こんにちは、阿部です。
- EOS
- TRON
最近のこれらのコインに共通しているのは「メインネット」への移行です。
メインネットへの移行は多くの投資家に「好材料」であると見なされています。
つまり、メインネットへの移行がこれからの値上がりを期待させるのです。
しかし、そもそもなぜメインネットへの移行は価格上昇の期待感を大きくするのか?その仕組みとはどのようなものなのでしょうか?
ここ1ヶ月ほどで注目度が上がってきている「メインネット」について個人的な見解をご紹介します。
メインネット移行とは?
メインネット移行とは一言でいえば
- 独自ブロックチェーンへの移行
のことです。
暗号通貨の多くはブロックチェーン上で動いていますよね。
基本的には、1つの暗号通貨は1つのブロックチェーンを持っていることになります。
しかし、一部の「プラットフォーム系」と呼ばれる暗号通貨の上に発行された「トークン」の場合、独自ブロックチェーンではなく、親となる暗号通貨のブロックチェーンを借りることで稼働しています。
たとえばイーサリアムは親となる暗号通貨のもっとも代表的な例となります。
そして、
- TRON
- EOS
といったトークンは、以前まで親となるイーサリアムのブロックチェーン上に発行されていました。
しかし、イーサリアムからの脱却も可能です。
独自ブロックチェーンを立ち上げ、「独立」するのです。
これが「メインネットへの移行」です。
メインネットへの移行はなぜ上昇要因なのか?
メインネットへの移行は一般的に「値上がり要因」とされています。
たとえばTRONはメインネットへの移行で1日10%以上も値上がりするシーンが見られました。
それはなぜでしょうか?
それは「メインネット移行が目的を達成するために必須」からです。
また、下記のような理由もあります。
詳しくみていきましょう。
メインネットへの移行で投資家は「暗号通貨」を手に入れられる
メインネットへ移行することで値上がりしやすくなる理由の1つは、「暗号通貨」が入手できるからです。
たしかにメインネットへ移行する以前においても投資家は「トークン」を手に入れています。
しかし、メインネットへの移行が前提となっている場合、そのトークンは役に立たないことが多いのです。
たとえばTRONは、2018年6月21日~25日にメインネットへの移行を完了させる予定です。
そしてその日を境としてこれまで保有していたメインネット移行前のTRONは使えなくなります。
そして、代わりにTRON独自のブロックチェーンで発行された「暗号通貨」を手に入れることになります。
つまり次のようなことが言えるでしょう。
- メインネットに移行が予定されている「トークン」は、メインネット移行後の「暗号通貨」に代えてこそ意味がある
- 多くの投資家は、メインネット移行後の「暗号通貨」を手に入れたいと思っているので、無事にメインネットへの予定が進んでいくにしたがって、期待感が大きくなる
これが値上がりに繋がります。
メインネットへの移行で「スキャム」の可能性が減少する
もともとメインネットへの移行が予定されているプロジェクトの場合では、メインネットへの移行が実現して、はじめてプロジェクトが進んでいることになります。
最近では、ICO関連のスキャム(詐欺)も問題になっていますよね。
メインネットへ移行しなければ目的を達成できないようなプロジェクトの場合では、メインネットへの移行が進まない</strong=スキャムの可能性(もしくはプロジェクト進行に手こずっている)ということを意味しています。
そうではないということを証明する1つの材料として、メインネット移行があるわけです。
そのため、値上がりに繋がるのは自然なことであるといえますね。
メインネット移行で通貨のスペックもUP
メインネット移行を予定しているプロジェクトは、メインネットへの移行でしか達成できないような目的があることが多いでしょう。
たとえばEOSでは、
- 送金手数料を無料化
- イーサリアムよりも高い処理速度にする
などの構想があり、これらはイーサリアムのシステムを脱却してこそ実現が可能となります。
メインネット移行をひかえたトークンをお持ちの方は、ぜひこれらを意識してみてください!