こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう。
本日の相場は?→横ばい!
本日、ビットコインは37万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。
時価総額トップ10では、プラスとマイナスの通貨がまちまちとなっています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でBasic Attention Token (BAT)が約13%上昇。
取引所CoinbaseにてBATについて学ぶと、最大10ドル相当のBATが獲得できるシステムが始まっており、プロジェクトの知名度が上昇していますね!
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①仮想通貨ファクトムが米国連邦政府へブロックチェーン提供へ!
仮想通貨関連企業Factom、米国防総省を含む連邦政府へ向けたブロックチェーンサービス提供を発表https://t.co/HsbDfRZoRd
Factomは日本時間6日、連邦政府のコントラクター企業SPAと提携し、米国防総省を含む連邦政府の省庁に向けてブロックチェーンの利用サービスを提供すると公式で発表した。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年2月6日
仮想通貨ファクトム(Factom/FCT)が、アメリカ連邦政府の請負企業であるSPAと契約し、国防省など「米国政府」へブロックチェーンサービスを提供していくことが分かりました。
アメリカ政府にサービスを提供することは、仮想通貨業界全体を見渡しても異例であると同時に、時価総額63位のファクトムとっては超朗報と言えます。
SPA責任者Matt Ives氏は、ファクトムとの提携について、
「(ファクトムは)国防産業に特化し成長することが見込める。」
と述べました。
今後、アメリカ政府からの需要に応える形でファクトムが急成長するかもしれません。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②国内メガバンクが手数料を値上げ、仮想通貨の追い風なるか
これも異次元緩和の副作用で予想された動き。いずれ個人向け手数料も上がるだろう。長期国債の爆買いで長期金利が急落。銀行の主利益源である長短金利差が無くなって苦しくなったからだ。皮肉を言えば日銀は異次元緩和で送金手数料が廉価な仮想通貨への転換を促している。https://t.co/o8GjbBZlr3
— 藤巻 健史(経済評論家・参議院議員) (@fujimaki_takesi) 2019年2月6日
日本を代表する2つのメガバンクである三菱UFJ銀行と三井住友銀行が手数料の引き上げに踏み切りました。
三菱UFJ銀行は手形(代金の支払いを約束する証明書)の交付手数料をこれまでの3倍の1通64円に、三井住友銀行は法人用ATMの振込手数料を3万円未満216円→324円、3万円以上432円→540円に引き上げます。
仮想通貨を使った送金にかかる手数料は格安であるため、近い将来、銀行が利用されなくなるとの説があります。
メガバンクの手数料引き上げは、その流れを加速させるかもしれません。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仮想通貨肯定派の藤巻健史議員は、このニュースについて、
「いずれ個人向け手数料も上がるだろう。」
「皮肉を言えば日銀は異次元緩和で送金手数料が廉価な仮想通貨への転換を促している。」
とツイートしていますね。
昨今、仮想通貨という新たな決済手段が登場してきたことで、「銀行業界はもうオワコン」なんて言われることが増えてきました。
個人的には、銀行が今すぐオワコンになることはないと思っていますが、長い目で見ればその流れは止められないでしょう。
メガバンクの手数料引き上げがこれからも加速するなら、仮想通貨の追い風となるケースも十分に考えられます。
③2018年、もっとも成長した仮想通貨コミュニティは・・・
2018年 ツイッターで最も成長した仮想通貨コミュニティーは?|ビットコインやリップル(XRP)でなく1位に輝いたのは…?https://t.co/Ig4N86DPsp
— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年2月7日
