こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→下落!
本日、ビットコインは40万円台で推移しており、ここ24時間で約4%下落。
時価総額トップ10通貨では、ビットコインキャッシュが約11%下落していますね。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でEndor Protocol (EDR)が約37%上昇!
データを使って未来予測し、ビジネスを改善するプロジェクトですね。
将来的ニーズの大きな分野であることから人気が高まっています。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう
①イーサリアム下落要因がついに判明!ICOによる「爆売り」が12月最大級に
ビットコイン再度40万円割れ ICOによるイーサリアム大量売却・49.3億円相当のXRPが移動https://t.co/s78Y2Pp5D4
ビットコインは28日、日本時間午前4時に約1万5千円幅の急落、bitFlyer上では一時40万円を下回った。
注目ニュースと下落要因関連ニュースをピックアップ。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年12月28日
ビットコインとともに時価総額3位のイーサリアム(ETH)が、ここ数ヶ月で大きく下落しています。
イーサリアムは今年11月7日の約220ドルから、12月7日には約85ドルまで下落。
12月28日には116ドルと若干回復していますが未だ低迷中です。
この要因について色々な推測がなされていましたが、新たに、「ICOプロジェクトによるイーサリアムトークン売却率が、今年12月、12.49%と極めて高かった」ことが分かりました。
ICOプロジェクトが保有するイーサリアムは、今年1月の4,623,148から現在は3,052,168まで減少しており、月平均すると2.45%の売却率です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②アップホールド(ウォレット)で一番使われている通貨は「リップル」
仮想通貨ウォレット「Uphold」で一番使われている通貨はリップル(XRP)!ビットコイン(BTC)超える#ニュース #取引所 #仮想通貨 #暗号通貨 #フィンテック #ウォレット #Ripple #XRP #BTC #Bitcoin #Uphold #アップホールド #ウォレット #アメリカhttps://t.co/dYdp9GFHfE
— BITDAYS@新時代の経済メディア (@bitdays_jp) 2018年12月27日
アメリカを中心に184ヵ国以上で展開するウォレットサービス「Uphold(アップホールド)」は、一番使われている仮想通貨は「リップル」(XRP)であると明かしました。
ビットコインやイーサリアム、ダッシュなど30種類以上の通貨に対応するUpholdでこのような結果になったことは、改めてXRP人気の高さを証明するものです。
阿部悠人の考察(重要度★★)
「1つのウォレットサービスに限った話でしょ?」と思うかもしれません。
しかし、アップホールドは2015年から30億ドル(約3,334億円)以上の取引があるウォレットです。
この点は注目に値するでしょう。
ところで、時価総額1位のビットコインよりもなぜリップルが人気なのか?
これは推測ですが、ビットコインは流動性が高いため、短期トレード目的で取引所に保有している人が多いと考えられます。
一方のリップルは「ウォレットに保管してガチホ」する人が多い印象。
トレードではなく、長期保有による利益を狙う人が多いイメージですね。
アップホールドでリップルがNo.1になったことは、リップルの将来を楽観視する投資家心理を表しているのかもしれません!
