テレグラムの仮想通貨GRAM(グラム)、今度の推移はどうなる?ICO価格割れも?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

8月31日の相場は?→横ばい

本日、ビットコインは102万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。

時価総額トップ10では、リップル(XRP)が約2%上昇していますね。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①アノマリー的中しすぎwビットコイン、8月リターンはマイナスに転落か

ビットコインの歴史上、「最悪の月」とされる8月。

2019年8月も、マイナス5%のパフォーマンスで月末を迎えました。

ビットコイン(2019年8月)

2010年からの統計上、8月は損益がマイナスとなるわずかな月の1つで、リターンは平均マイナス14%となっています。

出典:Timothy Peterson氏

  • 米国の金融関係者が7月末から夏休みを取る
  • 日本は8月からお盆となる

といった背景による「夏枯れ相場」がその要因と考えられています。

2019年初から150%のプラスとなる上昇相場が続いていたビットコインですが、やはり、強力なアノマリーには勝てなかったのかもしれません。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

今月29日、ビットコインは約8万円幅の急落を記録しましたね。

これがなければ、8月をわずかなプラスで終われそうでしたが、最後にしっかりと下げてきました(笑)

29日の急落については、

  • CMEに上場している「ビットコイン先物」のSQ(決済しなければならない期日のこと)が8月31日に控えているため、クジラ(大口保有者)による大量売却が行われた

ことが要因ではないかと、新たに推測されていますね。

その後、

  • 取引所BITPointの親会社リミックスポイントの社長を務めた國重惇史さんが、フェイスブックに「複数箇所で借金を踏み倒し、クレジットカード会社からも訴訟されましたが、逃げています」などと投稿

という驚きの材料もあり、上値の重さが続いています。

國重惇史さんの投稿は仮想通貨界隈の外でも話題になっていますね・・・。

一方で、以下のような好材料も報じられました

  • サムスン電子のスマホ「ギャラクシーS10」が、バイナンスコイン(BNB)や、メーカーMKR、ステーブルコイン(TUSD、USDC)をサポートすると発表
  • コインチェックが自主規制に基づき、レバレッジを5倍→4倍に引き下げ

コインチェックは現在レバレッジ取引を停止しており、これが国内市場の盛り上がりを阻害していますが、今回の発表で「再開のメドが立ったのでは?」とも考えらます。

長期的には、上昇を強く後押ししてくれる材料として期待したいですね!

②【あのコインは今】NANJCOIN (なんJコイン/NANJ)が国内を諦め、海外移転を決定

「昔話題になったあのコインは今どうなった?」というテーマで、今回はNANJCOIN (なんJコイン/NANJ)についてご紹介します。

NANJCOINは、巨大掲示板5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)から生まれた仮想通貨。

スポーツ業界での決済手段や、スポーツチーム・選手への寄付手段となることを目指しています。

同じく2ちゃんねる系発祥のコインに「モナコイン」がありますが、モナコインの時価総額ランキング66位に対し、NANJCOINは現在700位前後とかなり小さな規模感なのが特長です。

それではNANJCOINの詳細についてみていきましょう。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

5ちゃんねるといえば、野球の話題が人気ですね。

そこで、5ちゃん民がスポーツ向けのコインを「ノリで作ってみた」というのが、NANJCOINの原点です。

しかし、その後に思いのほか人気が上昇し、発行から数ヶ月で海外取引所に上場すると、国内でも話題のコインとなりました。

しかし現在、国内の「規制」が厳しく、強い向かい風の中にいます。

NANJ株式会社の弘田さんはこれまで、

  • マネーロンダリング禁止(AML)という名目で、海外クライアント企業からの入金を銀行側に断られてしまう
  • 日本でビジネスを進めるのなら、海外企業との取引は諦めるしかない

といったNANJCOINの厳しい事情を明かしていました。

そんな中、今月30日に国内でのビジネス継続を断念し、海外に拠点を移すことを知らせる「重要なお知らせ 」が発表。

要約すると、、、

  • 代表取締役、弘田大介氏が辞任
  • 法人が海外に移転(国内でのスポーツ事業への取り組みは中止)
  • 100億100万枚のNANJコインをバーン(破棄)
  • 発行枚数を増やす機能(Mint)を完全停止

といった内容。

結論、NANJCOINは今後どうなるのか?

旧事業から新事業へ移行する境目なので、すべては新事業が上手くいくかにかかっているとも言えますね。

よってどうなるかは不透明ですが、数少ない国産コインですから、この「勝負の決断」についても応援していきたいですね!

③テレグラムの仮想通貨GRAM(グラム)、今度の推移はどうなる?ICO価格割れも?

当ブログが厳選する注目コインとして、今回は仮想通貨GRAM(グラム)をご紹介します。

GRAMはSNSチャットアプリTelegram(テレグラム)が発行する仮想通貨。

国内ではなじみの薄いサービスですが、世界的にはユーザー数2億人を突破する最大級のSNSとなっています。

(参考:カカオトーク0.5億人、LINE2億人、ツイッター3.3億人、フェイスブック20億人)

Telegramは現在、ブロックチェーンを使った決済プラットフォーム「TON」を開発中で、GRAMは同プラットフォームの決済通貨として採用される予定です。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

それでは、GRAMの注目ポイントをみていきましょう。

あのテレグラムがICOやIEO(取引所内のICO)を実施するということで、購入された方も多いのではないでしょうか。

ちなみに「GRAM」と「TON」がごっちゃになっている方も多いと思いますが、TONというのはネットワークの名前(仮想通貨ではない)で、TON上でやり取りされるのがGRAMコインとなります。

そのため、GRAMコインが配布されるのは、必然的にTONがリリースされてからですね。

TONは、明日(9月1日)に公開テストが開始と発表されたばかりで、最終的なGRAMの配布までは、残り2ヶ月前後とみられています。

では、GRAM価格は今後どう推移するでしょうか?

実は海外取引所CROSSexchangeで、将来的にGRAMトークンと等価交換できる「XGRAM」が売買されています。

この価格が、現在1.1ドルくらい。

GRAMはICOで0.3ドルで販売されたこともありますが、多くの方は1.33ドル~3ドルほどの購入価格でしょうから、その意味では少し割れていますね。

ただし、将来的には2.10ドル~8ドルになるという海外の予想もあります。

TONやGRAMがリリースされれば、好材料と見なされて上昇してくる可能性も高いでしょう。

時価総額が大きい分、10倍、100倍といった上値の軽さは考えにくいコインですが、史上最大となる17億ドルもの資金調達を達成したテレグラムのネームバリューは強く、最終的にはICO価格を若干上回る価格で取引されると予想しています。

本日のまとめ

  1. アノマリー的中しすぎwビットコイン、8月リターンはマイナスに転落か
  2. 【あのコインは今】NANJCOIN (なんJコイン/NANJ)が国内を諦め、海外移転を決定
  3. テレグラムの仮想通貨GRAM(グラム)、今度の推移はどうなる?ICO価格割れも?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!