攻撃」です。

51%攻撃とは、悪意のあるグループまたは個人が、その通貨の「マイニング(採掘)シェアの51%(過半数)以上を獲得」すると可能になる攻撃のこと。

2018年、Vergeはこの51%攻撃を受け、2億円相当の被害を受けました。

「51%攻撃」は、VergeだけではなくビットコインなどのPoWアルゴリズムを採用しているコイン全ての弱点となっています。

では、Vergeコインに加え、これらの通貨においても同様のことが起きてしまうのでしょうか?

結論としては、可能性はゼロではありませんが、攻撃には過半数のシェアを獲得する必要があるので時価総額の小さい通貨のほうが簡単に51%攻撃されてしまいます。

Vergeはビットコインよりも攻撃されやすい、というデメリットがあることを覚えておきましょう。

Vergeへの投資は半減期を考慮しよう

マイニング報酬が半減する「半減期」は、仮想通貨の上昇要因です。

Vergeもビットコインと同じアルゴリズムを採用しているため、半減期が存在します。

2020年12月現在、Vergeの最新の半減期予想は以下のとおり。

  1. 2021年1月下旬
  2. 2021年9月
  3. 2022年4月

Vergeは、ブロックの承認時間が短いため、その分、半減期のサイクルが早く回ります。

市場環境にもよりますが、半減期の約2ヶ月前に購入し、2週間前に売却するとうまくいくケースが多いので、参考にしてみてくださいね。

Vergeの買い方

Vergeは国内取引所では購入できません。

海外取引所のバイナンスで買うことができますよ。