こんな投資案件があるけど、参加してみない?
と突然知り合いから誘われたプロジェクト。
あのインフルエンサーも紹介しているし、やってみようかな。
だけど、、、
・本当に稼げるだろうか?
・突然消えたりしない?
・騙されているんじゃ…
なんて心配は投資家にとって日常茶飯事です。
この記事では最近噂になっているプランスゴールドについて徹底解説していきます。
プランスゴールドの仕組みや実態、見解もお伝えしますのでぜひ参考にしてくださいね。
プランスゴールド(PRANCE GOLD)とは?
今までにない収益還元を実現すべく誕生したプランスゴールド。
同プロジェクトにビットコインもしくはUSDT(米ドル連動型コイン)で投資をすることで、日利0.5∼0.7%の報酬(月利換算で15~20%)を得ることができる仮想通貨案件です。
プランスゴールドの収益源は、取引所間の仮想通貨の価格差を利用して利益を出す「アービトラージ」。
アービトラージの収益の30%が報酬としてメンバーに還元され、70%は会社の利益やMLM(マルチレベルマーケティング)の紹介報酬として利用されます。
全世界で9か国(日本・韓国・中国・マレーシア・ベトナム・タイ・フィリピン・台湾・オーストラリア)で総額1100億円以上の取引を行い、その配当を還元しています。
アービトラージ(裁定取引)の仕組みとは?
「アービトラージ」とは仮想通貨の取引の際に発生する価格差(利鞘)を利用して利益を出す仕組みです。
アービトラージを行う仮想通貨が安いところで買い、高いところで売り、その差額が利益になります。
例えば、この様な状況があったとしましょう。
取引所A:1BTC=100万円 / 取引所B:1BTC=101万円
まず取引所Aで1BTCを購入します。
そして取引所Bで1BTCを売却します。
仮想通貨の動きとしては1BTCを購入して売却しただけのように見えますが取引所AとBではBTCの価値が違うのでその差額が利益になります。
この状況を詳しく解説しますね。
まず、市場Aでは1BTCを購入するのに100万円が必要です。
しかし市場Bでは、1BTCの価値は101万円なので、1BTCを売却して手に入れられるお金は101万円になりますよね。
つまり、100万円で1BTCを買い、1BTCを売って101万を手に入れられるので、結果として手元に1万円の利益が得られということです。
この様な流れをアービトラージといいます。
この方法はトレードと違い、価格差を利益にするだけで、リスクが小さいのが特徴です。
プランスゴールドの特徴
プランスゴールドの特徴を紹介していきましょう。
3点アービトラージで収益を上げている
先ほどは通常のアービトラージ、2通貨間の取引について説明しました。
プランスゴールドでは、更に1通貨を足して、3点(三角)アービトラージという仕組みを取り入れております。
ここでは、BTC、ETH、MFTという通貨の例が出ており、以下のように取引することが利益が出ます。
- 1BTCを57.238ETHへ両替
- 57.238ETHを8,307,402MFTへ両替
- 8,307,402MFTを1.0799BTCへ両替
つまり、1BTCの資金でこの取引を行うことで、最終的に7.99%の収益が出るということになります。
2点アービトラージは多くの個人や組織が行ってますが、3点は複雑で管理も難しいため、利益を上げやすいというメリットがあります。
最低運用金額は1,000ドル(約10万円)から
参加のハードルは低く、最低1000ドルからスタート出来ます。
入金はBTC(ビットコイン)とUSDT(ERC20)がサポートされており、色んな通貨の中で自動取引が行われ、再度BTC(ビットコイン)かUSDT(ERC20)に自動取引され還元されます。
1日3回の高配当収入
取引されて出た利益の30%程度が投資家に還元されるのですが、その金額がだいたい日利0.5∼0.7%で推移しております。
ということは、10万円を投資すると1日後には500~700円の利益が出るという計算であり、一見すると大したことがないようですね。
しかし実際には、複利運用の力はすさまじく、1年後には約13倍、1年半後には約46倍まで元本は膨れ上がります。
こうした魅力的な利回りで、プランスゴールド・アービトラージは最近、noteやブログなどのあらゆるところで話題になっています
配当は1日に3回で、16:00/24:00/8:00(すべて日本時間)に行われます。
プランスゴールドの出金はいつでも可能
投資した資金はロックされず、いつでも出金が可能です。
何かしらで急にお金が必要になった際でも安心ですね。
出金出来る金額は、投資した資金から利益を差し引いた額となります。
利益が元本を上回る部分が、実際の利益ということになります。
ただし、出金は申請から最短で3営業日が必要で、処理期間の日数によっては出金手数料が必要なことも頭に入れておいてくださいね。
また手数料も3営業日以内で5%、8営業日以内で3%発生します。
プランスゴールドが飛ぶリスクは?
この手の投資案件は、これまで数多く資金を持ち逃げして消えていきました。
その度に投資家は大損し、泣き寝入りになってしまっております。
実際、自転車操業と言われる、入金されたお金を配当に回すスキーム。
つまり、入金者がいれば続くが、勢いが衰えてくると飛んでしまうというケースが後を絶ちません。
それでは、プランスゴールドはどうでしょうか?
重要な点としては、まずは配当する原資があるのかという点。
アービトラージは堅い投資法であり、堅実に利益が出る。
そして、Huobiでアービトラージを実際に見せているリアルトレードをご覧になって安心している人もいるかもしれませんね。
しかし、運用履歴やトレード自体もで偽造出来てしまうので迂闊に信用しない方が良いでしょう。
最初のほうは、参加者も多く、そして順調に稼働するケースも多いですが、途中で稼げなくなる、原資がなくなるということも十分にありますので注意が必要です。
そもそも、アービトラージは細かな利益を積み重ねるモデルで、月利5%出たらいい方です。
一方でプランスゴールドは高配当で紹介報酬もがっつり出すので、流石に厳しいのではないでしょうか。
ですので、今現在は参加はお勧めしません。
プランスゴールドの最新情報と今後
利回りが高く、手軽に始められるため、参加者が増えるのも納得ですよね。
ただ、月利15~20%相当の配当は大きなメリットではあるものの、アービトラージだけで今後も収益を生み出すことができるのか、いつまで続けることが出来るのか、という不安の声も多く上がっています。
確かに現状としては、プランスゴールドは2020年の8月の時点で15~20%の月利が継続しており、安定している傾向です。
ただ、注意点としては以下の内容を抑えておきましょう。
・アービトラージで今後も収益が出せるか?
そもそもアービトラージとは、理論上ほぼ確実に利益が出せる仕組みです。
しかし、トレード違い、小さな利益をコツコツ積み上げる仕組みで、大きな利益が出る手法ではありません。
なので、実際に現在の高配当を出すだけの利益が出ているかは疑問が残ります。
この手のプロジェクトは、自転車操業、つまり新しく参加される人の資金で配当をするケースが多く、今回も同じではないか?と思われる方も多いでしょう。
最初の参加に関しては、今後も参加者が多く増えていくため、その懸念は少ないかもしれませんが、既にだいぶ時間も経過してますのでより注意が必要です。
ハイリスクハイリターンという言葉があるように、大きなリターンには大きなリスクも伴うということを理解しましょう。
それでも参入するのならば、せめて元本分を取り戻せたらその分はすぐに出金して、利益だけで運用することをおすすめします。