こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう。
本日の相場は?→下落!
ビットコインは今日も下落してます。
今日の朝、最大で46万まで落ちましたがその後反発し、現在は50万円代を推移しています。
11月14日から始まった下落ですが、初めてまともな反発を見せた形です。
時価総額トップ10通貨では、ビットコインキャッシュが約12%も反発しています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でArk (ARK)が約30%上昇。
新バージョンのARK Core v2(メインネット)が発表され、高騰に繋がりました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①ビットコイン続落!!約4000ドル(45万円)の直近最安値を記録
【速報】仮想通貨で国内ナンバーワントレーダー、ハゲ先生が引退を表明 https://t.co/4dgosViNd1
— HAT / 帽子屋 (@hat_fx) 2018年11月21日
昨日(20日)の当ブログで、ビットコインは約4200ドル、日本円換算50万円を割れたとお伝えしました。
その後、4200ドルから一時的に4700ドルまで反発し、各メディアで「底を打った」とする楽観的な見方が報じられたものの、21日早朝から下げが加速。
本日(21日)、15日以来の最安値となる約4000ドル(日本円換算約45万円)を記録し、反発上昇と予測した投資家の期待を再び裏切りました。
本日13時現在は、4300ドル台で推移しており、わずか300ドル上昇しました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②疑惑のテザー(USDT)が価格操作?アメリカ司法省が捜査へ
【速報】米司法省が仮想通貨テザーを捜査か=ブルームバーグが報道https://t.co/L7BH1uYqij …
米司法省が仮想通貨テザーがビットコインの相場操縦に使われている疑惑を捜査していると、ブルームバーグが20日に報じた。— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年11月20日
Tether Limited社(テザー)が発行する「USDT」は、時価総額が数千億円に上ることから、ビットコインなど主要通貨価格に大きな影響を与えるステーブルコインです。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
そんなテザーに対し、「巨額のUSDTを使ってビットコインを価格操縦したのではないか」との疑惑が持たれており、アメリカ司法省が捜査に乗り出しました。
これでUSDTには、
- 発行元のテザー社が十分な米ドル残高を保有していない疑惑(テザー問題)
- 巨額のUSDTを使って、ビットコイン価格などを有利な方向へ動かした疑惑(相場操縦)
の2つの不正行為が、公的な捜査が入るレベルで疑われたことになります。
いっそう、USDTの信頼にキズが付きそうです。
阿部悠人の考察(重要度★★)
その仕組み上、テザー社はUSDT発行分よりも多額の米ドルを保有していなければなりません。
しかしこの必要分の米ドル残高が、納得できる形で証明されたことは一度もないのです。
これは大きな疑惑ですよね。
こうしたことが不安視され、本来1ドルで安定推移するはずのUSDTが0.9ドルを割り込むこともあるなど、「安定通貨」と呼べない有様になっています。
加えて、価格操縦の疑いにもメスが入ったということで、司法省の捜査の結末によっては、膿を出し切るどころかUSDT完全崩壊に繋がる可能性もゼロではないので注意しましょう!
③gumiの國光社長「期待値は膨らんできた。」仮想通貨の未来を語る
『仮想通貨・ブロックチェーン業界で、機関投資家の参入フェーズは半年以内に来るだろう』gumi社長の國光氏https://t.co/Jj4usBPD9U
Node Tokyo 2018のパネルディスカッションにて、gumiの國光社長が登壇
ブロックチェーン業界は機関投資家の参入など、4つのフェーズを経て大きく世界を変えるとした— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年11月21日
東京ミッドタウン日比谷で今月19日から2日間行われた国際ブロックチェーンカンファレンス「Node Tokyo 2018」で、ゲームの開発などを行うgumiの社長、國光宏尚氏が仮想通貨の将来について語りました。
「(IT)バブルは崩壊したが、結果的にナスダックなどはバブルのピーク時の倍以上になったという。」
「その焼け野原から、GoogleやFacebookのような世界的大企業が生まれてきた。」
「(仮想通貨についても)ようやくマーケットは投機的なところから、ちゃんとしたスタートアップ的なフェーズになってきているため、期待値は膨らんできた。」
阿部悠人の考察(重要度★★)
加えて國光宏尚社長は、今後の仮想通貨業界について、以下の4段階を経て発展していくとしました。
- 機関投資家の参入
- 仮想通貨を使ったDAppsアプリが普及し始める
- 世界的企業が仮想通貨に参入
- 中央集権的な要素を人々が避け、「分散化」を好む空気感の広がりが仮想通貨を後押し
僕も國光氏の考えにはおおむね同意。
まだ機関投資家の参入すら本格化していない仮想通貨は、1990年代のインターネット業界よりも大きな伸びしろを残しています。
また上記にITバブルの例が出ました。
仮想通貨の投資戦略を考える上では、この「バブル崩壊後」が非常に重要です。
なぜなら、後発の仮想通貨投資家が、高騰しがちな仮想通貨を唯一、安く買えるタイミングだからです。
ITバブルという絶好のモデルケースに僕たちも学ばないといけないですね!
