こんにちは、阿部です。
本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは為替相場を確認していきましょう!
今週の為替相場は?
今週の為替相場は、ドル円が109円台後半、ユーロ円は124円台前半で引けました。
もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.12台後半で引けています。
さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!
①ユーロ円が急落!「PMI」下振れで3円弱下落へ
ユーロ逝った!
PMI44.7は2012年ギリシャショック以来の低さです。
ちなみにリーマンショック1ヶ月後で42.9でした。調べてみたところ。
ユーロ円ショートかユーロドルショートなのかな。
ECBは利下げモードなるか(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)? pic.twitter.com/XbrZSfGimM— ひろぴー (@hiropi_fx) 2019年3月22日
3月22日午後5時頃、ユーロが急落しました。
126.10円台で推移していたユーロ円は、123.80レベルに急落。
大きな通貨「ユーロ」としてはまれにみる下落幅となりました。
要因としては、重要指標PMIが予想値よりも下振れしたことが挙げられます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②イギリスのEU離脱(ブレグジット)が延期に!ポンド好材料
BBCニュース – EUがブレグジット延期を承認、英下院の判断が鍵 3月29日離脱は延期確実に https://t.co/ej1OongJQw
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) 2019年3月22日
欧州連合(EU)に加盟するイギリスは、現在、EU離脱(ブレグジット)に向けて交渉中です。
そんな中、「離脱交渉期間を3月29日以降に延長する」と、EU加盟国の首脳が合意したことが分かりました。
これにより、イギリスの3月29日の離脱については、延期が確実となりました。
新たな離脱日は5月22日となる予定です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
為替(FX)トレーダー必見の英プレグジット問題。
影響力の大きなイギリスのEU離脱は、世界経済にも大きな影響を与えることは間違いありません。
通貨ペアとして特に影響力が大きいのはユーロ、そして英ポンドでしょう。
プレグジットが実現した場合、英ポンドは25%も急落するとも言われています。
短期的には、これらが「延期」になったわけなので、ポンド高の展開が予測されます。
ただし長期的には、いずれプレグジットが実現した場合、やはり下落する流れですね。
(25%も下落するかはともかくとし)いずれにせよ、大きなボラティリティはトレーダーにとってチャンス。
今後の展開を見守りましょう!
③FOMCが開催、米政策金利は「据え置き」決定!
【3月米FOMC】予想通り、政策金利を据え置き。19年の利上げ見送りを示唆https://t.co/4q0WQqJ6Kn
米国で連邦公開市場委員会(FOMC)が3月19-20日(現地時間)に開催された。FRBは、市場の予想通り、政策金利の据え置きを決定しました。 pic.twitter.com/ERmPrPfqtI
— ZUU online |金融経済メディア (@ZUU_online) 2019年3月22日
3月19~20日、アメリカで連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、政策金利を据え置く(変更しない)ことが決定されました。
利上げされた場合、米ドルの上昇要因となりますが、それが実現しなかったことで今後米ドルは売られる展開になりそうです。
政策金利と為替の関係としては、以下がセオリーとなります。
- 金利引き上げ(=利上げ)→ 通貨「高」要因
- 金利引き下げ(=利下げ)→ 通貨「安」要因
阿部悠人の考察(重要度★★)
政策金利は為替に大きく影響するので、ぜひ押さえておきたいですね。
まず、現状のアメリカ景気は好調です。
景気が過熱しすぎると、金利を引き上げることで景気を冷まそうとするんですね。
金利が引き上げられると、「米ドルを買って金利をもらおう」という人が増えるのですが、今回、アメリカに利上げの気がないということが分かりました。
そこで、買いが一服すると予想されています。
ちなみにアメリカは、2019年中も「利上げを見送る」方針です。
なおさら、今後は米ドルが売られそうですね!
④来週の見通しは?3月25~29日の重要指標まとめ
3月25日~29日の経済指標まとめ!米ドル円はエントリーし易く稼ぎやすい週となりそうです https://t.co/fqaxvVrwSB
— ボリンジャースミス (@BollingerSmith) 2019年3月22日
為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動くのが特徴です。
そこで、来週(3月25~29日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。
- 3月25日(月):「ドイツ・Ifo景況感指数 3月(18:00)」
- 3月26日(火):「ニュージーランドNZ・貿易収支 2月(6:45)」「アメリカ・住宅着工件数 2月(21:30)」
- 3月27日(水):「アメリカ・経常収支 2018年第4四半期(23:00)」
- 3月28日(木):「アメリカ・実質GDP(確報値)(21:30)」
- 3月29日(金):「日本・雇用統計(08:30)」「アメリカ・新築住宅販売件数 2月(23:00)」
阿部悠人の考察(重要度★★)
来週の経済指標はこんな感じですね。
特に、3月26日(火)の「アメリカ・住宅着工件数 2月(21:30)」が注目です。
住宅が多く買われるということは、景気がよいということ。
また、それに伴って家電製品の購入なども増えるので、経済動向を示す重要な指標ですね。
前回の住宅着工件数の発表時も「-23.4pips」と非常に大きく動いています。
アメリカの指標ですので、ドル円やドルストレート(ドルとの通貨ペア)に注目です!
為替ニュースまとめ
- ユーロ円が急落!「PMI」下振れで3円弱下落へ
- イギリスのEU離脱(ブレグジット)が延期に!ポンド好材料
- FOMCが開催、米政策金利は「据え置き」決定!
- 来週の見通しは?3月25~29日の重要指標まとめ
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
ユーロが一気に下げましたね!
その要因となったPMIとは、購買担当者景気指数とも言われます。
これは、企業の購買担当者へのアンケート調査から、景気感を数値化したものです。
今回は、
が予想よりも下振れしたり、弱い数値が発表されたりしました。
これを見た多くのトレーダーがユーロを売り、ナイアガラに・・・。
事前に予想された数値よりも低かったり高かったりするほど価格は大きく動きます。
ちなみに、PMIは50を下回ると後退と判断されるのですが、今回のドイツPMIは44.7でした(事前予想48.0)。
PMIは重要な経済指標なので、覚えておくといいですね!