こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
本日の相場は?→下落!
今日のビットコインは72万4千円から71万2千円まで一気に急落してきました。
この下落で12日の上昇を一気に打ち消してきた形です。
時価総額トップ10通貨では、リップル(XRP)が約2%上昇しています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でネム(NEM)が約24%上昇。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①ネム(NEM)が1.5倍上昇、出来高は10倍に!コインチェック再開で
一部仮想通貨の入金・購入再開のお知らせ(ETH・XEM・LSK)https://t.co/g3Hc9rzxZ1
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年11月12日
価格低迷が目立っていた仮想通貨ネム(NEM)が高騰しています。
12日の16時頃、約10.3円で推移していたネムは18時頃、約16.7円まで高騰し、わずか2時間で1.5倍以上の値上がりとなりました。
加えて、24時間の出来高(取引量)も平常時の約10倍を記録。
その後、価格は落ち着きましたが、再び13日の12時(正午)頃、約13.6円まで高騰し、さらに上を試そうとするチャート形状を保っています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②リップル社「xCurrent」の最新版4.0を発表!XRP価格はどうなる?
リップル社のxCurrent最新版発表!xRapidも利用可能に#ニュース #取引所 #仮想通貨 #暗号通貨 #Ripple #XRP #リップル #xCurrent #xRapid #sgfintechfest #国際 #送金 #金融 #テクノロジーhttps://t.co/Szkx1YCSHs
— BITDAYS@仮想通貨ニュースメディア (@bitdays_jp) 2018年11月13日
FinTech Festival 2018で配布されたパンフレットの記載から、リップル社の送金システム「xCurrent」の最新バージョン「4.0」へのアップデートが明らかとなりました。
パンフレットでは、xCurrent 4.0で「デジタル・アセット(デジタル資産)決済のためにxRapidへのシームレスなアクセス」が可能になるとされており、リップル(XRP)価格の上昇要因として注目です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
「xCurrent」や「xRapid」など、小難しい用語が出てきますね。
しかしこれは非常に重要なニュースですので、お付き合いください。
「xCurrent」と「xRapid」の2つは、双方ともリップル社の代表的な送金システムです。
あくまで「XRP価格への影響」の視点で見た場合、「xCurrent」よりも「xRapid」の採用が進むほうが、上昇材料として強力です。
なぜなら、「xRapid」はシステム上、仮想通貨XRPを必ず利用するから。
しかし、今回発表されたxCurrent 4.0は、xRapidへシームレスなアクセスが可能とされています。
つまり今後は、「xCurrentの採用すらも、xRapidが無関係ではなくなり、XRP価格の上昇に繋がる」ことを意味しています!
③金融庁、取引所に加え「ウォレット業者」にも登録制を導入か
ウォレット業や現物取引の規制 「仮想通貨」の呼称変更を検討=金融庁の第9回研究会https://t.co/oyYdXDzZyv
— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年11月12日
日本の金融庁が「ウォレット業者」への規制導入を検討していることが明らかとなりました。
金融庁は現在、仮想通貨取引所について登録制を導入。
「仮想通貨交換業者」に登録された業者のみ、取引所運営の権利を与えられています。
しかし、仮想通貨「ウォレット業者」に対して規制導入の動きが出たのは初めてのこと。
その内容としては、
- 取引所と同様「登録制」の導入
- 内部管理体制の整備
- 顧客の本人確認の実施
などが検討されており、関係者の間ではおおむね「賛成」に傾いているとのことです。
阿部悠人の考察(重要度★★)
ウォレットは多額の顧客資金を預かることになるので、たとえばコインチェック事件などのように、資金流出のリスクも考えられるところ。
たとえば無許可で運営されている銀行にお金を預けるのは怖いですよね?
ということで最終的には、登録制の導入は自然な流れでしょう。
とはいえ、「取引所」でさえ金融庁の基準を満たす業者が少ない中(約15社ほどのみ)、金融庁の求めるレベルを満たすウォレット業者がどれだけ存在するのか。
ちょっと時期尚早では?というのが個人的な感想です。
現実的な範囲内での規制を検討して欲しいところですね。
④「ビットコインATM」設置台数がまもなく4000台突破へ
世界中のビットコインATM設置台数、4000台に到達間近へhttps://t.co/oFp7mZzJXm
Coin ATM Radarのデータによると、現在、世界中に3992台のビットコインATMがされており、4000台到達間近となっている。
米国では2371台設置されており、日本では10台ほどとなっている。#NewsPickUp— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年11月12日
ビットコイン価格はここ10ヶ月ほど低迷していますが、「ビットコインATM」の台数は急上昇中。
ビットコインATMとは、ビットコインと現金を交換できる専用のATMです。
2018年11月13日現在、世界に3961台が設置されており、4000台も間近に。
ここ2ヶ月、1日平均5台以上のペースで増加していることから、大台突破はそう遠くないと考えられます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
政府の規制が厳しいことから、国内のビットコインATM設置台数は未だ10台弱と伸び悩んでいます。
ただ、アメリカを中心に世界的には急増中。
「ビットコインATM増加」→「利便性が向上し、ビットコイン利用者増加」→「ビットコイン価格上昇」といったスパイラルが期待できます。
ビットコインATMは空港や駅などに設置されていることが多いので、海外旅行の帰り、「余ったドルをBTCに換金」などの用途で便利ですよ。
仮想通貨ATMに関する規制が整備されれば、日本国内のATMも急増するはずなので、新しい動きを期待しましょう!
明日のビットコイン相場
現在は71万7千円付近でレンジ相場を作っており、方向性に迷っている状態ですね。
値動きを見ると、72万円付近で何度も頭を抑えつけられており、この付近が上値の重い価格帯になっています。
12日は急落した後すぐに大きく反発してきたのに対し、今日の下落では一定のラインで持ち合っている事から12日よりも買いの勢いは弱まっているのが伺えます。
明日は71万2千円のサポートラインまで下落した後に、一旦下げ止まってそこから更に下を試してくる予想です。
サポートライン
下値支持線ともいう。チャートの下値をつなぎ合わせた線で相場の性質としてサポートラインで再度反発する可能性が高い。サポートラインを割ってきた場合は大きく下落に転じる傾向にある。
本日のまとめ
- ①ネム(NEM)が1.5倍上昇、出来高は10倍に!コインチェック再開で
- ②リップル社「xCurrent」の最新版4.0を発表!XRP価格はどうなる?
- ③金融庁、取引所に加え「ウォレット業者」にも登録制を導入か
- ④「ビットコインATM」設置台数がまもなく4000台突破へ
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
2018年1月のコインチェック580億円流出事件から、実に10ヶ月以上。
ついに今月12日、コインチェックは、ETH(イーサリアム)、XEM(ネム)、LSK(リスク)の入金および購入が可能になったことを発表しました。
結論として、これが上昇の要因ですね。
個人的な注目点としては、「コインチェックが投資家から見放されていなかった」ことと、「多くの投資家がこれからもコインチェックを使い続ける可能性が高い」ことです。
そうでないと、価格が1.5倍になったり、取引量が10倍になったりはしませんよね。
今回のネムの高騰は、昨日・今日だけではなく、今後コインチェックに何らかの動きがあった際は、相場に大きな影響を与えることを示してくれました。