④最大級の好材料、ICEの「バックト(Bakkt)」は来年1月に延期
BTC速報:ICE Future U.S.はビットコイン現物で決済される1日先物”Bakkt”の上場を「CFTCの承認を条件とするため、2019年1月24日に上場」と延期を発表 #ビットコイン #仮想通貨 #Bitcoin #Bakkt #バックト #CFTC pic.twitter.com/wA51wNB8Gl
— 墨汁うまい(Not giving away ETH) (@bokujyuumai) 2018年11月20日
インターコンチネンタル取引所(ICE/ニューヨーク証券取引所の親会社)が計画する仮想通貨取引所「バックト」(Bakkt)。
今年最大級の好材料として注目されてきましたが、同社は開始日を今年12月12日から、2019年1月24日に延期すると発表しました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
金融界の世界的企業「ICE」がリリースするBTC取引プラットフォームですね。
延期は残念ではありますが、中止ではないだけ良しとしましょう。
ここ数日の仮想通貨市場の乱高下からすると、短期的にこの材料(ファンダメンタルズ全般)を素直に反映し下落することはないですが、2018年末に向けて上昇トレンドと再開なれば、その際のトレンドを失速させる要因になり得ます。
影響はごくわずかではありますが、思ったよりも上がらない可能性もあると心得ておきましょう。
明日のビットコイン相場
50万円代は2度大きな反発をした事から比較的買いが入りやすい価格帯の様ですね。
ですがまだ気を抜ける状況ではありません。
今日の反発を見ると、高値も安値も切り下げてきており、未だに「下げ止まり感」は見えない状況です。
現在50万円代で推移していますが、下落の強さから再度48万円代へ下落していきそうな勢いです。
下落の勢いは次第に弱まってきてはいますが、本格的な上昇に転じるにはまだ早そうですね。
本日のまとめ
- ①ビットコイン続落!!約4000ドル(45万円)の直近最安値を記録
- ②疑惑のテザー(USDT)が価格操作?アメリカ司法省が捜査へ
- ③gumiの國光社長「期待値は膨らんできた。」仮想通貨の未来を語る
- ④最大級の好材料、ICEの「バックト(Bakkt)」は来年1月に延期
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
4000ドル割れはなんとか守り切りましたね。
ただし、通常の相場であれば4000→4300ドルは大きな反発ですが、今の乱高下相場では、安値に張り付いているとすら言えるほどです。
上昇トレンドへの転換を示唆するようなチャート形状は確認できていません。
さて、今回の下落では、決め打ちでロング(買い)を仕込んで引退を迫られるほどの損失を被った投資家も(上記ツイート)。
あの暴落をレバレッジ買いポジションで入れば、、、退場もやむなしです。
たしかに買いで入りたくなる気持ちも分かりますし、事実、今がもし本当に底なら、大きな利益を手にできます。
しかし、「ここが底だった」は、後になってから言えること。
日足が価格を切り上げるような、買いで入れる地合いを見てからロングを入れても十分な値幅が取れますので、焦りは禁物です。
ちなみに先日お伝えしたように、僕は3000ドルまでの下落は想定しています。