「Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン/BAT)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「右肩上がりに成長しているBraveブラウザの独自トークンらしいけど、将来性はどうなの?」
と、気になっていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて徹底解説。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン)とは
Basic Attention Tokenは、Webブラウザ「Brave(ブレイブ)」上で利用される独自トークン。
ネットを利用する際に「広告」は当たり前のように目にします。
しかし最近では、広告を目障りと感じるユーザーに考慮し、Webブラウザには広告をブロックする機能が実装されるようになっています。
とはいえ、これではWebサイト運営者は広告収入を得ることが困難になります。
そこでBraveでは、広告をブロックするかどうかをユーザーが選択できるようにした上で、広告表示を許可した場合、閲覧ユーザーがBasic Attention Tokenで報酬を受け取ることができる新しい広告システムを提案。
これにより、
- ブラウザの閲覧ユーザー:広告を見るとBasic Attention Tokenがもらえる
- 広告主(広告を出す企業):Basic Attention Tokenで広告費を支払う
- Webページの作成者:広告がブロックされてもBasic Attention Tokenで報酬が得られる
と、広告にかかわるすべての人にメリットがある仕組みを提供します。
Basic Attention Tokenはネット広告の革命児?
Braveは、もしBasic Attention Tokenがなければ、インターネットを閲覧するためのブラウザ(例:Google Chrome、Safari、Firefoxなど)の一種に過ぎません。
しかし、ブラウザと仮想通貨を組み合わせることで、広告業界に革命をもたらそうとしています。
インターネットの多くは(通信費を別にすると)、無料で情報を見ることができますよね。
これは広告収入を得られるというインセンティブのもと、Webページを作成する人がいるからです。
とはいえ、正直「広告はうざい」と感じてしまうもの。
スマホの画面の大半を広告に占められたり、こっそりと調べたはずの情報に関連する広告が表示されたりすると、嫌な気持ちになりますよね。
Braveブラウザでは、広告をブロックしている状態を「通常」として、オプションで広告表示を許可すると、Basic Attention Tokenがもらえる仕組みになっています。
ありそうで無かった仕組みを、仮想通貨の力で実現している点は画期的ですね。
5年後、10年後には、Google Chromeなどの主力のWebブラウザのひとつにBraveブラウザが加わっていても、まったく不思議ではないでしょう。
Basic Attention Tokenの将来性は?
それでは、Basic Attention Tokenの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Braveブラウザは急成長中!
上述したように、Basic Attention TokenはBraveブラウザの独自トークンです。
そのため、Braveブラウザの利用ユーザーが増えるほど、Basic Attention Token価格も上昇しやすくなります。
Braveブラウザのアクティブユーザーは、現在まで右肩上がりで増え続け、最近ではアプリストアのランキング上位に食い込むほど。
2020年8月時点で、Braveのアクティブユーザーは1830万人を突破しています。
この背景には、上記のメリットのほか、ブラウザの使い心地がGoogle Chromeなどの普及するブラウザとほどんど変わらないほど完成されていることがあげられます。
仮想通貨プロジェクトが提供しているブラウザと聞くと、「使いにくいんでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではないんですね。
そのほか、広告をブロックしていることもあり、Braveの動作は非常に軽く、他のブラウザの3~6倍の速さでインターネットを閲覧できる点も評価されています。
Basic Attention Tokenは決済手段としても機能
ネット閲覧に必須のツールである「ブラウザ」の独自トークンであるBasic Attention Tokenは、将来的に、広告の範囲を超えて幅広い決済に使われる可能性もあります。
たとえば現時点でも、ユーザーはBraveを使って、ネット上でそのままBasic Attention Tokenによる投げ銭などの支払いを行うことが可能。
この流れが加速すれば、トークン価格のさらなる上昇につながるでしょう。
Basic Attention Tokenは「ホワイトリスト入り」達成
Basic Attention Tokenは日本での「ホワイトリスト入り」を果たしているため、投資目的での購入に比較的安心感があります。
ホワイトリスト入りとは、日本の規制をクリアし、日本の取引所への上場を金融庁が許可した仮想通貨のこと。
金融庁が独自の調査で、プロジェクトが信頼できるかや、有価証券(株式)に該当しないかどうかなどをチェックしているとみられます。
特に後者については、有価証券に該当していると、仮想通貨取引所からの上場が廃止されるリスクも。
しかし、Basic Attention Tokenは、その性質からもセキュリティトークン(株式など有価証券の性質を持つ仮想通貨)ではなく、ユーティリティトークン(実用性を持つトークン)に分類されています。
規制の影響を受けにくいトークンなので、比較的安心して保有できますね。