Einsteinium(EMC2)が「200万ブロック」を突破し、価値もやや上昇しています。
それだけブロックが生成されるということは、広く流通しているということです。
過去の推移をたどると苦しい時期もありましたから、開発陣としては感慨深いものがあるのかもしれませんね。
EMC2は、科学研究を支援するプロジェクト
2014年3月1日にカナダのNPO法人「Einsteinium財団」が立ち上げたもので、営利目的ではありません。
支援や寄付を目的とした暗号通貨は他にもいくつかありますが、科学研究に特化しているというのがEinsteiniumの大きな特徴になります。
ちなみに、呼び方はEinsteinium(アインスタイニウム)。
元素記号99番と同じ名前です。
呼び方でわかるとおり、これは物理学者アルベルト・アインシュタインから由来している名前です。
通貨単位の「EMC2」もアインシュタインが提唱した相対性理論「E=mc^2」から付けられているものです。
科学の発展が著しい昨今ですが世界的に見ると国によって格差が大きい業界でもあります。
アメリカやスウェーデンなど一部の先進国では積極的な投資がされていますが、日本も含め多くの国では資金が足りず研究が進められない事態が起こっています。
自分たちで資金調達しようにも研究や論文に時間をかけたいので、お金集める方法に時間を使っていてはとても合理的とは言えません。
そこで、Einsteiniumでは、マイニングの際に発行した通貨の2%を寄付金として科学研究に提供しています。
自分の利益になりながらその一部が結果的に研究機関に貢献できる仕組みなので、マイニング投資家にも利益をもたらしますし取引が多くなれば寄付金が多く集まるようになっています。
また、承認アルゴリズムはBitcoinなどと同じでがんばった分だけ配布されるPoW(Proof of Work)を採用。
これも寄付金を集めやすくする工夫です。
Ethereumなどが採用しているPoS(Proof of Stake)は、所有数と所有時間で発生するため報酬発生の頻度や金額はある程度一定です。
そのため、寄付を目的とするEinsteiniumとPoWは相性が良いです。
これまでの支援団体は実際に寄付されているのか不透明なところがありましたが、Einsteiniumであればブロックチェーン上に記録されるため間違いなく寄付されることになります。
ブロックチェーンの仕組みによって寄付する側も良心を傷つけられることなく、安心して寄付できるようになります。
EMC2は、非営利プロジェクトの強み
Einsteiniumは社会貢献を目的としているため、政府から規制を受けにくい特徴があります。
支援を続けていくことで研究関係者側からも支持が集まり、投資目的以外の方からの支持も集まっていくことでしょう。
これも利益目的ではないEinsteiniumだからこその強みといえます。
2017年12月時点で1600万EMC2、当時のレートで約26億円を寄付したという実績をすでに残しています。
科学が発展して便利なものが世に広まれば当然、僕たちの暮らしにも豊かになっていきます。
仮想通貨の取引に社会的貢献の精神を持って、取り組みたいと思っている方はぜひ利用してみてください。