BTCが100万円割れ!その理由は2つ「マイナー売り」と「株安」

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→大幅下落!

本日、ビットコインは97万円台で推移しており、ここ24時間で約6%下落。

時価総額トップ10でも、ほとんどの通貨が大幅な下落となっていますね。

またアルトコインでは、国内取引所Zaifの取引所トークンであるZaifトークンが大きく下落しているので、後述します。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①BTCが100万円割れ!その理由は2つ「マイナー売り」と「株安」

仮想通貨ビットコインは本日97万円台と、前日比6%の下落となっています。

本日の正午頃には一時96.5万円を記録し。

なお大幅な下落から反発する兆しはありません。

また日足のチャートでは、投資家から「上昇トレンドの根拠」と見なされやすいトレンドラインが3ヶ月続いていましたが、これを明確に割れてきました。

ビットコインの値動きが弱い背景には、最近になりビットコインとの価格連動性が強まっている株式指数(アメリカのNYダウや、日経平均株価など)の下落基調があります。

NYダウの24日の終値は23日から最大約4%弱下落したほか、日経平均株価は本日22,277円と24日から2%弱下落しています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

そのほか、2つのマイニング業者(ハオBTC・プーリン)が、採掘したビットコイン7,000BTC(70億円)を売却していたことが分析企業クリプトクオントのデータから明らかになっています。

取引所ではなく、OTC取引(取引所外で投資家同士が直接取引すること)で売却されたとされています。

CryptoQuantの公式Twitterより(上がビットコイン価格、下はマイニングプールからの流出額)

このように、マイニングプールから流出があったしばらく後にビットコインが下落していますね。

マイナー2社の売却によって、ビットコイン価格が1%下落したとの見方もあり、株安と合わせてビットコイン下落要因のひとつといえるでしょう。

またテクニカル的には、分足でみると大きな下落に感じられますが、日足などの長い時間軸でみると「売りが一巡」したといえるほど大きな下落ではありません。

むしろまだ下値余地を感じられますね。

僕自身は、以前よりビットコインは70~80万円程度までの下落余地があり、そこが買い場だと考えています。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • ブロックチェーン分析企業メサーリのワトキンス氏が「機関投資家が1%をビットコインに投資したら5万ドル(約535万円)に到達する」と試算
  • 韓国の大手仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)が、韓国内で新規株式公開(IPO)を計画していることが判明。地元メディアが報じるも現時点で詳細は不明
  • アメリカNY州がアルトコインの上場規制と、新規参入業者の規制を緩和か。金融規制当局(NYDFS)が意向を示す
  • ベネズエラの入国管理局が、パスポートの申請支払いでビットコイン決済を採用したことが判明

なお、国内取引所Zaifの取引所トークンである「Zaifトークン」が大きく下落していますね。

その背景となったのが、Zaif公式ツイッターのツイートです。

投資家の中には、Zaifトークンは現在「フィスコ」が管理しており、(ハッキング事件の被害を受ける前にZaif事業を運営していた)テックビューロではないと思っていた方も多かったのでしょう。

「(Zaifトークンを発行したのは)テックビューロ株式会社であり、当社ではない」とツイートされると、突如急落することになりました。

とはいえ、根本的にZaifトークンのファンダメンタルズが変化したわけではないので、少し過剰反応気味であり、早い段階では反発があるでしょう。

ただ、個人的にはZaifトークンを持っている意味を感じませんので、中長期的な値上がり目的でしたら諦めた方が良いでしょう。

本日のまとめ

  • 「マイナー売り」と「株安」により、BTCが100万円割れ!とはいえ、70~80万円程度までの下落余地がまだ残されている

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!