ビットコインのボラティリティ(価格変動率)過去1年半で最低水準に【2018年10月28日】

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

本日の相場は?→横ばい

本日、ビットコインは72万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし

相場はもうだいぶ煮詰まってきています。

上昇する力も段々弱くなってきて、今すぐにでも下落してもおかしくない状態です。

時価総額トップ10通貨では、ほとんどの通貨がわずかに下落、もしくは横ばいに推移しています。

こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。

ここ24時間でDecentraland (MANA)が約6%上昇

市場全体のボラティリティ(価格変動率)が減少していることから、10%以上の値上がりを見せた通貨はゼロ。めずらしい1日となりました。

さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。

①ビットコインのボラティリティ(価格変動率)過去1年半で最低水準に

「仮想通貨が動かなくなっている」、そう感じている方も多いのではないでしょうか。

その感覚どおり、ビットコインのボラティリティ(価格変動率)は過去1年半で最低水準を記録しています(下図)。

米ドル建てビットコインのボラティリティ(引用:Coindesk)

仮想通貨投資は、値動きがあってこそ。

上昇ならロング(買い)、下落ならショート(売り)で利益を狙えますが、横ばいでは身動きが取れません

70万円前後で煮詰まったビットコインは、いつ動きを見せるのでしょうか?

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

相場には、「サイクル」(周期)があります

1つは、上昇トレンド、下落トレンド、といった価格の周期。

そしてもう1つが、ボラティリティ上昇、ボラティリティ下落、という値幅の周期です。

これらの周期は、上下が必ず交互にやってきます。

そういう視点から見れば、今「ボラティリティ下落」のサイクルにある仮想通貨は、次の起動に向けてフル充電中なのです。

忘れかけている頃、油断した頃に「ドカン」と大きな値動きがやってきます。

ですので、仮想通貨は動かないからといって放置するのではなく、こういった時でも常に市場の動向に注目することが大切です!

②匿名通貨ジーキャッシュ(ZEC)が29日、大規模アップグレード

時価総額19位のZcash(ジーキャッシュ/ ZEC)は、10月29日にアップグレードを行います

Zcashは匿名性コインで、「誰が」「誰に」「いくら」送金したか、といった取引内容が外部から見えないことが最大の特徴です。

今回のアップグレードでは、

  • 匿名性を確保する仕組み上、低速だった処理速度を高速化
  • モバイルに対応する
  • 1つのウォレットで複数のアドレスを作成可能にする
  • トランザクション(取引)の外部への「公開」「非公開」を選択できるようにする

などが含まれ、大規模なアップグレードとなります。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

「モバイルに対応する」「1つのウォレットで複数のアドレスを作成可能にする」「トランザクション(取引)の外部への公開、非公開を選択できるようにする」というのは、新機能の追加。

これらもかなりの好材料

しかし、最も注目すべき点は「処理速度の高速化」です!

Saplingプロトコルを使うことで、1/100のメモリでありながら、6倍高速に。

処理速度は通貨の命。基本スペックへのテコ入れで、匿名性の高さと高速性を両立します。

今回のアップグレードで、さらに実用化が加速し、価格の上昇が期待できます!

③阿部悠人、リップルのバイナリーオプションに挑戦します!

バイナリーオプションは、一定時間後の相場が「上昇(ハイ)」か「下落(ロー)」か予測する投資商品です。

予想が的中すると1.8~2倍の利益を得られ、外すと投資額全てが損失となります。

通常、バイナリーオプションといえば為替相場や株式相場の予測が一般的。

しかし最近では、ビットコイン、イーサリアム、リップルなど仮想通貨を対象とするバイナリーオプションが登場しています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

仮想通貨のバイナリーオプションがあるって、知っていましたか?

「これは試してみないと!」ということで、僕もリップル(XRP)のバイナリーオプションに挑戦しています

「バイナリーオプション?なんか怪しくない?」と思う人もいるかもしれませんね。

しかし、最近は仮想通貨市場の値動きが小さくなっています。

こんな相場では、予想さえ的中させれば「少しの値動きでもドンドン資産を増やしていける」バイナリーオプションは有力な投資手法になり得ます。

僕のYouTubeチャンネルで「1万円でリップルバイナリーを始めると、どうなる?」という新企画に挑戦していきますので、ぜひ見てみてください!

④ICO投資は小さなプロジェクトを狙え!?驚きの調査結果とは

仮想通貨投資ファンド企業のPrimitiveが「ICOプロジェクトの調達金額と、投資家が得るリターンの関連性」について調査しました。

その結果、ICOプロジェクトの資金調達額が大きい(つまり、大規模なICO)ほど、投資リターンは少なくなる、ということが明らかに。

リターンが悪くなるのは1億ドル(約1100億円)以上を集めたICOとなっています。

上記画像の「赤線」が平均リターン。右側(大規模なICO)ほど、リターン額が減っていることが確認できます。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

上記調査は、リターンが悪くなる理由を「大きなICOでは、上場時の売り圧力が大きくなるため」としています。

もちろん、これは一理ありますね。

ICOで購入した投資家が多いと、取引所への上場時、市場の買い手に対してより多くの売り注文が発生してしまうからです。

でも個人的には、もっと大きな理由があると考えています

それは「大規模なICOは、はじめから期待が高すぎるためその分、小さなICOよりも成長の伸び代がないということ。

投資するなら、派手なICOプロジェクトより、地味でも伸び代に余裕のあるプロジェクトを選ぶのがのがコツですね!

明日のビットコイン予測

BTC/JPYを1日足で見た時のローソク足の実体部分も、徐々に71万2千円のサポートラインに近づいてきています。

71万2千円は断続的に買いが入っていたラインなので、ここを抜ければ一気に急落してくるでしょう。

そして現在の出来高は、過去半年間で最も低い水準です。

出来高の減少は大きな下落の前触れでもあります。

出来高は上昇するためのエネルギーなので、出来高が少ない状態では本質的な上昇は難しいです。

もし上昇してきたとしてもそれは一過性に終わってしまうので、注意しましょう。

出来高
一定の期間内に成立した売買の数。活発な市場ほど出来高が多い。

本日のまとめ

  • ①ビットコインのボラティリティ(価格変動率)、過去1年半で最低水準に
  • ②匿名通貨ジーキャッシュ(ZEC)が29日、大規模アップグレード
  • ③阿部悠人、リップルのバイナリーオプションに挑戦します!
  • ④ICO投資は小さなプロジェクトを狙え!?驚きの調査結果とは
  • ⑤明日はビットコイン下落!

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!