仮想通貨CyberVein(CVT)とは?今後の価格や将来性、購入方法

コイン

「CyberVein(サイバーヴェイン)ってどんな仮想通貨なんだろう?」

分散型データベースを構築するプロジェクトらしいけど、もう少し詳しく知りたいな」

と考えていませんか?

この記事では、CyberVeinの以下のようなよくある疑問について、わかりやすく解説していきます。

この記事でわかること
  • CyberVeinとは?その基本情報
  • CyberVeinの将来性は?
  • CyberVeinの買い方

それではさっそく、詳しくみていきましょう。

CyberVeinとは?

CyberVeinは、分散型データベースを構築するためのプロジェクトです。

2017年にシンガポールのCyberVein社によって設立されました。

主な特徴は、「次世代のブロックチェーン」とも称されるDirected Acyclic Graph(DAG)を採用していること。

これにより、非中央集権的(特定の管理者が不在)でありながら、高速な処理能力を実現し、膨大なビッグデータを集約することを可能としています。

では、CyberVeinでビッグデータを扱う意義とはどこにあるのでしょうか?

昨今、テクノロジーの発展により、ビッグデータ(様々な種類のデータの集まり)の世界の総量は増加し続けています。

企業はビジネスへの利用などを目的にビッグデータを蓄積し、IoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)などへ活用する「第4次産業革命」が到来する、とも言われています。

とはいえ、正直「なんだか怖いな」というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。

実際に、

  • 大企業がビッグデータの独占・活用することで、業界内で収益を独占してしまう
  • プライバシーを含むビッグデータの流出

などが懸念されています。

そこで、ビッグデータを非中央集権的(分散的)に保存し、こうした課題を解決しようというのがCyberVein目的ひとつとなっています

なお、独自トークンのCyber​​Vein Token(CVT)は、CyberVeinのシステムでトランザクション手数料(取引手数料)や報酬として活用されることになっています。

Directed Acyclic Graph(DAG)を採用

上記でも軽く触れましたが、CyberVeinの特徴のひとつはDirected Acyclic Graph(有向非巡回グラフ/DAG)を活用していること。

仮想通貨を活用して非中央集権的に膨大なデータを扱おうとすると、どうしても処理速度の低さがネックになってきます。

しかしCyberVeinでは、DAGを利用しているため超高速。

DAGは次世代のブロックチェーンと言われており、

  • ブロックチェーン:データが入ったブロック(データの集まり)が一直線に繋がっている
  • DAG:ブロックより小さな単位の取引ユニット(データ)が編み目状に繋がっている

という違いがあります。

ここでは技術的な詳細については割愛させていただきますが、一言でまとめると「若干、DAGはブロックチェーンよりも中央集権的」になってしまいますが、その分「処理能力が非常に高い」という性質があります。

このため、非中央集権的な仕組みを保ちながら、膨大なデータを扱うことができるのです。

CyberVeinの将来性は?

それでは、CyberVeinの将来性をどのように考えればいいでしょうか?

CyberVeinはビッグデータのセキュリティ上の懸念を払しょくする

大切なデータを保存する場合、「中央集権型」のストレージでは、データが漏洩する恐れが常にあります。

2016年、イギリスのデータ分析会社ケンブリッジ・アナリティカが大統領選挙に際して、Facebookユーザー8700万人の個人情報を不正にトランプ陣営に渡したことが判明し、大きな反発を呼びました。

個人、企業、政府機関を問わず、「どうすれば流出を防げるか」を苦心しているものの、その完全な対策はまだ見つかっていないのが現状なのですね。

この根本的な原因は、「データが一箇所に集中している」こと。

そこで、非中央集権的な仮想通貨プロジェクト「CyberVein」が期待されています。

世の中の流れを俯瞰して観察すると、今後、CyberVeinのようなプロジェクトがより求められるようになってくる、と個人的には考えています。

GAFAなど大企業の対抗勢力に?

GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon.com)の勢いはとどまるところを知りません。

そこで2020年現在も、「ビッグデータの収集・蓄積の寡占化」が着々と進んでいます。

しかし世界的に、「せめてデータの独占だけは防ぐべき」という気運が高まっています。

ビッグデータはその量が多くなるほど、大規模な解析・学習を行い、予測モデルを作成するなどしてビジネスに応用できるようになります。

そこで、セキュリティのほか、「ビッグデータを活用しつつ、寡占化を防ぐ」手段としてCyberVeinが注目されることになるかもしれません。

CyberVeinの買い方

CyberVein(CVT)は国内取引所では購入することができません。

海外取引所のMXC.COMで購入できますよ。