③KuCoinとHuobi、計40通貨以上の上場廃止を検討
「仮想通貨会計基準日の動き」
仮想通貨は今年から会計基準が変更
現物は四半期ごとの洗替え方式(上がれば含み益、下がれば含み損)となる皆様ご承知の通り、仮想通貨はボラの高さとまさかの動き
決算がブレるのを防ぐため、決算日には
「仮想通貨の現物を”持ちたくない”」
上場企業もいるかもね? pic.twitter.com/RyZEzHDvrq— 仮想NISHI (@Nishi8maru) 2018年12月27日
海外大手取引所クーコイン(KuCoin)とフォビ(Huobi)が大量のトークンを上場廃止にしようとしていることが分かりました。
- クーコイン:bitclave(CAT)、wepower(WPR)、ETHlend(LEND)などの10銘柄の上場廃止を検討
- フォビ:enigma(ENG)、datum(DAT)、my token(MT)、wepower(WPR)など32銘柄の上場廃止を検討
上場廃止するかどうかはまだ決められておらず、今後「STルール」と照らし合わせて判断するとのことです。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
「STルール」とは、取引所独自の「上場廃止ルール」のようなものですね。
長らく続く下落トレンドで、流動性(取引量)が低下し、「STルール」に引っかかる通貨が続出しているのでしょう。
投資家としては、該当する通貨を保有していないかどうか、今一度チェックが必要です。
ちなみに、今年から会計基準が変更となり、その関係で四半期ごと(3月末、6月末、9月末、12月末)に仮想通貨が売られやすい(=下落しやすい)ジンクスがあります(上記ツイート)。
アルトの上場廃止のみならず、ビットコインの動向にも注意が必要です!
④クウェート国立銀行がリップルネットを採用!
クウェート国立銀行 リップルネット使った国際送金サービス立ち上げ 「数秒で送金完了」https://t.co/MukoQRzf1w
— コインテレグラフ🎄仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年12月28日
中東・西アジアの国家、クウェートの「クウェート国立銀行(NBK)」が、リップルネットを使って国際送金サービスを開始することが分かりました。
クウェートでリップルネットが採用されるのは初めてです。
クウェート国立銀行によると、いずれは他の国にもサービスを拡大していく予定とのことです。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
またまたリップルネットの採用ニュースです!
しかも今回のニュースは国立銀行による採用なので、リップルにとって非常に大きな朗報といえるでしょう。
リップルを採用する企業は急増していますが、国際送金システムは未だ送金に数日かかり、手数料も高い「SWIFT」が主流です。
数秒間で完了させられるリップル社の送金システムが普及すれば、ユーザーにとっても「早いのが当たり前」となり、ますます銀行はリップルネットを採用せざるを得なくなります。
そうした日が来るのはそう遠くないと思いますよ!
明日のビットコイン相場
今日の下落で11月25日から28日に底を作った40万7千円のラインを割ってしまった事によって、これから逆三尊を描いたとしてもかなり弱い形になり、上昇トレンドへの転換は先延ばしになってしまいましたね。
ビットコインは12月中旬から短期的に上昇を始めていましたが、今日の下落で上昇の半分以上を打ち消してしまったので更に厳しい状況に追いやられてしまいました。
これからビットコインが上昇トレンドへ転換するためにはもう一度最安値圏まで下落するプロセスを踏む必要がありそうです。
直近の値動きを見ても反発が弱く明日に関してはまだ下落してきてもおかしくないでしょう。
次は38万円付近が意識される節目になってくる予想です。
逆三尊
中央が低い3つの谷のような形を描くチャートパターン。逆三尊が現れた時は強いトレンド転換のサインで、そこから大きく上昇してく可能性が高い。
本日のまとめ
- ①イーサリアム下落要因がついに判明!ICOによる「爆売り」が12月最大級に
- ②アップホールド(ウォレット)で一番使われている通貨は「リップル」
- ③KuCoinとHuobi、計40通貨以上の上場廃止を検討
- ④クウェート国立銀行がリップルネットを採用!
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
「ICOプロジェクトの売却率って何?」という方も多いかもしれませんね。
ICOでは、プロジェクト側は「イーサリアムを受け取る代わりにICOトークンを販売する」ことになります。
裏を返せば、ICO側はイーサリアムを大量に保有しているということです。
このイーサリアムが売りに出され、仮想通貨市場の下落に繋がっているのです。
仮想通貨リサーチ会社のDiarは、2018年の下落トレンドはICOのイーサリアム売却によるものだと見ています。
もしそうなら、ICOによるETH売却率が限りなくゼロに近づいたとき(つまり売り切った時)、仮想通貨市場が上昇トレンド転換する可能性が高いですね!