こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→下落!
本日、ビットコイン87万円台で推移しており、ここ24時間で約2%下落。
時価総額トップ10でも、多くの通貨がわずかに下落していますね。
それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①ベネズエラ材料でBTC急騰なるか|初となる仮想通貨デビットカード誕生!
ベネズエラで仮想通貨デビットカードが誕生 自国「ペトロ」やBTCに対応https://t.co/3xykRtAHDw
ベネズエラの仮想通貨企業は初めて同国で利用できる仮想通貨デビットカードと店舗決済システムを導入した。高インフレ経済の中、同国は仮想通貨に新たな経済政策を見出そうとしている。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年10月4日
ベネズエラの仮想通貨企業が、同国で利用できる仮想通貨デビットカードを発行したことが判明。
デビットカードとは:
クレジットカードのように店舗や通販での支払いに利用できるカード。クレジットカードでは利用可能枠の残高に応じて支払いができるが、デビットカードでは口座残高に応じて即時決済が可能。仮想通貨デビットカードの場合、仮想通貨の残高を利用して即時決済することになる。
ベネズエラでこうしたデビットカードが誕生するのは「初」となります。
カードは、ベネズエラ政府が発行する仮想通貨であるペトロに加え、
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ダッシュ(DASH)
にも対応すると発表されています。
今後、対応する仮想通貨の種類を増やす計画もあるとのこと。
通貨危機が危惧されているベネズエラで、仮想通貨を打開策に活用しようとする動きがみられる中、デビットカードが普及するのか注目されます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②Basic Attention Token (ベーシックアテンショントークン/BAT) が新ウォレット材料で急騰中!
Thrilled to announce that via our partnership with @UpholdInc, today’s @brave desktop browser (0.69) features our new 2-way Brave Rewards wallet, which lets users take out BAT earned for viewing opt-in, privacy-protecting ads, or add their own BAT. https://t.co/bjiEdhH9AO
— BasicAttentionToken (@AttentionToken) 2019年10月3日
今月3日に0.166ドルだった仮想通貨Basic Attention Token (ベーシックアテンショントークン/BAT) は、4日(本日)には0.192ドルまで急騰。ここ24時間の上昇率は約8%に達しています。
Basic Attention Tokenは、ウェブブラウザ「Brave」(およびBrave上で使われる仮想通貨「BAT」)を手がける仮想通貨プロジェクト。
ネットを利用する際に「広告」は当たり前のように目にします。
しかし最近では、広告を目障りと感じるユーザーに考慮し、Webブラウザには広告をブロックする機能が実装されるようになっています。
とはいえ、これではWebサイト運営者は広告収入を得ることが困難に。
そこで同プロジェクトのWebブラウザ「Brave」では、広告を表示するかどうか「選択」できるようにし、広告表示を許可した場合、閲覧ユーザーが報酬を受け取ることができる新しい広告システムを提案しています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
さて、そんなBasic Attention Token (BAT)の急騰要因は・・・、
- Upholdとのパートナーシップをツイッターで報告(今月3日)
- 取引所Coinbase UKが、XRP・XLM・BAT・ZRX・REPの取引を可能に(今月3日報道)
こちらの2つですね!
①ではBraveの新バージョン0.69が公表され、新しいウォレット(Braveで獲得したBATを引き出して米ドルなどの法定通貨に交換可能)が実装。
さらに②では、規制に準拠する方針で知られる取引所コインベースで取引が開始されたことで「BATは規制に対応した仮想通貨らしい」という認識が広がり、好感されました。
また少し前にさかのぼると、
- ツイッターユーザー向けのトークンチップ(投げ銭)サービスを開始(今年8月1日発表)
- バイナンスUSに上場(前月25日)
というニュースも。
いずれもBATの普及が期待できるニュースとして、上昇要因ですね。
少し話が逸れますが、僕が注目しているニュースは、取引所DMM Bitcoinが今後新たに取り扱う通貨について、
- ユーティリティ性を高く持っているような暗号資産
- ユーティリティトークンとして使えるような状態にあるもの
- 価値自体が向上する可能性があるもの
の3つを候補に挙げたこと。
その上で、
「広告アフィリエイトの領域のトークンやゲームエンターテイメントのトークンというところに注目しており、我々はこの中で有望なものを一つでも多く発掘出来れば」
と代表取締役の田口氏が述べています。。
「広告アフィリエイトの領域のトークン」で「ユーティリティ性が高い」といえば、BATがかなりドストライクで候補に挙がってきますね(ユーティリティトークンは、ここではザックリと「規制の対象に入りにくいトークン」と考えてOK)。
DMMへの電撃上場サプライズ、ぜひ期待したいですねー!
