こんにちは、阿部です。
仮想通貨市場では、さまざまな立場の有識者たちが、それぞれの分析方法で、仮想通貨の価格推移を予測しています。
今回は、以前にもブログで取り上げたDan Morehead氏の、最新の予測についてご紹介したいと思います。
Dan Morehead氏は、2018年末までにビットコイン価格200万円超えを予測しています。
強気の予測で知られるDan Morehead氏ですが、どのような根拠で、そのように予測しているのでしょうか?ニュースの詳細についてみていきましょう。
2018年末、BTC価格は200万円を超える?
振り返ってみると、2017年末から2018年の年始にかけて、ビットコイン価格は約220万円まで上昇しました。
しかし2018年4月22日現在では、1BTC/95万円まで下落。
一時期70万円台まで下落していたことを考えると、現在はずいぶん回復してきたといえますが、それでも100%の回復にはまだまだ届きません。
そんな現在の相場の中、仮想通貨とブロックチェーンを軸とした投資をおこなうヘッジファンド「Pantera Capital」(2017年に22000%(!)という驚異の利回りを実現)のCEOであるDan Morehead氏は「2018年末、ビットコインは2万ドル(215万円)」と予測します。
機関投資家の資金流入を考慮すると、現在は割安?
Dan Morehead氏がビットコイン急騰を予測するのは、機関投資家の本格的な参入を見込んでとのことです。
機関投資家は、資本家などからの依頼を受けてトレードする投資家。
いわば「他人のお金を運用する、投資のプロ」です。
当然、個人投資家とは比べ物にならない巨額の運用をしているため、もし機関投資家が仮想通貨に本格的に参入することとなれば、その値上がりは約束されたも同然といえるかもしれません。
ここからは個人的な考察も含んでいますが、たしかに現在、機関投資家の多くは、まだ仮想通貨への本格的な投資を始めていないようです。
多くのファンドは、大企業の株式や、商品(コモディティー)、そして債権などを中心に運用しています。
そのお金が少しでも仮想通貨へ向かうことになれば、Dan Morehead氏の予測するように、1BTC/2万ドル(215万円)という価格は十分に達成できるでしょう。
ただし機関投資家は、個人投資家とくらべて安全な運用を心がけるという特徴があります。
ですから、現在のビットコインが「安定的な資産」と判断されなければ、本格的な機関投資家の参入は見込めないでしょう。
そのあたりがどうなるか、今後の注目ポイントといえそうです。
「下落相場がなかった」のが仮想通貨市場の特徴
また、Dan Morehead氏は「今が買い時だ」と、強い主張を続けています。
Dan Morehead氏の仮想通貨ファンドは、これまで素晴らしい成績を収めているため、かなり説得力のある言葉ですよね。
決して、気分に任せて発言しているわけではないでしょう。
振り返ってみると、上昇していく相場を眺めるだけだった2017年は、割安に買うことのできる「押し目」が存在しなかったため、まさに買い時に困ってしまう相場でした。
しかし、今は下落相場。
割安に購入することができるため「買い時」と見ることもできるでしょう。
Dan Morehead氏以外の有識者の予測としては、アメリカの経済学者Arthur M.Okunの「2020年までに91000ドル(約980万円)」や、同じくアメリカのアナリストトーン・ベイズ氏の「28000ドル(約300万円)」などがあります。
もちろん、これらの有識者のアドバイスをうのみにするのではなく、なぜこのような予測を立てるに至ったのか、という「理由」の部分に目を向けて、冷静な判断をしていきたいところですね!