こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→横ばい!
昨日の大暴落からの今日のビットコインは横ばい相場です。
一度68万7千円までの下落はありましたが、その後反発し現在は70万円前後で推移しています。
時価総額トップ10通貨では、多くの通貨で5%程度の下落が見られています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でLoom Network (LOOM)が約17%の高騰。
こちらはイーサリアム上で動くDAppsゲームに焦点を当てたプロジェクト。
ゲーム市場はここ数年で大きく成長すると考えられており、Loom Networkへの期待感も高まっています。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①ビットコイン暴落の新材料出現!海外取引所が危ない?
ビットコイン急落と世界同時株安は関係なし?仮想通貨取引所ビットフィネックスでの「取り付け騒ぎ」が背景か
◆仮想通貨相場と世界の株式相場の動きに相関関係はなし
◆リスク回避のため多くの投資家がビットフィネックスから資金を引き上げている可能性https://t.co/YxLeHqPeJe
— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月12日
10月11日、ビットコインは73万円→68万円へと突然の暴落を見せました。
その後、わずかに反発を見せたものの、以前の水準へは戻らず、12日現在は70万円台で推移しています。
さて、この要因はどこにあるのか?
アメリカのデジタル資産顧問会社「エレメント・デジタル・アセット・マネジメント」は、暴落の最大の要因は取引所Bitfinex(ビットフィネックス)のネガティブ材料だとしています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②仮想通貨の出来高急減!Coinbaseでは去年末から8割減
米Coinbase昨年末から出来高80%減少、ETH建はBinanceで顕著な減少|Diar最新仮想通貨レポートhttps://t.co/26h23ExPy9
価格上昇に密接に関わる「出来高」に関するDiar社の調査が公開。
米Coinbaseは昨年末以来、80%の取引高減少を記録、2018年1月から続いている下落相場の影響が浮き彫りとなった。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月12日
仮想通貨市場において、出来高(取引高)の減少が深刻になりつつあります。
アメリカ最大の取引所Coinbase:
・2018年9月時点の出来高は、2017年末と比較し80%減少
・なかでもライトコインの出来高は91%も減少
世界最大の取引所Binance:
・2018年9月時点の出来高は2017年末と比較し80%減少
・2018年7~9月(3Q)のイーサリアム建ての取引高は、2018年1~3月(1Q)と比較し88%減少
上記のように、出来高の減少が進んでいます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
去年12月のBTC価格「220万円」の天井が崩れ去ってから、投資家もサーッと引き上げていったことがうかがえますね。
ただ、これで「仮想通貨は終わりだ」とはならないでほしいな、と思います。
上昇トレンドでは出来高が増え、下落トレンドでは出来高が減る、というのは相場の自然な現象なんですね。
相場が上向いてきたら、ガラッと雰囲気も変わってきます。出来高も増えます。
そのときまでしっかりと仮想通貨を見ていた人だけが、リターンを手にすることができるでしょう!
③ハーバード・MITなど名門校が億単位で仮想通貨へ投資か
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、米国🇺🇸5大学が仮想通貨ファンドに数十億円単位で投資!
