今保有している仮想通貨のチャート、相場のチェックはしっかり行っているでしょうか？

チャートは、例えるなら、現在位置を把握するためのマップに似ています。

今、自分はどこにいるのか、現状はどうなのかを判断するために、そのチェックは欠かせないのです。

定期的なチャートのチェックは、なぜ大切？

定期的なチャートのチェックは現状把握のために重要です。なぜなら、相場はファンダメンタルズだけで動いているわけではないからです。

（ファンダメンタルズとは、ニュースなどの経済情報のこと。テクニカルとは、チャートの情報のことでしたね。）

相場がテクニカルに左右されている以上、日頃のニュースウォッチとともにチャートを確認しなければ、すべての現状を把握できていることにはなりません。

サポートとレジスタンスという目安

たとえば、テクニカルが相場に与える影響として「サポート」と「レジスタンス」が挙げられます。

サポートとは、チャート上において反発しやすい（底値になりやすい）と考えられるラインのことで、直近の底値がサポートになる傾向があります。

また、レジスタンスはその反対で、チャート上で反落しやすい（天井になりやすい）と予測される価格帯のことです。これも直近の天井が目安になります。

そして、重要なのは、相場はこれを意識している（レジスタンスまでは上がるはず、など）ということ。

これが、ニュースウォッチだけでは相場のすべてを予測できず、情報不足であるとされる理由です。

また、チャートをチェックするその他のメリットとして、日々チェックすることで現在の価格が高いのか、それとも安いのかが感覚的にわかるようになることです。

言うまでもなく、このような感覚を相場と共有することで、相場を予測していくための大きな手がかりとなります。

保有しているコイン以外のチャートもチェックする

保有しているコインのチャートを「利益が出ているかな？」とチェックすることは、おそらく誰でもしていることです。

そこで、差をつけるためにしておきたいのが、他のコインの価格をチェックしたり、株や債券、コモディティ（金など）、為替の指数もチェックすること。

これは毎日行う必要はありませんが、これらの経済的な指標は仮想通貨と大きく関わりがあり、定期的にチェックしておきたいところです。

たとえば、日本の取引所では、円安になるとビットコイン高になり、円高になるとビットコイン安になるジンクスがあります。（これには理由がありますが、今回は割愛します）

また、金（GOLD）や暗号通貨は、法定通貨のリスクヘッジに利用されていることから、暗号通貨の需要は、金などのコモディティとも一定の連動性があります。

今後、特定の国に依存しない安全資産として暗号通貨が定着すれば、よりこの傾向は強くなるでしょう。

ちなみに、このような相場のチェックは、

楽天証券のマーケット情報

などの利用が便利ですので、ぜひ、ブックマークしておいてください。

システムトレーダーやシグナル売買の方もチャートはチェックしよう

売買シグナル配信を行っている「Bitlion」を利用したり、中にはシステムトレード（自動売買）を行っている方もいらっしゃると思います。

このような、裁量トレードだけでなく一部システムトレード的な売買を取り入れている方も、相場のチェックは欠かさず行うことをおすすめします。

この理由は、システムやシグナル配信に頼っていると、相場の感覚がなくなり、利益が出なくなったときに改善点がわからなくなってしまうからです。

そのシステムを使い続けたほうが良いか否か、を判断するにも、結局のところは相場がわかっていなければなりません。

相場チェックはどのようにすれば良いか？

相場チェックの方法としてもっとも簡単なのは、スマートフォンのアプリ（コイン相場）などを利用することです。

インストールしておけば、購入していないコインのチャートや上昇ランキングなども見ることができます。