米ナスダック上場企業が「BTC爆買い」ついに決行!仮想通貨市場はどうなる?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→下落!

本日、ビットコインは122万円台で推移しており、ここ24時間で約2%下落。

時価総額トップ10では、リップル(XRP)が5%以上下落していますね。

またアルトコインでは、NYの規制当局が「グリーンリスト」と呼ばれるリストを公表したため、その詳細を後述します。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①米ナスダック上場企業が「BTC爆買い」ついに決行!仮想通貨市場はどうなる?

米ナスダック上場のIT企業MicroStrategyが今月11日、準備資金のひとつとしてビットコインを購入したことを発表しました。

先立って同社は、ビットコインや金などをコロナ対策のインフレ政策による米ドル下落から資産を守るため購入する方針であることが報じられていましたが、これが実現した形。

ナスダック上場企業で公式にビットコインを資本に組み入れたのは、同社が初です。

同社は先月の株主総会で、

「今後12ヶ月で300億円弱を金、ビットコインなどに投資する」

という方針を発表していましたが、同社の最新発表で、2万1454BTC(約260億円)を購入したことが明らかになっています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

MicroStrategy社は、時価総額約12億ドル(1270億円)と、日本でいえばグリー(約1100億円)に相当します。

「これだけの大企業がBTCを購入すれば大ニュースだけど、本当かな?」と思っていた人も多いと思いますが、しっかり実現しましたね!

米国連邦準備制度理事会(FRB)は実際、コロナ対策でマネーを印刷し、中央銀行のバランスシート(貸借対照表)に大きな影響を与えています。

出典:ズシャエビッツ

このため、中央銀行のバランスシートの上昇と、BTC上昇を関連付ける声もありますね(上図)。

※「中央銀行のバランスシート=中央銀行が管理する通貨の量」です。バランスシートが上昇するほど通貨価値は下落(インフレ)しやすくなるので、その分だけ、ビットコインは上昇しやすくなります。

MicroStrategyの戦略は大胆ですが、ビットコイン購入は「正しかった」と後ほど評価されるのではないでしょうか!

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • GMOの仮想通貨マイニング事業が新拠点への移転が完了。収益黒字化目指す
  • オーケーコイン・ジャパン、仮想通貨の現物取引サービスを20日に開始へ。5つの仮想通貨をサポート
  • 米コインベースが業界団体「Blockchain Association(ブロックチェーン協会)」を退会
  • 米ナスダック上場の仮想通貨マイニング企業2社の株価が高騰中。ビットコイン好調を受けて

なお、米ニューヨークの金融規制当局が、公認した取引可能な仮想通貨リスト「グリーンリスト」を公表しました。

  1. ビットコイン(BTC)
  2. イーサリアム(ETH)
  3. ビットコインキャッシュ(BCH)
  4. ライトコイン(LTC)
  5. バイナンスUSD(BUSD)
  6. ジェミナイドル(GUSD)
  7. Paxゴールド(PAXG)
  8. Paxosスタンダードトークン(PAX)

日本でも、金融庁が取引所上場を認めた通貨のことを「ホワイトリスト」と呼びますが、(厳密には異なるものの)これのNY州バージョンと考えるとわかりやすいでしょう。

しかしグリーンリストは、「まあ、そうだよね」という無難なラインナップ。

とはいえ今後、ステーブルコイン以外の通貨がリストアップされれば、コインによっては急騰する可能性もあります。

マイナーコインが選出されれば「グリーンリスト入りで急騰!」なんて見出しがメディアで踊る日もあるかもしれませんので、注目ですね!

本日のまとめ

  • IT企業MicroStrategyが今月11日、準備資金のひとつとしてビットコインを購入したことを発表!米ナスダック上場では初の事例となった

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!