③今こそ割安!?歯科医療が対象のDentacoin (デンタコイン/DCN)の将来性とは?
🔥 BREAKING NEWS: Dentacoin is listed on FatBTC; we are buying back & burning DCN to compensate for the effects caused by the Cryptopia hack earlier this year!🙏 Now it’s time to act in the name of our supporters! Thank you for sharing the journey with us!https://t.co/2LCuVv5Hg3
— Dentacoin (@dentacoin) 2019年10月2日
今月3日に0.000019ドルだった仮想通貨Dentacoin (デンタコイン/DCN)は、4日(本日)には0.000035ドルに急騰。上昇率は80%に達しています。
Dentacoinは、歯科医療における情報交換プラットフォームの仮想通貨プロジェクト。
Dentacoinが提供するプラットフォーム上では、歯科医院の評価をレビューしたり、歯科における治療などにおける情報交換が可能です。
レビューを行うと、報酬としてDentacoinを受け取れる仕組みになっていて、質の高いレビューが集まりやすくなっています。
それと同時に、ブロックチェーンを活用していることから、高い匿名性とセキュリティを備えている特長があります。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
それでは、Dentacoinの急騰要因をみていきましょう。
- 世界上位20位に入る取引所FatBTCに上場
- DCNトークンの一部を買い戻しとバーンを実施。1回ではなく、今年末まで継続的に買い戻しを行うと発表
双方とも、今月2日発表されたニュースですね。
特に②の買い戻し&バーンについては、プロジェクトの誠実な対応として評価されています。
買い戻しが行われると、買い圧力と通貨破棄による希少性UPにより、上昇しやすくなるんですね。
発表から80%の上昇となっているのも納得です。
しかし、この買い戻しの理由は、過去にCryptopiaで発生したハッキング事件にあります。
Dentacoinが大量に盗まれ、それがドルなどに換金される際に発生する大量の売り圧力により、DCNは暴落。
HitBTCでは、小数点以下の数字(0.0000…)が増えて対応できなくなり、取引停止になるほどの目減りでした。
そこでDentacoinはこの下落をなんとか補償するため、買い戻しとバーンを発表。
Dentacoinのプロジェクトは現在も稼働しており、2019年内には、新ウォレットのリリース、バージョンアップが盛んなので、冷静に考えると現在価格は「割安」な状態といえそうです。
(ただし、買い戻し発表前はぶっちゃけ「電子クズ」同然まで値下がりしていたので、今回の急騰でこのままV字回復できないとなると、正直厳しい一面も・・・)
個人的には、ワンチャンあるかな?くらいの感じで保有するのが魅力的かなと考えています!
本日のまとめ
- ベネズエラ材料でBTC急騰なるか|初となる仮想通貨デビットカード誕生!
- Basic Attention Token (ベーシックアテンショントークン/BAT) が新ウォレット材料で急騰中!
- 今こそ割安!?歯科医療が対象のDentacoin (デンタコイン/DCN)の将来性とは?
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
昨今、ビットコイン価格は伸び悩んでいますが、海外ではニーズは高まっていますね。
しかし、実際のBTC取引の大半は、日本やアメリカといった安定した経済基盤を持つ国が占めているので、いまいち価格に反映されにくいのです。
ベネズエラやアルゼンチンといった国で盛んになっている、法定通貨を仮想通貨に逃がそうとする動きが、日本やアメリカでも正しく認知されれば値上がりにつながってくると思います!
さて、国家が仮想通貨を経済成長に利用しようという動きは強くなっていて、昨日から今日にかけては、こんなニュースも出ています。
後者については厳密には民間ですが、銀行という公共性の高い機関までもが「仮想通貨」や「ブロックチェーン」を取り入れるようになっています。
なので、仮想通貨の「ファンダメンタルズ」自体は相変わらず好調ですね。
「長期的にはビットコインは上だろう」というのは、当ブログでも何度も繰り返している通りです。
では、短期的なニュースはどうか?
こちらは注目したいですね。
「雇用統計ってFXじゃないの?」と思われるかもしれませんが、最近のビットコインは、ドルからの「逃避資産」と見られているので、ドルと真逆の動きをするケースが非常に多くなっています。
雇用統計でドルが大きく動けば、ビットコインもレンジから抜けて、上もしくは下へのブレイクが見られるかもしれないので、深夜にかけての値動きに注目です!