大学のような厳格な組織からの支援は、多くの機関投資家にとってリスキーに見られがちな #仮想通貨 の承認を後押しするでしょう😳https://t.co/KezG1J8lon
— コイン東京 COIN TOKYO|仮想通貨の最新ニュース・速報 (@COIN_TOKYO_JP) 2018年10月11日
海外メディアThe Informationは10日、世界最高峰の名門大学の大学基金による、仮想通貨ファンドへの投資が盛んになっていると報じました。
以下の名門大学の大学基金が、少なくとも1つ以上の仮想通貨ファンドに資金を投入。
- ハーバード大学
- スタンフォード大学
- MIT
- ダートマス大学
- ノースカロライナ大学
しかも、その額はそれぞれ数百万ドル(数億円)に上るとされ、試験的ではなく本格的な運用であることが分かります。
阿部悠人の考察(重要度★★)
「あの○○も投資している」という事実が投資家心理に与える影響は小さくありません。
たとえば、「秒速で億った常勝トレーダー○○が購入」とあれば、自分もそのコインを欲しくなりますよね。
そういう意味で、世界の名門大学の仮想通貨ファンド購入が市場に与える影響は、非常に大きなものになると考えます。
多くの新規参入者が現れることで、価格上昇が期待できますね。
それにしても、アメリカの大学は進んでいますよね。
日本の大学も見習ってほしいものです。。。
④イーサリアム創始者ビタリック氏の「イーサ保有量」明らかに
イーサリアム創始者ビタリック氏、ツイッターでイーサ(ETH)保有数を明らかにhttps://t.co/rQdL54uxaQ
Dr.Doomと称されるNYU経済学者のRoubini氏がイーサリアム創始者であるビタリック・ブテリン氏を非難。またネット上で舌戦が交わされる過程でビタリック氏のETH保有数が明らかになった。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月11日
イーサリアム創設者ビタリック・ブテリン氏は、ツイッターで自身のイーサリアム保有量を明らかにしました。
同氏は以下のようにツイート。
「私はいかなる状況でもイーサの総流通量の0.9%以上保有した事はないし、私の総資産も10億ドルを超えた事はない。」
また、ビタリック氏が明らかにしたアドレスからは、365003ETH(約80億円)が確認されました。
阿部悠人の考察(重要度★)
ブテリン氏のイーサリアム残高なんて、、、みんなが気になる部分ですよね!
ところが予想外に少なくて、拍子抜けした方も多いのでは?(といっても一般的には多いですが)。
まあ、他のアドレスに保管していても絶対に分からないですし、仮にイーサリアムで保有していないにしても、株とか不動産とか法定通貨でタンマリと持っているのは確かでしょう。。。
明日のビットコイン予想
昨日もお伝えした通り中期的な目線で見れば下落です。
今年に入ってからの相場を見ても、誰がどう見ても明らかなディセンディングトライアングルを形成しており、これまで漠然と上昇を期待していた投資家も徐々に危機感を覚えてくるのではないでしょうか。
このディセンディングトライアングルの底値、65万円のラインは非常に重要です。
ビットコインが最後に65万円を割り込んだのは去年の11月中旬なので、このラインは1年間もビットコインの価格を死守してきた価格帯でもあります。
ですので、ここを割ってしまうと投資家達の心の支えが無くなってしまい、一気に売り込まれることが予想されます。
現在推移している68万円のラインも比較的買い圧力の高い価格帯ではありますので、ここを割ると65万円が最後の砦となり、ディセンディングトライアングルを下抜けする蓋然性が高まります。
ですが、昨日の急落を見ると68万円のラインも65万円のラインも割ってしまうのは可能性は高いです。
短期的な予想としては、これから若干の反発はあるかと思います。
4時間足でRSIを見ると現在は売られすぎている傾向にあります。
ただ反発してもそこまで大きな上昇は見込めず、71万円前後を推移してくるでしょう。
ディセンディングトライアングル
底値が一定でだんだんと高値を切り下げた三角形を描くチャート。下降トレンドの際に現れる弱気なチャートパターンとされている。収束点が近くなればなるほど下に抜ける可能性が高い。
本日のまとめ
- ①ビットコイン暴落の新材料出現!海外取引所が危ない?
- ②仮想通貨の出来高急減!Coinbaseでは去年末から8割減
- ③ハーバード・MITなど名門校が億単位で仮想通貨へ投資か
- ④イーサリアム創始者ビタリック氏の「イーサ保有量」明らかに
- ⑤明日はビットコイン上昇!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした。
世界最大級の取引所「ビットフィネックス」。
実は以前より、悪いウワサ・材料がありました。
こうしたネガティブ要因によって、投資家が一気に仮想通貨を売却し、暴落に繋がったというのが、エレメント・デジタル・アセット・マネジメントの分析です。
ただ実際の下落要因については、1つではなく、複数が考えられるというのが本当のところでしょう。
前日のブログでご紹介した世界同時株安に加え、ビットフィネックスも少し影響しているといった感じ。
そのため、このままの流れであれば、ビットフィネックスへの懸念によって、さらにBTCが5万円以上も下がることはないでしょう。