こんにちは、阿部です。
Facebookが新たにEvan Cheng氏を迎え入れ、「ブロックチェーンの現場指導者」を雇用したことが報じられました。
Facebookはこれまで、仮想通貨関連の広告をFacebook上で禁止するなど仮想通貨に対して否定的でした。
しかし一転し、ブロックチェーンの開発を加速させる動きとなっています。
ともあれ、Facebookのような大企業が仮想通貨やブロックチェーンを認め、肯定的な姿勢に転じていることは投資家の立場としても「好材料」といえるでしょう。
ニュースの詳細について詳しく見ていきましょう。
Facebookが「ブロックチェーンディレクター」を任命
Facebookで新設されたブロックチェーンディレクター。
その名称の通りFacebookのブロックチェーン開発を加速させるための職務とされています。
実はFacebookで、このような動きが見られたのは初めてのこと。
IT企業としてこれからの時代を生き抜くためには、ブロックチェーンの開発が重要な課題である認識しているようです。
こうした動きは、Facebookだけではなく世界的な潮流となっています。
Facebookも「ブロックチェーン技術」の分野で知られる日がやってくるかもしれませんね。
Facebookは「仮想通貨広告」を禁止していたのでは…?
上記のように、Facebookはブロックチェーン技術への肯定姿勢を強めていますが、
「Facebookって仮想通貨広告を禁止していたのでは?」
と思い出された方もいるかと思います。
Facebookは2018年1月
- 仮想通貨関連の広告
- ICO関連の広告
について、Facebook上で全面禁止としました。
仮想通貨の下落相場が始まりかけていた時期で、Facebookの広告禁止がその流れを加速させたことも記憶に新しいですね。
つまりFacebookは一般的に「仮想通貨否定企業」として知られていたのです。(もちろん、Facebookの真意は分かりませんが…)
しかし2018年6月、
- 仮想通貨関連の広告
- ICO関連の広告
のうち、「仮想通貨関連の広告」については条件付きでOKとしました。
さらに今回のブロックチェーンディレクター任命のニュース。
Facebookが仮想通貨やブロックチェーンに肯定的になってきているのは間違いがないようです。
GoogleやTwitterなども仮想通貨フレンドリーになるか?
Facebookは上述のように「仮想通貨」「ICO」関連の広告について禁止していました。
しかしこれは、Facebookだけのことではないのです。
といったIT大手企業も仮想通貨広告を禁止しているのです。(2018年7月現在)
しかしFacebookの仮想通貨やブロックチェーンへの肯定姿勢を見て、GoogleやTwitterなども仮想通貨フレンドリーな経営方針を打ち出す可能性もあるでしょう。
具体的に現状、そうした兆しが見られているわけではありませんが、
業界全体が仮想通貨を受け入れつつあるのでは?
と感じることが多くなっています。
実際、「仮想通貨は詐欺」「ビットコインは危険」といった根拠のない先入観はずいぶん減ってきましたね。
仮想通貨はFXの黎明期に似ている?
話が少しそれますが、これからの仮想通貨市場を考えていく上で「FX市場」が参考になります。
FXは2000年前後から日本で取引され始めましたが、その後、FX業者に対する「業務改善命令」が相次ぎました。
近年のbitFlyerやZaifへの業務改善命令や、coincheckの不祥事と似ていますよね。
しかし法整備が進むにつれ、FXは花形の投資セクターの1つとして定着しました。
僕は仮想通貨でもFXと同じことが起きるのでは?と考えています。
Facebookが仮想通貨への肯定姿勢を強めているのはけっして偶然ではないのです。
世界が仮想通貨を少しずつ受け入れ始めていることの具体的な例の1つといえるでしょう。
今後、Facebook以外の企業で仮想通貨ブロックチェーンの開発が進むことやそうした企業が増えてくることは間違いありません。
投資家として、値上がりを逃さないよう引き続き注目してまいりましょう!