仮想通貨の成長を示す数字に「時価総額」がありますが、同時に公式SNSの「フォロワー数」も重要な指標の1つです。
CoimarketSocial(コインマーケットソーシャル)は、2018年の1年間における公式ツイッターアカウントの「フォロワー増加数」を調査し、そのトップ5のプロジェクトを発表しました。
- 第5位:CyberMiles(サイバーマイルズ)28.8万の新規フォロワー 5362%成長
- 第4位:TRON (トロン)30.8万の新規フォロワー 567%成長
- 第3位:Bitcoin (ビットコイン)31.6万の新規フォロワー 51%成長
- 第2位:リップル(XRP) 45.8万の新規フォロワー 101%成長
- 第1位:バイナンス 68.2万の新規フォロワー 315%成長
ツイッターフォロワー数が多いほど、その仮想通貨プロジェクトに関心を示している人数が多いことになります。
阿部悠人の考察(重要度★★)
3位以内にランクインしたビットコイン、リップル、バイナンスあたりは有名ですね。
でもこれらのツイッターアカウントは、「仮想通貨業界の全体をつかむためにとりあえずフォローしている」人も多いはずです。
別にバイナンスコインの保有者じゃなくてもバイナンスの動向は気になりますしね。。。
一方で、4位のTRON(TRX)や5位のCyberMiles (CMT)は、個別のプロジェクトへの関心からフォローしている人が多そう。
特に、時価総額143位の無名プロジェクトCyberMilesがビットコインとほとんど同じフォロワー数を獲得しているのは、スゴいとしか言いようがないです。
まあ、「フォロワー数はお金で買える」という大人の事情も頭の片隅に置いておく必要があるでしょう。
④安倍首相「(仮想通貨は)大きな可能性を秘めている」と発言!
安倍首相「仮想通貨は暗号資産と呼ぶ」 国会答弁で明言 「国際的動向を踏まえ」 | ブロックチェーン技術は「勉強している」とも https://t.co/5iHW5UcF1J
— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年2月7日
仮想通貨推進派の藤巻健史議員は、7日の予算委員会にて、安部首相に対し仮想通貨やブロックチェーンについて質問。
その質問への答弁の中で、安倍首相は以下のように述べました。
「仮想通貨については国際的な動向を踏まえ、今後は暗号資産と呼びたいと思う」
「暗号資産のような金融分野だけでなく、多様なITビジネスの展開を可能にし、様々な分野で利便性・安全性の向上で大きな可能性を秘めている」
「暗号資産の流動性を高める世界初のビジネスモデルに挑戦するなど、この分野では世界で十分に戦えるベンチャー企業が我が国に存在する」
阿部悠人の考察(重要度★★★)
注目されていた安部首相の仮想通貨答弁ですね。
安倍首相は最後に、
「(ブロックチェーン技術については)しっかりと注目していかなければならないと思っている。(藤巻議員が)以前もブロックチェーンについて指摘していたので、私もいろいろと勉強させてもらった」
とも語っています。
仮想通貨やブロックチェーンの可能性について、安倍総理が高く評価していることは間違いないでしょう。
ただ、「じゃあ具体的に何をしてくれるの?」というと、、、仮想通貨をバックアップしてくれそうな空気は感じられません。
まあ、国のことなので急激な変化は望めませんし、藤巻健史さんのおかげで仮想通貨への理解が政府内に広がってきていることだけでも、よい傾向だと言えるでしょう。
本日のまとめ
- ①【上昇!?】仮想通貨ファクトムが米国連邦政府へブロックチェーン提供へ!
- ②国内メガバンクが手数料を値上げ、仮想通貨の追い風なるか
- ③2018年、もっとも成長した仮想通貨コミュニティは・・・
- ④安倍首相「(仮想通貨は)大きな可能性を秘めている」と発言!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
そもそも仮想通貨は、民主的で自由な民間ベンチャー企業が開発してきました。
また、そんな仮想通貨を自社システムに採用するのも、時代を先取りするような自由な社風の企業が多いですね。
しかし、仮想通貨がさらに値上がりしていくためには、より大手の企業や、伝統的な機関などとの提携も必要となってきます。
ファクトムによるアメリカ政府へのブロックチェーン提供は、その最たるものと言えるでしょう。
時価総額2位のXRPも、大手銀行や送金プロバイダなどとの契約により成長してきました。
ファクトム(FCT)にも同じように提携で爆上げしてほしいですね!