利益を最大化するための急騰/高騰時売却タイミングとテクニック
しかし、これと同様に重要となる「売りのタイミング」については、「買いのタイミング」ほど重要視されていないか方もあるのではないでしょうか。
言うまでもなく、投資では「買い」と「売り」の両方がベストだったときにはじめて大きな利益が得られるチャンスがうまれます。
そこで、今回は、売りタイミングのなかでもっとも悩みがちな「急騰中の売りタイミング」について詳しくお伝えしていきたいと思います。
もちろん、ただ1つの(唯一の)正解というものはありませんが、少しでも知識を深めるキッカケにしていただければ幸いです。
急騰時は面白いように利益が乗っていく
それでは、まず「急騰時の売却タイミング」は、なぜわかりにくいのでしょうか?それは、面白いように利益が増えていく、というところに理由があります。
ちなみに、じわじわ上昇するトレンドとは異なり、急騰では、その後の(大きな)値下がりリスクも高くなります。
しかし、そのことがわかっていても、含み益が面白いように増えていくので「もう少し売らずにねばってみよう」という気持ちになってしまうのです。
ここで、そもそもの話になりますが、「急騰中だけど売った方がいいのか?」と迷っている場合には、以下の2つのパターンが存在します。
かなり前に買った暗号通貨が急騰したパターン
まず一つ目は、急騰してから購入したのではなく、急騰する前から購入していたコインが急騰したというパターンです。
この場合、急騰してから購入した場合と比べると安い値段で買っているため、含み益には余裕があります。
そして、中長期投資を前提として買っているケースが多いため、「必ずしも売る必要はない」というのが一般的な回答となります。
しかし、あえて売る選択をしたほうが良いこともあり、それは、日足のチャートを見て「大陽線」が出ている場合です。
なぜなら、その後、一時的に値下がりするケースが多いから。
ですので、もしも急騰中の高く売れるチャンスを逃したくないのなら、保有している通貨の50%ほどを売却し、そのあと予想どおりに値下がりしたらもう一度、そこで安く買い直すと良いでしょう。
ただし、値下がりせずにそのままドンドン値上がりしていく場合もあるため、保有しているコインを100%売却してしまうのはオススメしません。
急騰しているのを見て飛び乗った場合
そして、もう1つは、急騰しているのを見てから買ったパターンです。
ちなみに、一つ目のパターンと比較して、こちらのほうが売却するタイミングをシビアに考える必要があるでしょう。
なぜなら、比較的、割高で通貨を購入しているため、ナイアガラ(暴落)に巻き込まれるとより大きな損失となってしまうからです。
ですので、大前提としてストップロスオーダーを厳し目に設定しておくことをオススメします。※目安は購入価格のマイナス10%
その後、値上がりが期待できそうでも、マイナス10%の損切り注文にトリガーしたらその回は、あきらめましょう。
また、売却タイミングについては「天井を狙わない」ことが重要です。
そして、これらのポイントを押さえておけば、買い圧力の強い相場なので比較的簡単に売り抜けられます。
少し極端に言えば、数パーセントの利益でもよしとし、最大でも10%の上昇で売ってしまうイメージでも良いかもしれません。
出来高が伴っている間に売ってしまおう
そして、上記でお伝えした2つのパターン共に共通して心がけたいのは、出来高がともなっている間に売り抜けたほうがよいということです。(長期投資に切り替える場合はその限りではありません)
通常、急騰は出来高急増と同じタイミングでやってきますので、もし、皆さんが保有するコインが急騰すれば、おそらく出来高も増加しているはず。
そこで「出来高が減少していく前に売り抜けてしまう」というのがリスクを抑えるコツとなるのです。
当たり前の話、急騰はいつまでも続くものではなく、必ず反動で値下がりする時がやってきます。
急増した出来高が減少しはじめると、思ったよりも早く(場合によっては反応している間がないほど)急激に値下がりすることが多いもの。
そして、一番もったいないのは、ナイアガラに巻き込まれて利益を溶かしてしまうことです。
ですので、出来高がともなっている間に売り抜けることが重要です。
ということで、今回は、急騰時の売却タイミングについてご紹介してみました。
共通しているのは、「深追いせずに軽いフットワーク」で向き合うことですので、急騰コインを保有することになった際は、ぜひご参考いただければと思います!