一体なぜ?黒人男性拘束死で「ビットコイン掲げた抗議活動」の動き

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→下落!

本日、ビットコインは104万円台で推移しており、ここ24時間で約2%下落。

時価総額トップ10では、EOS(イオス)が約4%上昇の独歩高となっていますね。

またイーサリアムについては、大手仮想通貨ファンドGrayscaleによる「爆買い」が判明しているため、後述します。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①一体なぜ?黒人男性拘束死で「ビットコイン掲げた抗議活動」の動き

仮想通貨ビットコインを利用して、「抗議活動」を行おうという動きが広がっています。

これはアメリカのミネアポリスで、黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警察官に暴行死させられた事件を受けたもの。

現場では抗議活動の際にビットコインの看板が掲げられるなどしています。

アフリカ系アメリカ人は仮想通貨を使って金融分野で自立すべき、と訴えている書籍『ビットコイン&ブラックアメリカ』の著者であるイザヤ・ジャクソン氏は、このビットコインを使った抗議活動を支持。

「私たちが通常できる最も平和的な抗議は、定期的にビットコインを購入することだ。」

と述べています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

なぜビットコインなの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか?

そもそも、黒人と白人が対立してしまう要因のひとつに「経済的格差」があります。

黒人層は、伝統金融システムから締め出されているケースが多いんですね。

そこで抗議活動では、「黒人は、白人が中心の経済システムから脱却するぞ!」というメッセージが一部あり、そのシンボルとしてビットコインが使われているようなのです。

事件そのものは、とても悲惨なものでした。

しかしあくまでビットコインだけに焦点を当てるとしたら、こうした動きはBTCの社会的価値の向上、結果的には価格上昇も期待できるでしょう。

ビットコインがあれば銀行口座を持たなくてもお金がやり取りできるので、「金融システムが未発達なアフリカとビットコインは相性がいい」との指摘もあります。

そうした仮想通貨のメリットがアメリカでも注目されるきっかけになるといいですね!

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物の建玉が急増。ヘッジファンドPTJの参入が要因か
  • リップル社が出資するマネーグラムがイスラム圏最大手銀行Al Rajhi Bankと戦略提携。間接的にリップルの好材料か
  • ゴールドマンサックスの「ビットコイン投資不適格」論に、スイス銀行Swissquoteが「偏っている」として強く反論
  • ブルームバーグが最新レポートで「テザー(USDT)の時価総額がイーサリアムを抜くのは時間の問題」と予想

なお、BTCの超大手ファンドとして知られるGrayscale(グレースケール)が、イーサリアムの運用金額も急速に拡大させています。

イーサリアムの投資ファンド「ETHE」は、最新の報告で3億4000ドルまで拡大していますね。

また3億4000ドルのうち、1億1000ドル(約120億円)は2020年に購入されたものであることもわかっています。

Grayscaleの仮想通貨ファンドの主な顧客は機関投資家。

次期大型アップデート「イーサリアム2.0」による上昇を見越して、機関投資家もイーサリアムの保有比率を高めているのでしょう。

本日のまとめ

  • アメリカの黒人男性死亡事件を受けて、ビットコインを利用した「抗議活動」の動き。事件は悲惨なものだったが、BTCの社会的価値の向上につながるか

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!